農業の魅力発信コンソーシアム

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農業の魅力発信コンソーシアム

私たち「農業の魅力発信コンソーシアム」は、農業や地方移住に関連する事業を展開する企業7社が、農林水産省が実施する補助事業「農業の魅力発信事業」を活用して、全国の素敵な農業者たちと一緒に「職業としての農業の魅力」を発信していく共同事業体です。

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  • ロールモデル

    農業の魅力発信コンソーシアムの考える農業のロールモデルとは、若者たちが「農業」を職業として捉えられる機会を創造するために、その農業者の存在を知り、繋がり、出会い、触れることでより具体的に自分事として職業としての農業の魅力を感じ、次の一歩を踏み出す大きな一押しとなる憧れの存在へと繋がるような農業者たちです。日本全国にはすでに、若い世代を中心に農業をビジネスとしてとらえて成功している農業者や、農業を通じて高いQOLを実現してる農業者たちなど、それぞれの更なる目標に向かってイキイキと農業に取り組まれている農業者たちが多数います。ここでは、そんな全国の素敵な農業者たちを紹介します。

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農業を、憧れの職業に。

「農業の魅力発信コンソーシアム」とは1.コンソーシアムの目的 現在、農業界では、農業従事者の減少や高齢化が急速に進行しており、 農業の生産を維持していくためには、これまで農業には縁の無かった方を含め、農業にチャレンジする人たちを増やしていくことが重要です。 これまで農業とは縁がなかった方々が農業に関心を持つきっかけをつくるために、「実際に農業現場で活躍している農業者の姿を通じて、他の職業にはない農業の魅力を知らせることが重要」という共通の意識を持つ企業が結集し、「農業の魅力

    • 杉川 一二美/Agriすぎかわ

      女性も主体的に経営に取り組めば、農業はもっと楽しくなる・・・家族経営協定を締結 ■プロフィール  香川県小豆島で保育士として働いていた20代のころ、青年団の交流会で未来の夫となる将登(まさと)さんと知りあい、1991年に結婚。  娘2人が生まれてからは、子育てや家事をしながら、夫と両親について作業を手伝ううちに、農業の面白さにハマり、もっと勉強したいと希望するようになる。  1999年、家族経営協定締結を機に農業改良普及員を先生に勉強会を設立。自分も経営を担う一

      • 大沼 ほのか/大沼農園

        12歳で東日本大震災を経験。帰郷後、思い出の栗園は無くなっていた。「復活させたい!」 ■プロフィール  1998年、宮城県南三陸町歌津(うたつ)地区で生まれる。サラリーマンの家庭に育つが、祖父が水田を持っていたので幼少期から親戚が集まって田植えや稲刈りなどの作業を手伝うなかで育つ。  12歳で東日本大震災に被災。仮設住宅に入れなかったため、北海道江別市に受け入れもらって、2年間を過ごす。南三陸町に帰郷後、父が地鶏の平飼いを行う「田束(たつがね)山麓 自然卵農園」を開始

        • 高木 明日香/株式会社たかき

          バナナが熊本県八代市の新たな特産になったら面白いなあ・・・ ■プロフィール  江戸時代(1824・文政7年)から続く農家の7代目として、1991年に生まれる。東海大学第二高校(現東海大星翔高校)卒業後、東海大学農学部(阿蘇キャンパス)に進学して、作物学を専攻。  2014年の卒業後、父が経営する「株式会社たかき」に入社、その年に農薬を取り扱い、販売できる「毒物劇物取扱責任者」の資格を取得。その後に「農産物検査員」の資格も取得する。  2017年結婚。父が購入した農地

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          佐藤 勇介/所沢ゼロファーム

          愛車ランボルギーニのトラクターを駆使して、所沢の農業を元気にしたい! ■プロフィール  埼玉県所沢市出身。サラリーマン家庭に育ち、社会科の教師を目指して武蔵大学人文学部 日本・東アジア文化学科の東アジアコースに進学。途中休学し、2年をかけて、北米とヨーロッパ以外の国・地域を訪問したのち、大学に戻って教職課程へ。  在学中に同級生の実家である農家を手伝う経験を通じて、農業に興味を持つようになる。卒業後、本格的に農業の道に進むべく、県の農業大学校で1年間、さらに「いるま地

