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創作エッセイ

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創作活動に関することや、制作を通じて感じたことをまとめています。 不定期更新です。過去記事も時々加筆修正しています。
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(制作の中で)美術は救いではなかった

【タイトル絵 「オリーブを喰む鳥(部分)」】 美術(創作活動)のおかげで今の自分や生活が…

(制作の中で)つくるよろこび

制作を続けて10年 美術大学を卒業したのが2014年3月。あっという間に10年経ちました。 気が付…

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(制作の中で)絵を描く事は治療、美術館は病院

【 作品「天狗鼻と、ぐでり」 2023 】https://no5kobayashi.buyshop.jp/items/71914684 "作者…

(制作の中で)「少しづつ」と「過去の栄光」

 時々、必要に駆られて過去の作品を見返します。先日1年前、2年前の作品を見返していたら率直…

(雑文)感覚のバルブ

先日、小沢健二のライブ「So kakkoii 宇宙 Shows」に行ってきました。 本来は2020年6月開催予…

(制作の中で)「納得いく絵」 と 「好きになれる絵」

絵を描いている最中に、昔描いた絵や、好きな作家さんの絵が頭を横切る事がときどきあります。…

(雑文)「料理をしながら」

先日、油絵画家・今井麗さんの画集「MELODY」を眺めていました。実物の絵を拝見した事はないのものの、画集に並ぶ朝食のトーストや果物、ぬいぐるみなどの手に届く範囲のモチーフ(※1)を描いた作品群から、目を留めてしまう魅力を感じました。 絵の中のモチーフに対する目線が、普段生活している中で、特に意識せずに身の周りの「物」を認識している、その感覚・情報量を思い起こします。一見するとすっきりと描かれているけれど程よく「雑味」が残っていて、そこに情報量のリアリティを感じるのかもしれ

熱い取材を受けた話(と、だべり)

タイトル絵:『トムソーヤの冒険』を読んだ後に描いたらくがき (2020.7) 4月下旬〜5月上旬に…

(雑文)素朴な功名

【タイトル絵:アブダクション(部分)2021】 コロナ禍も1年経ちました。私自身は変わったよ…

(雑文)だらだらつづり宣言(とその訳)

 そこまでカチッとした文章が書けるかは怪しいものの、最低限のマナーでメールやりとりをした…

(雑文)ある八月の「おっ」

 4年前の八月。東京国立近代美術館へ「吉増剛造」展を観に行きました。六月に一度訪れていた…