くまざわゆい

1991年生まれ/イベント制作/かろうじて会社員/考察/歌う方のゆず/Youtube/…

くまざわゆい

1991年生まれ/イベント制作/かろうじて会社員/考察/歌う方のゆず/Youtube/映画

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アラサーが仕事の話をするからちょっと聞いてほしい。

突然だが、私はイベント会社で働いている。 「イベント会社」と聞いてどんなイメージを描くだろうか? ライブのような興行系の催事をやっているイメージが強いが、私が生業としている「イベント」はちょっと違う。 私たちが取り扱うイベントの主催者は「企業」でイベントの実施目的はブランドのイメージアップや商品の販売促進である。 例えば、飲料メーカー…。 そうだな、ペットボトルのお茶飲料のキャンペーンがあるとしよう。 お茶についてるシールを集めて応募したら限定イベントに招待される、みたいな

    • あまりにもエモすぎる。

      生まれ育った町で 高校の同級生と焼肉を食べた。 解散するには早い時間。 あのM-1のあのネタどんなだっけ、なんて 二人で入ったネットカフェの個室。 21時からナイトパックで8時間。 気がついたら二人とも寝落ちして、 触れた手には気づかないフリ。 朝4時に車で外出。 車の中で流れるANN。 この時間が惜しくなってほんの少しのドライブ。 二人で自転車で通った春の大橋。 夏、車窓から見る、明け方の大橋。 校舎は建て替え、校庭に立つプレハブ。 あの日のままのコメダ珈琲店。 あ

      • 面白い人間になりたい。

        最近、縁あって人前でお話しさせていただく機会が度々ある。 プレゼンテーションをやったり、対談(というのか?)を配信したり。 顔の見えない相手に向かって喋って、それを後から誰かが聞き、時差を経てリアクションをもらう、というのはなんだか不思議な気分だ。 スペースなんかは前からちょこちょこやってきたけどあんまり「他人に聞かせるための喋り」を意識したことはなかった。 先日、高校時代の同級生と会った。 元々マニアックな人だったけど、最近じゃ共通の趣味を持つ人が集まる場所で講演したりし

        • どうしよう、PEOPLEのLiveが一番好きかもしれない。

          ゆずのライブ参戦歴、はや10年以上。 どうしよう。PEOPLEが一番好きかもしれない。 敗れた夢とハリボテのYUZUTOWNから、もう一度希望を見つけに行くPEOPLEへ。 YUZUTOWNまでは、自分達も街並みも変わってしまうことが哀しいことだったのに、PEOPLEを見ると変わっていくことが素晴らしいことに感じられる。 BIGYELLに感じた悲壮感はなくて、ささやかだけど暖かいPEOPLEは今欲しかったLiveだった。 エールソングを歌う国民的歌手であるゆずが、国民のため

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        アラサーが仕事の話をするからちょっと聞いてほしい。

          10年越しに『何者』を完結させた。

          基本的にホラーには強い。フィクションであればグロ耐性もある。 でもあまりにも怖くて、グロくて、読み切ることができなかった小説がある。 それが朝井リョウの『何者』だ。 いろいろなところで『何者』の話をしてきたから、私のことを良く知る人は「こいつすげぇ『何者』好きじゃん」と思ってるかもしれないけど、実は読み切っていなかった。申し訳ない。 何度読み始めても大手広告代理店の試験を受けた後に拓人と瑞月が電車で帰るあたりで中断してしまう。 まぁまぁ大人になった今ようやく読み切ることがで

          10年越しに『何者』を完結させた。

          バレンタインのトラウマ。

          中2のバレンタイン。 私はチョコレートを47個もらった。 アイドルの学生時代の武勇伝みたいな話で全男子から羨望の眼差しで見られそうだが、残念ながら中2女子だった当時の私にとっては超トラウマで最近ようやく笑い話にできるようになったエピソードだ。 私はとにかく目立つのが嫌いな子供だった。 写真に写るのも嫌いだし、誰かの前で何かをするのも苦手。学校内でもなるべく目立たず過ごすよう心がけていた。休み時間は図書館に行き、図書館が好きそうなメンバーと地味に過ごしたり、美術部の部室に入り

          バレンタインのトラウマ。

          SexyZoneよ、早く次の国民的アイドルに即位してくれ。

          去年、人生初めてファンクラブに入った。 15年以上追いかけ続けているゆずでも、国民的スーパースターになった嵐でもない。 SexyZoneだ。 (そのあとすぐゆずの輪にも入ったので許してください) あんまり他人にそんな話をするタイプではないが、 伝えた5人中5人に「え、今、SexyZoneですか?」と言われた。 そう、今、SexyZoneが熱い。 私は「嵐のファンであることをやめてしまった話」というnoteを書いた。 https://note.com/nkya_3dvtr/

          SexyZoneよ、早く次の国民的アイドルに即位してくれ。

          というわけでワーケーション始めました。

          もう既に30歳。 8年前から住んでいる都内のアパートは家賃6万3000円の1K。 トイレの電気がつかなくなって早5年。 引っ越したいけど部屋のグレードを上げる程、給料は向上してはいない。 駅徒歩5分で、風呂が広くて、ウォシュレット付きのトイレがあって、家賃が安い部屋に住みたいよぉ。 そんな夢物語叶うはずない、と思いきや、あっさり叶う。 そう。3年前に駅チカのマンションに移転した実家だ。 そもそも会社が都内だから都内に住んでたわけで。 月二回の出社でほとんどリモートワークな

