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記憶力が劇的に回復する方法

こんにちは、ラン丸(@sign45917948)です。

最近、忘れることは増えていませんか?

今回は、その予防策、記憶力が劇的に回復する方法について解説していきます。

今日からできる方法で脳をよみがえらせて、思い出せない生活から脱却しましょう。

1)5行の手書きメモが、記憶力低下の予防法

人の名前や作品のタイトルなど、知っているのにどうしても思い出せない経験は、誰にでもありますよね。

そんな症状は、50才前後から起こりやすくなるそうです。

加齢のためだけではなく、単調な毎日を送っていると脳への刺激が少なくなり、結果的に脳の働きが悪くなっていきます。

一説では、20才を過ぎると1日10万個の神経細胞が死滅するといわれています。

しかし、脳を的確に刺激することで、何才からでもパフォーマンスを向上させることは可能です。

必要なことが思い出せないと、記憶が消えたと思いがちだが、そうではないです。

記憶は、

①物事を覚える→②記憶を脳に保存する→③思い出す

という3つの工程から成り立っています。

一度、脳に記憶しても、必要な時に情報を引き出せなければ、思い出すことができません。

その鍵となるのは、“ペンを使ってメモを取る”というアナログな方法。

思い出すことだけでなく、認知症予防に有効なのは、手書きで日記を書くことです。

手書きをするときに、脳内では記憶の形成や想起に重要な役目を果たす海馬から、記憶を引っ張り出します。

そして、記憶を言語化する前頭前野で文章として組み立て、指先を繊細に動かして書くという作業を行います。

手書きという何気ない作業ですが、脳はかなり刺激されます。

手書きと比較して、スマホやパソコンで文字を打ち込む時には、決まった法則でしか指を動かさないため、脳はあまり刺激されません。

日記と言っても、いきなり長い文章を書かなくてもいいです。

日記自体は、箇条書きで5行で充分です。

慣れれば1分で書くことができます。

2)5行日記には2つのメリット

この5行日記には2つのメリットがあります。

1つは、インプットされた情報を整理し、それを書き出すというアウトプットにより、限りある脳の容量が空くことです。

脳には、入ってきた情報を一時的に保存し、優先度をつけて処理する「ワーキングメモリ(作業記憶)」という領域があります。

メンタリストDaiGoさんもワーキングメモリの重要性を唱えています。

#1「ワーキングメモリーを鍛えるテクニック」
https://ch.nicovideo.jp/mental/blomaga/ar1762711

このことから、ワーキングメモリは“脳の司令塔”と呼ばれています。

家事をしながら次の予定を立てて、かかってきた電話に対応したりなんてことができるのも、ワーキングメモリのおかげです。

しかし、同時に処理できる情報はせいぜい7つ程度。

しかも50代になると5つほどに減ってしまうことがわかっています。

ワーキングメモリの容量は限られているため、たくさんの情報を抱えるとメモリの働きが鈍くなり、都度必要な記憶を引き出しにくくなります。

やるべきことの優先順位をメモしたり、仕事を人に任せたりしてワーキングメモリの容量を空けると、脳が活発に働いてくれます。

3)5行日記の例

5行日記は、その日に起こったことを朝から順に思い出し、以下のように箇条書きにするだけでもいいです。

・天気
・食べたもの
・服装
・何をしたか
・一日の感想

とても簡単な作業のように思えますが、書く内容の取捨選択が行われるので、脳がフル稼働して活性化します。

ただし、毎日続けることが大事です。

その理由は、記録を残すという前提で行動するようになるため、充実した生活に変化してくるというメリットもあるからです。

4)脳に定着しやすい「エピソード記憶」

5行日記のもう1つの利点は、「一日を思い出す」ことにより記憶が定着し、引き出しやすくなることにあります。

記憶には大きく分けて、意味記憶エピソード記憶の2種類があります。

「意味記憶」とは、一般的な知識などに関するものです。
例えば、歴史の年号や英単語などがこれに当てはまります。

覚えようと努力しないと覚えることができず、また、覚えたとしても思い出しにくいのが特徴のひとつです。

対して、「エピソード記憶」とは、簡単にいうと思い出のことを指します。感情を伴った記憶は、定着しやすいだけでなく、容易に思い出すことができます。

つまり、記憶を引き出しやすくするためには、できるだけエピソード記憶として覚えた方がいいです。

エピソード記憶として覚える時、感情を司る扁桃核という部位が働きます。

扁桃核と、記憶を司る海馬が結びつくことで、明確な記憶となって定着するのです。

5)思い出話が認知症治療になる

認知症治療の1つに、回想療法があります。

これは、思い出を語ることで認知症の進行を遅らせ、精神的な安定を図る心理療法のことです。

思い出を語る時、脳内ではエピソード記憶が引き出されています。

つまり、回想療法も日記と同じで、エピソード記憶を引き出す訓練になっています。

懐かしい昔の話をすると、人は心地よさを覚え、感情が動きます。

それによって感情を司る扁桃核が刺激されるのです。
認知症になると、扁桃核は、記憶を司る海馬より先に萎縮し始めます。

つまり、扁桃核を刺激することにより、認知症の進行を遅らせたり、予防したりすることができます。

子供時代のこと、趣味のことなど、テーマは何でもいいです。

認知機能を維持するためにも、思い出話をして、扁桃核を刺激してあげるといいでしょう。

6)思い出せなかったノートも効果的

日記のほかにも認知症予防に効果的な方法があります。

その1つが、思い出せなかった時のノートです。

思い出そうとしても全然出てこない言葉でも、できるだけ自力で思い出す努力をするといいです。

関連事項を思い浮かべていくと、いくつかは見つかります。

そのように脳内でタグづけされ保管されている言葉を探す時、脳はフル回転し、あらゆる場所が刺激されます。

また、思い出せない言葉には、人それぞれ傾向があります。

ド忘れしてしまった単語や事柄を“思い出せなかったノート”に記録し時々見返すことで、弱点を見つけ補強することもできます。

7)新聞のコラム書き写し

新聞のコラム書き写しは、脳だけでなく文章力も鍛えられて一石二鳥です。

新聞のコラムは起承転結がしっかりしているので、勉強になります。

もし、新聞を取っていたら、書き写す習慣をオススメします。

とっていない方は、インターネット検索をしたら掲載している新聞社もあるのでチェックしてみてください。

記事を読んで書き写すことを繰り返すと、ワーキングメモリが鍛えられます。

また、スマホやパソコンの変換機能に頼らず書くことで、忘れていた漢字が書けるようになってくる。文章力もアップします

もう手遅れだと悲観する必要はないです。

脳は何才からでも進化します。

まずは、続けられそうなものから始め、脳に刺激を与えてあげましょう。

今回は、以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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