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学年下位常連から国公立大へ受かった方法(メンタル編)

受験生のみなさん、受験生の家族のみなさん、こんばんは。


12月に突入し、センター試験も近づき、外は寒いし、街は煌めきだすし、今一番精神的にもきつい時期だと思う。

えらいね。よくここまでがんばってきたね。

まずそれだけで100点満点はなまるをあげたい。


ここまでがんばってこれたのだから、あとは自分との闘い。どうやってモチベーションを保つか。


”知識”は努力次第で増やすことができる。

成績を大幅に上げることも努力で乗り越えてきた人は多いと思う。

勉強法はここでは語らないが、いかに”自分に合った勉強法”を見つけて問題を解くことに”慣れる”ことが大事か、ここまでがんばってきた皆さんならもう十分に知っているだろうから。


ここまで積み上げてきてこれたら、最後の1か月やそこらで急激に成績を伸ばすことは、よほどじゃないと難しい。

だからこそ、模試の成績で数字として大きな成長が確認出来ないから、不安になっいるかもしれない。早くも自分にがっかりしているかもしれない。


でも、そこで勝手に”おわり”を決めていいの?

自分次第で強制終了にしてしまうなんて、これまで頑張ってきた自分はなかったことにしてしまうのと一緒。



まだ始まってもいないから、終わらす必要なんて全くない。全く。



もし、ここからのやる気が中々でなかったり、自尊心や自己肯定感が失われているかもしれないと思ったら、まずはこれまでやってきたことを思い出してノートに書いてみよう。出来るだけ具体的に。

こんな感じに。

「○○大学過去問集 完了
単語100問 暗記突破
○月○日数学150/200 目標達成!」 

受験勉強はとても孤独を感じるし、”頑張り”が目に見えずらいから、こうして文字に起こすことで「凄いじゃん、わたしこんな頑張ってきたんだ」ってまずは自分を認めてあげてほしい。


こうして点数の伸びや、こなした問題数の数、解いた時間等の分析にもつながるし、分析していくとことで「この数か月このテキストばかり解いていたから、違うものも解いてみよう。」「長文読解を解く時間をもっと短縮したいから、1日にこなす量をもう少し増やそう」というように、取り組む要領や時間の使い方も効率があがる。


できれば今からでも、毎日記録することをお勧めする。その日こなしたことを記録することは5分もあれば充分だし、日記感覚で書くことができ、更に自信につながる。

”その日こなしたことを記録する”ことが簡単な人は、

〈”その日こなすこと&目標”を前日かその日の朝に書き、一日の終わりに”達成”できたかどうかをチェックする〉

ことにも幅を広げて、実践してみてほしい。もっと言えば一日の終わりでなくても、達成する度に項目を消していってもよい。

例えば、勉強を始める前にこんな感じで書く。



12/7(土)晴れ
・英単語10個覚える(10回ずつ書く⇒明日の朝覚えているかチェック)
・古文漢文間違った問題の分析訂正
・数学○○テキストP125~139
・長文読解 制限時間30分×4問
・模試解き直し⇒解説まとめ(世界史)


これはわたしが実際に大学受験の際に約半年間続けたこと。毎日達成して証として、自分で書いたノルマを線ですーっと消すとき、なんだかすっごく気分がいい。自己満だからこそ続くし、自己満だからこそ良いのだ。



ちょっとしたことだけど、こういう”ちょっとしたこと”が明日のモチベーションにつながるし、来週の自分の支えになってくれたりする。


それと同時に周りのちょっとした言動で不安にも不快にもなるから、家族の協力をどうかお願いしたい。”協力”といっても自分たちの神経をすり減らすようなことしなくて大丈夫。むしろ”教育熱心”だと自覚している親御さんほど、つい”余計なこと”を口走ってしまい、子どものやる気を奪ったり、無意識に傷つけてしまうこともある。

そこにあるのは”親心”であって、”愛”であって、”悪意”は一切ないのに。


でもどちらもいっぱいいっぱいだし一生懸命だからこそ、ここで”ズレ”が生じるのはあまりにもリスクが大きすぎる。


だからこそ、特別なことはしなくていいから、ただただ”見守ってほしい”。

出来るだけ勉強に関して口出しせず、”見守ってほしい”。


それが何より、子どもにとっても有難いし、支えになる。


それでも”何かしないと気が済まない”のであれば、部屋を暖かくしてあげたり、夜ご飯には好物を時々出してあげたり。”それだけ”と物足りなく思うかも知れないが、これらの言動は傍からみたら決して”それだけ”ではないし、むしろ普段のお仕事や家事をこなした上でしてくれる行為として充分すぎる。お父さんお母さんも一緒に頑張ってくれてる。それは本当に誇らしいことだから。


時にはそんな家族の想いも届かず、反抗的なことを言ってしまうかもしれない。

頑張っている子どもたちの代わりにわたしが謝ります。ごめんね。

そのときばかりは、少しだけ大目にみてほしい。


そして、”孤独”と戦っていた受験勉強も、本当は一人じゃなかったんだ!といつか気付くから。




余談だが、高校の廊下に飾られていたセンター試験までのカウントダウンカレンダーを、毎朝一番に登校してめくることが楽しみで、そのために早起きも頑張っていた。その分、朝の勉強時間も増えたし一石二鳥。

でも、後から登校してくるみんなは、もう既に”めくられているカレンダー”に気付いているかもどうか分からないし、めくられていて当たり前になっているくらい重要じゃなかったかもしれないけど、

「あれ、わたしが毎朝めくってるんだよ!ふふっ」

と作ってくれた人と自分だけの秘密みたいで楽しくて一日の気力にもなった。


そんな自分だけの”ルール”もモチベーションをあげるコツかもしれない。



この冬を乗り越えたら、それぞれの”春”が訪れるから。

さぁ、ラストスパート。







初心者ですが、これからの活動費にさせて頂けたら嬉しいです。最後まで読んでくださって有難うございました!