          佐藤 勇介/所沢ゼロファーム

          椋本 和明/椋本営農

          自分だけが儲かるのではなく地域の未来を考えなければ…。それが本当の集落営農 ■プロフィール  京都・舞鶴で7代続く農家に生まれる。京都府立東舞鶴高校卒業後、海上自衛隊に入隊。教育隊を経て、調理を担当する給養員を希望するが、整備の仕事に配属され、護衛艦や補給艦で勤務する。  1年の大半を海外で過ごす生活だったが、日本にいる時は実家の水田を手伝うなど農業にも携わる。自衛隊在籍中に調理師免許を取得し、硫黄島への航海業務では調理を担当する夢も叶えたことで決心が固まり、45歳で

          古谷葉子&浩平/ちづの農家 旬菜屋

          インストラクターから司会にラジオ・・・農業の枠にとらわれず自由に活躍 ■プロフィール 古谷葉子さん   京都府綾部市のサラリーマン家庭に生まれるが、食糧危機になったら作る側になりたい、という思いから農業大学校に進学、果樹園芸を学ぶ。  卒業後は農業法人に就職、ホテル内の菜園の仕事などに従事するが、1年半ほど働いて退職。その後、スポーツクラブに転職し、子供の頃から得意だった水泳のインストラクターとなる。ここで夫となる浩平さんに出会う。  その後、コミュニケーション力を

          古谷葉子&浩平/ちづの農家 旬菜屋

          大石 亘太/ダムの見える牧場

          牛の放牧によって作られる草原の風景に魅せられて・・・ ■プロフィール  島根県松江市の公務員家庭で生まれ育つ。小さな頃から動物好きで広島大学生物生産学部に進学。在学中に隠岐(おき)諸島を旅行した際に、牛が道路に寝ている放牧風景に感動。卒業後は山口県の畜産振興協会に就職。  2012年、生乳の自然な風味を生かすために日本で初めてパスチャライズ(低温殺菌)牛乳を販売した木次(きつき)乳業が行った放牧酪農家の募集に合格。  Uターン・Iターンして一次産業に従事する人を対象

          大石 亘太/ダムの見える牧場

          石川龍樹&咲姫/いしかわ製茶

          農薬不使用のオーガニック茶葉で海外輸出に活路を見出す!欧米が注目 ■プロフィール  愛知県豊田市で祖父が開拓した茶園を守る茶農家の3代目。1970年代、2代目の父が農薬を一切使わない栽培を山間部で開始し、1995年には抹茶農家として日本で初めて民間のオーガニック認証を取得している。  3代目の龍樹さんは、自動車産業が盛んな豊田市ということもあって、子供の頃から農業にコンプレックスを抱いて育つ。高校時代に、友人に誘われて始めたボクシングに夢中になり、愛知学院大学進学後に

          石川龍樹&咲姫/いしかわ製茶

          黒田 浩太郎/クロファーム

          パティシエやシェフが調理したメニューのおおもとを自分が作っているんだ ■プロフィール  生姜(ショウガ)の生産量全国2位と、晩白柚(ばんぺいゆ)の産地で知られる熊本県八代市で、生姜と柑橘農家の2代目として生まれる。幼い頃から両親とともに生姜の収獲などを手伝い、「農業はキツイ仕事」という印象を抱いて育った。  母の母校である熊本農業高校に進学し、さまざまな農家のもとで研修したり、授業で桃の栽培を1年かけて経験したことで、就農への意欲が高まる。卒業後は熊本県立農業大学校で

