[詩集]ただいま 17 の 2022年12月24日 19:00 詩集 第4弾!!前回の詩集 "すなのひ" に続き気に入っていただけたらうれしいウレシ!!です。[呟き:1]嘘をつく日に吸った空気抜け殻の様つい完璧を求めてる心に高く積もってく街の窓 鱗みたくまた僕らをながめてる視えない夏風 高鳴って季節のページを捲る ーーー ーー ー - - - . うねる夏が閉じてゆく君の顔が 薄れてくうねる夏が閉じてゆく僕もまた 薄れてくーーー ーー ー - - - . 一夏は笹舟で遠い海まで手を振って静寂の街が明けていく愛しい記憶もどこへゆくどこが終点だったかなきっとここではないでしょう慣れた道を振り返る次の季節に触れる肌やかん心の弦を 弾く日々や時計の砂 積もる昼に開いたドアと君の話し声やかんが沸いて しばらくしずか出来たコロッケ 混ぜるコーヒーしゃれたカラスが 雲の海へと肩を寄せて テレビをながめ呟いたり 感心したり何気ないけど あどけないよ向いた顔に 笑う誓いに続け様は 素朴な匂い干した服に 雨がぽつり夕凪 風の便り暮れる日 微かに胸に響いたり紅葉が増えていく街と目が合う何か言葉で表そうとするチャイムの鳴る道を歩幅合わせて哀楽も踊るよ 仲睦まじく他人行儀も過ぎて 馴染みの顔へ水に流す思い出や 仕舞う思い出も数多理想と時に反比例したり 寂しかったりしても何かを食べて蘇る心があったりするのです何気ないけど あどけないよ向いた顔に 笑う誓いに続け様は 素朴な匂い干した服を畳み 明日にあの言葉は喉の奥に涼しい夜をゆらりゆらり続きはまた 朝の街並みおやすみなさい日没の歌陽が深く当たり 紅い色が街を染める家を求めて 人は帰路を行く海辺からも人気はなくなり微かに聴こえる波の音耳に付けたイヤホンからこの景色の様な曲を流すものすごく遠くを行く鳥も哀愁漂わせ過ぎていく今日の陽は沈んでいき薄暗くなっていく周りとそんな空を見上げればそこには半透明の月即興で作った詞と今流れている音楽を合わせて日没の歌を歌うよそれを口ずさむよ"夜に向けて響く声時は今 月の移り目手を繋ぐ自然と自然にしばし夕陽とダンスを踊る"日没の歌 口ずさむ日没の歌 海へ歌う揺らぐ沈む夕陽に話す言葉はこれぐらいしかないけど日没の歌 口ずさむ日没の歌 海へ歌う揺らぐ沈む夕陽に話す言葉はこれぐらいしかないけどそれでも この景色を愛してるそれでも この景色を愛してるCamp"あの星座の名前は何?"夜空に指を向けて話す君細かく星を見ることはそういえばなかったな蠍、魚、羊たち流れ星を手に遊んでる星の刹那の更なる刹那くらいの僕やこの陸は透き通った形だけれども時々、暗がりが沁みていく笑った顔も むかしの方へ行ってしまいそう"哀しい顔しないでよ"そう横から君の声夜空の星とどこへ行こうどれくらい遡れば僕は星々を知れるのだろう永い永い髪の様な銀の河しずかに見上げる透き通った形だけれども時々、暗がりが沁みていく笑った顔も 夢のなかのひとつになりそう"わすれた振りして居ようよ" と側で笑いを溢す君が朝を招いてる朝の顔になる朝日は幼い果実みたいで齧ってみたい薄く浮かぶ雲の味 [呟き:2]影がゆれるカーテンをまるで蛹になったみたいに纏い独り言呟く機械じみるでもテーブルの果実に気付いてた猫に手招きされて湯の気が上る煎じたお茶と時を過ごす冬眠眠れない夜に魚が天の河渡る想像してる眩い鱗は冬の星源流まで白く色めく私も透明傘に映る記録を束ねては名も付けずに風に乗せ現世に似た地のあの人へ魂を撫でる様に都市部の蛍光がなびいてるスワロー憩う夜の畦から浮かべた願い魂を撫でる様にテーブルの上 言葉が踊ってるスワロー似た絵を野原へ儚いしゃぼんに手を振るみたいに喩え虚空も恋しく感じるよ枝分かれのあの葉はいつまでも時代の泥濘の花みたいにきらびやかに残ってる泡沫鉄筋の花が咲いてる様に見ゆる世界に冬の風些細な茎に笑って吹いて 