鹿児島の夏に外せない癒しスポット 【唐船峡 そうめん流し】
夏になると、必ず行きたくなる場所【 そうめん流し 唐船峡 】
みなさんが知っている ”流しそうめん” は、鹿児島では”そうめん流し”
半分に割られた竹に流されるのではなく、丸い装置の真ん中にざるを置き、勢いよく回る水流にのってそうめんが回り続ける
もはやこのスタイルの方がメジャーかと思って育った
それが鹿児島の”そうめん流し”
鹿児島県民の「そろそろ唐船峡に行きたいねぇ」は、”夏だね”の隠語です(?)
そのくらい地元民が愛する”唐船峡”
東京に住む友人が以前鹿児島を訪れ楽しかったらしく、
「また行きたいと思ってるんだけどおすすめある?」
と聞かれ 「夏なら唐船峡!!!!!」と即答したら
「それ、鹿児島旅行の最中にも地元のひとにおすすめされたけど、結局行かなかったんだよねぇ~。”そうめん”がどうしてそんなにおすすめなの?」
と言われた
盲点だった
『そうめんを食べてほしい!というより【唐船峡】という場所が素晴らしいのに伝わってないんだ・・・!!!!』
と寂しい気持ちと、これは唐船峡の魅力を伝えきれていないわたしたち県民に責任がある(?)と感じたので紹介しようと思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
鹿児島中央駅から、車で約一時間。
(県外の方はレンタカーがお勧めです。鹿児島の観光スポットは駅から遠い場所が多いので。)
鹿児島県本土のほぼほぼ最南端に位置しているため、少し時間はかかりますが、太陽が美しく反射する錦江湾、迫力ある桜島を横目にしながらのドライブは前座には贅沢すぎるくらいに楽しませてくれる
駐車場に着くと緑緑しい森を背景に年季の入った厳かな門が、わたしたちを迎え入れる
「着いた~!!!!」と思いっきり背伸びをしたくなるこの瞬間
ここからが始まりである
木々に囲まれながら、引き込まれるように長い階段を下りていく
地上なんだけど、地下街のような独特の雰囲気
例えるなら、ジブリ作品の「千と千尋の神隠し」の世界感に近いわくわく
木漏れ日、水の音、周りを取り囲む緑
全てが心地よくて、コンクリートの暑さをふと忘れる
鯉が両端に泳ぐ水路を通りながら奥へ奥へと進み、先に席を決める
その後テーブル番号を伝え食券を購入したら、席まで食事を運んできてくれるというシステム
わたしはいつも決まってA定食
そうめんに鯉こく、マスの塩焼き、刺身、おにぎりが付いてくる
メインのそうめんは、グルグル回るタイプなのでグループごとに楽しめる
取り損ねても何度でもチャレンジできるし、”そうめんを流す要員”もいらない
鯉こくは身があつく濃厚で、ぐびぐび飲んでしまう
マスの塩焼きは....もう......”言わずもがな”ですが、控え目に言って最高
大自然の中で食べるそうめんは、絶品
「そうめん流し??そうめんでしょ??わざわざ一時間以上かけて行く必要ある???」
なんて、もう言わせない
いや、一度言ったら間違いなく虜になる
お腹いっぱいになったあとは、ゆっくり散策を
食事エリアと反対方向へ進むと、自然を上手く取り込んだまた素敵な景色があります
奥には小さな鳥居があるので、おみくじもひいてみたり
元気に鯉たちが泳ぐ中に、サメがいるのは幾つになっても興奮する
ナチュラルにサメがいるんです。本当です。
池には落ちないように気を付けて下さい
女子旅、デート、家族旅行…どの場面でも本当におすすめです
そうめんをここまでテーマパーク化できるのは、本当にすごいことだと思うし、これからもずっと愛される場所であってほしいと願っています
実は、そうめんを五感で楽しめる癒しスポット
唐船峡以外にも県内にいくつかあるので、それはまた後日、紹介します。
今後鹿児島県民が”そうめん流し”をお勧めしたら
「そうめん?家で食べられるしなぁ~」と流さず、
食事だけでなく、美しい自然、雰囲気、大切な時間をより輝かせてくれるものだということを伝えたいのだと、頭の隅に置いていてください
豊かな緑で食べるそうめん流しは、特別なんです
堪らなく、パワーをもらう
毎年お盆休みとかは食券売り場には行列ができ、一時間待ちとかも度々ありますが、今年はそうもいかないですね
お店側も感染対策を徹底しながら営業されています
半屋外のようなところではありますが、行かれる際は自分たちがまずしっかり徹底した対策の元、楽しんでもらえたら嬉しいです
コロナがおさまったら、県外の方、海外の方々もぜひぜひ、そうめん流しで”鹿児島の夏”をご堪能ください
ちなみに、唐船峡のつゆはネットでも買えちゃう
上京したときも、夏は実家から送ってもらっていました
今年行けなかった人、気分だけでも味わって。
初心者ですが、これからの活動費にさせて頂けたら嬉しいです。最後まで読んでくださって有難うございました!