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これからは、子どもに「ゆるさ」を与えよう。

「子どもから気付かされることは多い。」

子育てをしているお父さん、お母さんはそう感じることも多いだろう。

私もよく子どもたちに「ハッ」とさせられているひとりだ。


授業にゆるさは必須だ。

オンラインサロンでの月一回の子どもたちへの授業で、
「私の授業の感想教えてー!」
と投げかけました。

「学校とは違って楽しめる!」
「学校では教えてくれへんことを知れる!」
「先生がオモシロイ!」

顔がニヤニヤすることをたくさん言ってくれました。
よく出来た生徒たちです。

最後に回ってきた小5女子が、
これまた私の度肝を抜く表現で、
私の授業の良さをまとめてくれたんです。

「学校の授業はちゃんとしないといけないけど、
先生の授業はちゃんと頭に入ってくるゆるさがいい。」


子どもの頭はパンク寸前。

BASE ベイス 商品画像 ネットショップのコピーのコピー (4)

特別、「ゆるさ」を意識して授業をしているわけではなかったのですが、
学校で求められる「ちゃんと」は求めていないので、
そこに子どもたちは面白さやゆるさを感じたのかもしれません。

人が同時に出来ることってそんなに多くはず。

先生に、
「ノートに黒板を写しなさい」
と言われれば、書くことに集中するだろうし、
「今から問題解いて」
と言われれば、解くことに集中する。

そして、先生から言われたことをする前の大前提に、
「ちゃんとする」
が子どもたちには組み込まれている。

ちゃんとしながら黒板を写す。
ちゃんとしながら問題を解く。
ちゃんとしながら話を聞く。

きっと子どもたちの頭はこんなことでいっぱいなんだろう。
「学び」が入る隙間もないほどに。


「詰め込み」から「隙間作り」へ。

BASE ベイス 商品画像 ネットショップのコピーのコピー (3)

入る隙間がないと、入るものも入らない。
収納だってそうだ。
物を入れる隙間がなかったら物は入れられない。

それと同じだ。
頭にだって隙間は必要で、
「いかに詰め込むか」
ではなく、
「いかに隙間を作るか」

が大事なのだと、生徒の感想から私は紐解いた。

これは先生業、講師業に限らず、
大人が子どもにやりがちなことなんだと思う。

「教えなきゃ!」
「知らせなきゃ!」
「伝えなきゃ!」

知らない間にどんどんどんどん、
子どもから隙間を奪っている。

これからの時代は特に、
「詰め込み」からの脱却が必要だと強く感じる。

私の授業は、隙間風を吹かせながらやっていく。

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