笑って吹いて たなびく鉄筋の花が咲いてる様に見ゆる世界に冬の風些細な茎に笑って吹いて 笑って吹いて たなびく遠い土地で鳴いた鳥と舟を浮かべた旅人我をわすれ枯れ葉の束を抱き なつかしく眠る嘘もまた浮遊するどうにも話の蔵が錆びてく流動する縁は泡沫朱鷺が摘んでるつい前迄 夏でしたつい前迄 夏でした移ろう毎に拭う言葉の隙間にまた冬季を通すつい前迄 夏でしたつい前迄 夏でした移ろう毎に拭う言葉の隙間にまた冬季を通すおもかげ面影をわすれないで近くに愛しさみたいに燻製の匂いが漂っていたの月日の移り目でくしゃみが出た伝書ハトが伝えたかの様にあなたの言葉を感じたららら らるららるら ららら約束は華やかな花をもって表へ出たぎこちない言葉の糸とゆらゆらと月を仰ぐ旅人の目がふいに潤う時ちょうどこの時間の空を見た時ちょうどこの時間の空を見た時[呟き:3]雨ふり曇った窓に線をかいたりして遊んでいればまた絵画みたいに曇っていくそんな日遠くで空に漂っていた雲の形が颯爽と駆ける獣の様に見えたそんな日自分のすきなぬいぐるみの新品を手にいれる夢を何度も見るのですそれだけ2つ目がほしいということなのかなただいま晩夏ばんかの道に麦が笑う帰り際に会釈する狗尾草エノコログサ摘んで、いつも手に振る私たちみたいな人と 半透明の月と滴したたる夕景祠ほこらの傍で変わらず眠る猫同じ街、何れの光景途端、俄にわか雨 若い雨 一夏の終焉と しずかな気楽とそよいだのは 馴染みの声繰り返す“ただいま” どこか憂いの漂う外と 翌月へと継ぐ淡い波長呟く 暮らしの音鳴らした“ただいま” タ凪の様に 心を撫でたなつかしさ春を急いでまた夏も急いだ空はまた疾風はやてのごとく駆け抜けて伝えたりない言葉の欠片も海の渦へ戻りゆく 一夏の終焉と しずかな気楽とそよいだのは 馴染みの声繰り返す“ただいま” どこか憂いの漂う外と 翌月へと継ぐ淡い波長呟く 暮らしの音鳴らした“ただいま” 晩夏の後の影たちよ どうかまた巡る日まで道で摘んでいつも手に振る私たちみたいな人と水面に映る夜と街 心内まで灯ともり囁く 虫の羽音しばらくの“さらば” 繰り返す“ただいま”閲覧ありがとうございます。気になっていただけたら↓のリンクからこれまでの詩集も見れますのでぜひぜひ! 総集編|の|note 詩集などのこれまで投稿したnoteの総集編が見れます note.com ・・・・・・・読みかけの本を僕は棚に仕舞ってペンを持ち 紙に文字を綴っていく何の捻りもない徒然を書き起こし古ぼけた箱のなかに溜めていった偉そうにしていたんだ 仕舞いこむ所くらい中身は全くの薄っぺらさ愚痴の掃き溜めさまだ読みかけの本の影響受けて構想も無しにその日なりの気分で綴ったからさ自分に備わってない可笑しさ誰かを網羅し 零れる笑みが見たい頑なでつまらない僕の頭のなかにユーモアがあればな中身のあること 書きたくなって難解な本を読んでみたり画数の多い言葉をはさめて意味の深い文を創ってみたい頭が良くなって 思いは深層なってみたかった 現状をこえてでも相変わらずな自分なもので頭回しても 頭回しても浮かばないけどなんだかそんなことで笑えてくるのがユーモアなのかな自分に備わってない可笑しさ誰かを網羅し 零れる笑みが見たい頑なでつまらない僕の頭のなかにユーモアがあればな🎅🤶🧑🎄 ダウンロード copy この記事が参加している募集 #スキしてみて 548,191件 #スキしてみて #詩 #創作 #ショートショート #ポエム #現代詩 #自由詩 #散文 #冬 #みんなでつくる冬アルバム #詩集 17 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート