灼熱の夏に駆け込んだケーキ屋さん【鹿児島：かき氷】

長い長い雨があがったと思ったら、溶けてしまいそうな暑さ

そんな今日はかき氷の旅に出掛けることにした

ここは学生の頃、よく通ったケーキ屋さん

フルーツたっぷりのケーキから、焼き菓子まで

味覚も視覚も臭覚も全部ひっくるめて幸せにしてしまう

そんな大好きなケーキ屋さんが”かき氷”をはじめたと聞きつけ、久しぶりに訪れた

車を停め、マスクを着用し、いざお店へ

「店内は”５名まで”」とコロナ対策にも気を配られており、”かき氷”と書かれた暖簾に煽られながら、店の前で少しだけ待った

コンクリートからの熱も伝わり、かき氷より早くわたしが溶けちゃうんじゃないかって心配しながらも、幼い子供のようにわくわくが止まらない

なんていったって、ここのケーキ屋さんはわたしにとって特別で、長年絶大な信頼がある

”かき氷が食べたい”から来たのではなくて

大事なのは、”ここのお店のかき氷が食べたい”ということ

かき氷の種類は四種類

マンゴーミルク、イチゴミルク、桃みるく、シャインマスカットミルク

「こんな幸せな選択肢、選べないに決まっている！」と自分で分かっていたため、

下調べの段階で「桃にしよう！何があっても今日は！桃に！！します！！！」と昨夜から決めていた

それでもいざ店内へ入ると美しすぎる他３種類にも心が揺れたが、できるだけ他は見ないようにし、食い気味で”桃ミルクのかき氷”を注文

あの誘惑はとても危険で全種類頼みたくなるが、一人で食べきれる量ではないため、一度お経を唱えるか、説法の本を持ち歩くことをお勧めします

頑張って我に返りましょう

そうしてわたしの手元に無事受け渡った桃ミルクのかき氷

存在感のある桃が散りばめられ、ミルクと絡んでいる

それはもはや宝箱のように眩しくて、あっという間に過ぎ去ろうとしている夏になんとか駆け込み乗車できた気分

急いで車に戻り汗だくのままクーラーをMAXにして食べたかき氷は、笑っちゃうくらい美味しくて、一生”美味しい”と”しあわせ”を繰り返した

「桃にして良かったな」ってご機嫌で帰ったけれど、あとの3つを選んでも間違いなく同じことを言っていたはず

あと３回、汗だくで暖簾を眺めるところから始めなきゃ

夏、待っててくれてありがとう

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フルーツの量惜しみねえ！！！最後までめちゃめちゃ美味しいかき氷ありがとう！！！のお店:

【cake house APRICOT(アプリコット)】

鹿児島市荒田

駐車場あり