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最近つまらないなと感じる理由

つい先日職場の後輩(20代前半)が、

「最近つまんないんですよねー」

とボヤいていた。


理由を聞くと、「刺激がないから」とのこと。

仕事がラクで人間関係は悪くないし、給料もそこそこなので割と満足しているそう。
なんだけれど「つまらない」らしい。


なぜ20代前半の若者がそう感じるのか。

その要因について深堀ったときに、3つのことが挙げられたので書いていく。


1.圧倒的田舎

都会と比較すると、圧倒的に刺激の差が大きい。また単純に遊べるところが少ないし、人も少ない。

そんな中で仮に高卒で地元の会社に就職したとしたら、地元のコミュニティのみでの生活となってしまう。

そうすると必然的に交友関係は狭まり、刺激が年々失われていくことになる。


2.SNSのアルゴリズムによる趣向の固定化

インスタグラムやX(旧Twitter)、YouTubeを開けば様々な情報が溢れかえっている。

けれどいつの間にかスクロール画面には同じ様な投稿ばかり。

それはSNSのアルゴリズムにより、視聴傾向に合わせておすすめが表示されているからだ。

そういう投稿を見ていくと止まらなくなってしまう。特にTikTokやYouTube shortsのような短い動画は、その傾向が強い。けれど次の日には内容のほとんどを忘れてしまう。

SNSアルゴリズムに趣味嗜好を完ぺきに把握され、毎日似たような投稿を見続けている状態がつまらないわけがない。

ただ理解していても抗えないのが辛いところだ。


3.ホワイトな職場

僕が働いている職場は俗に言う「ホワイト企業」だ。

誇張抜きでそう思うし、事実満足度は高めだ。

だがそれは働き方改革が進んだここ数年の話で、過去はブラックな一面もあったんだ。

しかし、最近入った後輩たちはそれを知らない。

一回り違う僕たちからすると老害発言かもしれないが、ずいぶんぬるま湯に浸かっているなと感じる。

その環境が今はスタンダードなんだろうけれど、本当にそれでいいのか?と思うんだ。


今の若者たちが仕事について、どんなふうに考えているのか正直わからない。

だけれど仕事をラクだと感じているのであれば、よほどの有能でない限りは大した仕事を与えられていないし、事実能力値も大したことないだろう。

仕事への本気度が低いために「つまらない」に繋がっているのだと思われる。


会社がホワイト化することで、「つまらなくなる若者」の爆誕率を高めてしまうんだろう。


つまらないはチャンスと考えよう

上記3つの要因には、「環境」という共通点がある。

いま自分が自ら掴み取った「環境」がつまらないのであれば、変えるしかない。


ただ、すべてを変えろと言っているわけではなくて、できるところからやっていけばいい。

つまらないと感じているということは、変化のタイミングなんだ。

これをチャンスと捉え、楽しい!と思える人生にしてほしい。



自分の世界は、自分で変えなければ/千秋真一(のだめカンタービレ)

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