          黒田 浩太郎/クロファーム

          林 孝憲/フィールドマスター合同会社

          物理的にも経営的にも広がりのある持続的な農業を目指して、どんどんチャレンジしていきたい ■プロフィール  1980年、熊本県八代市のい草農家に生まれる。八代高校を卒業後、熊本大学理学部生物科学科に進学。  卒業後は大学の先輩から紹介された株式会社生科研に就職。九州地方で肥料の現地試験や土壌分析の説明、調査報告、提案、販売などを担当。  2012年、岡山に転勤し、中国地方で果樹農家の営業を担当しながら土壌医2級の資格を取得。  2016年には台湾や韓国を担当するよう

          林 孝憲/フィールドマスター合同会社

          奥山 和宣/CRAS

          大規模集約型とは正反対の、手間暇かけた農業こそ、成果が出るし、差別化できる ■プロフィール  1985年、秋田県湯沢市で、「三関(みつせき)せり」を栽培する農家に生まれる。大曲農業高校、秋田県立農業短期大学(現在の秋田県立大学生物資源科学部 アグリビジネス学科)に進学。  卒業後は秋田県内のスーパーマーケットに就職。そこで農業の可能性を感じて農家になることを決意し、2011年、奥山農園の3代目となる。  三関果樹勉強会の会長、湯沢の農業近代化ゼミナール「楽農喜族Yu

          桑原 健太&茜/やつしろサニーサイドファーム

          将来は中国市場に進出したい!地域の農業基盤を取りまとめる役割を果たしたい! ■プロフィール  熊本県八代市の特産で、国内最大の柑橘として知られる晩白柚(ばんぺいゆ)農家に生まれる。  農業は祖父母が行っていたが、父は農政局、母はJAに勤めていたため、子供の頃は農家を継ぐつもりはなかったものの、農家ばかりの地域に育ったため、農業への関心は高く、明治大学農学部に進学。  授業や農業系のサークル活動を通じて農作物を生産したり、販売するなどの経験のほか、「緑のふるさと協力隊

          桑原 健太&茜/やつしろサニーサイドファーム

          花島 綾乃/Organic farm AYAZEN-綾善

          農業を始めたのは食育のため。子供が食べたことのない野菜を少しでも減らしたい! ■プロフィール  千葉県松戸市の農家に生まれ、幼い頃から弟と二人で畑で泥遊びをして過ごすような子供だったが、農業を継ぐつもりはなく、高校生の時に父が他界したことで、実家は離農。  専門学校在学中に、子育て中の友人に勧められたことをきっかけに、無農薬の野菜栽培を目指そうと決意する。2017年2月、23歳の時に、父が残した畑で母と弟、飲食店に勤務していた婚約者の隼さんと3人で無農薬野菜の栽培を開

          花島 綾乃/Organic farm AYAZEN-綾善

          諌山 郁美/斑尾ぼたんこしょう保存会

          地域おこし協力隊から地元の伝統野菜の保存活動に転身! ■プロフィール  1991年東京生まれ、埼玉育ち。東京農業大学で栄養学を専攻。 大学4年の時、先輩の実家の桃農家に1週間、住み込みで働いて、初の農業体験をする。卒業後は学校給食調理員として、埼玉県と東京都内の学校で計6年間勤務。  同時に副業として、都電荒川線沿いにあるカフェ「都電テーブル」でホールスタッフとしてアルバイトしたり、食育イベントを企画。  2019年、ゴールデンウィークを利用して志賀高原の山小屋でア

          諌山 郁美/斑尾ぼたんこしょう保存会

          清野 友之/マスニ農園

          リンゴを作るだけじゃダメ。基本はホスピタリティー。客に訴求するブランディングに力を入れる ■プロフィール  材木業を営んでいた祖父・清野恭平氏が農業に魅力を感じて始めた果樹園の3代目として生まれ、中学時代には就農を決意。園芸高校から千葉大学園芸学部に進学して、種苗技術などを学ぶ。  卒業後は首都圏に展開するスーパーマーケットチェーン「コモディイイダ」で青果担当として働きながら、消費者の購買行動を観察。  結婚を機に1年で退社し、帰郷後は山ノ内町の果樹園で剪定や摘果な