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オリジナル小説@やまのぼ

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<この続き>がどうしても読みたい!と読者を魅了する、連載小説が書きたい! そんな若い頃からの夢に、挑戦続けている古希過ぎた爺さまの小説集です。
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#創作大賞2023

【連載小説】母娘愛 (30)

👈 前回 (29)より読む  張られた立ち入り禁止の帯が、裕子の腰辺りに鬱陶しく纏わりついてく…

やまのぼ
11か月前
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【連載小説】母娘愛 (29)

👈 【連載小説】母娘愛 を 初めから読む 👈 前回 (28)より読む   新幹線99号は、ほぼ定刻…

やまのぼ
1年前
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【連載小説】母娘愛 (28)

👈 【連載小説】母娘愛 を 初めから読む 👈 前回 (27)より読む  前回 (27)までのあらすじ👇…

やまのぼ
1年前
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【連載小説】母娘愛 (27)

👈 【連載小説】母娘愛 を 初めから読む 👈 前回 (26)より読む   恵子はテーブルに出しか…

やまのぼ
1年前
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【連載小説】母娘愛 (26)

👈 【連載小説】母娘愛 を 初めから読む 👈 前回 (25)より読む 【連載小説】母娘愛(25)話…

やまのぼ
1年前
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【連載小説】母娘愛 (25)

👈 【連載小説】母娘愛 を 初めから読む 👈 前回 (24)より読む  8月1日。いよいよ、本番の…

やまのぼ
1年前
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【連載小説】母娘愛 (24)

👈 【連載小説】母娘愛 を 初めから読む 👈 前回 (23)より読む  20時、広島駅で飛び乗った、新幹線のぞみ64号東京行は、三連休の最終日とあって、家族連れでほぼ満席状態だった。裕子は予約していた窓際の席にたどり着くと、やれやれと瞼を固く閉じる。  のぞみ64号は、東京行きの最終便なのだ。  そして、睡魔が襲いかかる前の僅かな時間に裕子は思う。やがて、目覚めたときには、母とのい諍いのすべて、何もなかったことのように、忘れてしまっていたいと。  母の愛情に満たされ

【連載小説】母娘愛 (23)

👈 【連載小説】母娘愛 を 初めから読む 👈 前回 (22)より読む  広島県庁の貸し会議室では…

やまのぼ
1年前
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【連載小説】母娘愛 (22)

👈 【連載小説】母娘愛 を 初めから読む 👈 前回 (21)より読む 「確か・・・この辺りじゃっ…

やまのぼ
1年前
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【連載小説】母娘愛 (21)

👈 【連載小説】母娘愛(20)までのあらすじ 👈 【連載小説】母娘愛 を 初めから読む 👈 …

やまのぼ
1年前
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【連載小説】母娘愛 (20)

👈 【連載小説】母娘愛 を 初めから読む 👈 前回 (19)より読む  山岡ら一行は、県庁の貸し…

やまのぼ
1年前
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【連載小説】母娘愛 (19)

👈 【連載小説】母娘愛 を 初めから読む 👈 前回 (18)より読む 「二週間ほど前のことじゃだ…

やまのぼ
1年前
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【連載小説】母娘愛 (18)

👈 【連載小説】母娘愛 を 初めから読む 👈 前回 (17)より読む 「つまらん!つまらん!こが…

やまのぼ
1年前
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【連載小説】母娘愛 (17)

👈 【連載小説】母娘愛 を 初めから読む 👈 前回 (16)より読む 「ママ、福田から名刺か何か・・・」  言いかけた裕子は言葉を切った。福田に限って、証拠を残すような、そんなドジは踏まないだろう。  遠くからサイレンの音が微かに聞えたかと思ったら、つけっ放しのテレビが正午のニュースを伝えている。 「あ~もしもし!佐伯じゃけど!安佐南区の・・・」恵子はスマホを持ち変えて「いつものセットを、・・・あッ!ちいと待っちょいて!今日は二人前じゃけぇ」恵子は、評判の千鳥屋の宅