PayPayおじさん。


時刻は18時を回ったころ。

某企業での広報業務を終えたぼくは、北千住駅に到着し眠りから覚めた。

我が子のように膝に抱いていたリュックをぐるりと背中に戻し、寝ぼけながら人混みを縫って歩く。

ライターの仕事を片付けなくてはと、連絡通路と接している“いつものスタバ”へ着いた。

しかし、あいにく満席。

想定内っちゃあ想定内だが、やや肩を落として千代田線のホームへと向かった。

「まあ腹減ってたからいいか〜」と、あっさり切り替えられてもいた。


自宅の最寄り駅を降り、スーパーに立ち寄る。

ぼくの得意料理であるナポリタンの生命線、ケチャップを切らしていたからだ。

玉ねぎもピーマンも、そしてウィンナーも、お前の帰りを待っているぞ。

あとは牛乳もカゴの中へ。

ふらふらとレジへ向かう途中、夕方からのタイムセールで安くなった菓子パンが目についた。

無心で2個、これまたカゴの中へ。

牛乳といっしょに、明日の朝ごはんかなあ、とか。

良い言い訳だ。


この時間のレジでは、毎日のように高校生(っぽい人)が多く働いている。

みんなえらい。

ぼくはいつものようにPayPayで支払う。

心なしか、最近支払いのときの対応が、スムーズに感じられる。

「PayPayおじさん」とか噂になっていたら、ちょっと嬉しい。

この感覚が、おじさんかもな。27歳。うす。


ワンルームの自宅に帰る。

炊飯器に残った炊き込みご飯が、ぼくを出迎えてくれた、気がした。

そいつに生卵を落とし、セブンイレブンで買っていたわかめスープと共に食べる。

テレビには、きのう録画した『関ジャム』。

新井恵理那さんが可愛くて、ザキヤマさんが面白い回だった。

初日から、抱く〜。最高に笑った。


そうこうしているうちに、こんな時間。

きょうもなんとかnoteを更新。

あー、これからライターの仕事、やんなきゃな。

録音したインタビューにある自分の声や態度は、いつになったら気にならなくなるんだろうね。

思っていたよりテンション低くていちいちビビる。


明朝の菓子パンのホイップクリームが、今のぼくを支えてくれている。






いつもいつもありがとうございます〜。