          というわけでワーケーション始めました。

          「お大事にね」が嫌い。

          「熱がでました」 体温計の写真を添えて。 社内のチームLINEにとあるメンバーから入った連絡。 そこに続々とつく「お大事にね」の返信を眺めているうちに吐き気がした。 私は「お大事にね」っていう言葉が嫌いだ。 あえて文章にすると自分が斜に構えた人間すぎてびっくりする。 「ハウアーユー」に「アイムファインセンキュー、エンドユー?」と返すようなもの。 私たちは人生のどこかで、誰かから体調が悪いという申し出があったら、お見舞いの言葉として「お大事にね」と言うことを学んだはずだ。

          「お大事にね」が嫌い。

          まだまだ世界は終わらない。

          あけましておめでとうございます。 「年末年始は仕事」が定着して早数年。 今年はいよいよ休みかと思いきや現場です。 12月31日仕事納め、1月1日仕事始め。 流石に出張先での年越しは初めてです。 このご時世。仕事があることはありがたい。 ホテルの部屋で一人。 ひっそりと2020年から2021年にアップデート。 駅前は雪の影響で人影もまばら。 ソーシャルディスタンスはめちゃくちゃ守れてます。 2020年の最終日。 嵐のライブを見ながら、ようやく本

          まだまだ世界は終わらない。

          あぁ、今、風に吹かれた。

          私が初めて買ったCDは「栄光の架橋」のシングルだ。 通学路にある小さなビデオ屋で、レンタル落ち50円。 アテネオリンピックが終わった2004年の秋だった。 中学二年の私は、全校生徒300人の小さな学校で50人の女子が所属するバドミントン部の部長をしていた。 栄光の架橋を買ったのは顧問の先生からの勧めだった。 我が家には音楽を聴く習慣は無かった。 唯一聴くのは父親の車の中ぐらい。 だけど中学一年の頃に父が倒れてからは車に乗ることもなくなっていた。 低血糖症だとか、若年性アル

          あぁ、今、風に吹かれた。

          脱・責任感宣言

          去年、私は己の責任感と完璧主義に殺されかけていた。 これは決して比喩ではない。 自分に対して「~してはいけない」「~すべき」とルールで縛りまくって疲弊していた。 ルールが守れない自分を減点していって立ち直れないぐらい落ち込んでいた。 その時に書いていた文章を持ってきた。 幸か不幸か、コロナ禍によってやりたかったけど苦しかった仕事は吹っ飛んでしまった。 だから、ここに書いているのは過去の話だ。 気合と根性と世間体で生きていくことに限界を感じた当時28歳が書いたリアル。 今はこ

          脱・責任感宣言

          結局、大人になってからの方が楽しいんじゃないだろうか。

          今日はたこパしてきた。 たこ焼きパーティー、略してたこパ。 思い返してみたが、友達の家でたこパをしたことなんてあっただろうか。 もしかしたら29歳、初めてのたこパ。 インスタで「たこパ、イェーイ」って言っている人を羨ましいと思ったことなんてないし、私がフォローしている人は誰も「たこパ、イェーイ」なんて言っちゃいないのだが、とりあえずポートレート撮影したたこ焼きの写真をアップしてしまった。 とんだ浮かれ野郎である。 「大人になったら友達を作るのは難しい」学生時代から色々なと

          結局、大人になってからの方が楽しいんじゃないだろうか。

          景色が綺麗な音楽が好き。

          音楽を聴く時、音で聴く人と文字で読む人がいるという。 私は圧倒的に文字で読むタイプだ。 だからって音を聞いてないわけじゃない。 文字情報を音を聞きながら頭の中で映像化する感覚で音楽を聴いている。 だから好きな曲の好きな理由を考えるとき「見える景色が綺麗だから」っていう理由が上位に入ってくる。 もっと幼くてもっと語彙力がなかった頃、この感覚を他人に伝えて理解されなかったことが沢山あったから、音楽の話をする時に景色の話をすることはやめてしまった。 私の中でもっとも景色の綺麗な歌

          景色が綺麗な音楽が好き。

          コロナ禍で仕事全部ぶっ飛んだからライザップ始めた。

          7月某日。 社長からメールが入り緊急招集されたZOOM全社会議。 「会社、年内しか持たないかもしれない。 あと4ヶ月以内に結果を出さなきゃいけない。」 真剣に語る社長の話を聞きながら私は考えた。 「4ヶ月あったら何ができる?」 4ヶ月は短いようで結構長い。 カップラーメンも作れるし、算数ドリルも終わる。 その時に視界に入ってきたのが、しゅはまはるみさんのCMだった。 「あ、会社あるうちにRIZAPやろ」 やりたい→実行の軽やかさには定評がある。 その日のうちに面談日の予約

          コロナ禍で仕事全部ぶっ飛んだからライザップ始めた。

          猫の話。

          10年前。19歳の頃。 アルバイトしていたコンビニの駐車場で生まれた子猫をもらった。 あの時の自分が何を考えていたのかはもう思い出せない。 それまで飼ったことのある動物は金魚ぐらい。 何度か犬を飼いたいだの、猫を飼いたいだの親に話したことはあったが、その度に躱されてきた。 でも、その時は「飼いたい」ではなく、勝手に「飼う」と決めてしまった。 我が家は祖父、祖母、父、母、私の5人家族だった。 家族団欒なんて遠い昔。 私が中学に上がる頃にはもう家族はボロボロだった。 壊れかけの