【勝手に人生相談 No.388】母に対して怒りっぽい (福井県・30代男性)
▼ご相談内容▼
実家で兄と2人で暮らしている母が最近、兄が怒りっぽいと電話してきました。
休日に実家に行くと、夕食中のちょっとした会話で兄が突然、母に怒り出し「放っておいてくれ」と部屋を飛び出してしまいました。
母はその後も「うっとしく思われている」と泣いて電話してきます。
どうしたらいいか教えてください。
▼やまのぼ回答▼
お兄さん、お母さんのどちらにも、原因があります。
つまり、子離れできていないお母さんと、親離れできていないお兄さんが、ひとつ屋根の下で、甘え甘やかし合いながら、生活しているから、こんなことになるのです。
簡単な解決方法は、お母さまが子離れすることです。そして、お兄さまを放り出すことです。
このまま、甘えん坊同士の生活を続けていれば、お兄さんの怒りは、エスカレートするでしょう。さらに、一生世間へ出ていけない、甘えん坊の男の子で終わります。
「放っておいてくれ」の、裏側には「放っておかないでくれ」の甘えの本心があるのです。自律できないお兄さまのこの甘えをそぎ落とすには、非日常な修羅場を用意することです。
お母さんは、こころから鬼になるべきです。
着の身着のまま、世間という荒波に、放り込むしかありません。
四の五の言おうが、喚き散らそうが、一切聞く耳をもたないようにすることです。そんな修羅場を避けていては、この関係は断ち切れません。
酷い仕打ちのようですが、母子関係を正常化させる、一番の近道だと思います。
近い将来、きっとお互いで、よりよい選択だったと、思うことでしょう。
お母さまは、やり残した子育てを仕上げるんだと、肝に銘じて鬼になることです。お兄さんを男の子から、立派な大人の男性にしてあげる、最後のチャンスです！
▼次回のご相談予告▼
次回の【勝手に人生相談 No.389】神奈川県・30代男性のご相談です。「転職かとどまるか」を、予定しております。
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