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コロナ禍で仕事全部ぶっ飛んだからライザップ始めた。

7月某日。
社長からメールが入り緊急招集されたZOOM全社会議。

「会社、年内しか持たないかもしれない。
あと4ヶ月以内に結果を出さなきゃいけない。」

真剣に語る社長の話を聞きながら私は考えた。
「4ヶ月あったら何ができる?」
4ヶ月は短いようで結構長い。
カップラーメンも作れるし、算数ドリルも終わる。
その時に視界に入ってきたのが、しゅはまはるみさんのCMだった。
「あ、会社あるうちにRIZAPやろ」
やりたい→実行の軽やかさには定評がある。
その日のうちに面談日の予約をした。

日々頑張っているはずなのに、身についてくものほど目に見えない。
唯一実感できるのは脂肪だけだ。
ここだけの話、実は学生時代から7年で30kg太っている。
就活時代のスーツはちっちゃすぎてもはやギャグである。でも捨てられない。
自分のことにあまり興味がないので、太ってようが痩せていようが別にどうだって良いけど、太ってることで面白いってなるタイプのキャラクターじゃない自覚はある。
いじりづらいデブは絡みにくいので、肝っ玉母ちゃんみたいにキャラ変するか痩せた方が良い。
個人的にはキャラ変するより痩せる方がハードルが低い。

そんなわけで、RIZAP生活が始まって1ヶ月と1週間。
正直痩せました。
初回計測からだとマイナス8kgぐらいだけど、開始前のピーク時から比べると約10kgぐらい。

こんなに順調な理由は、引きこもり生活によってストレスが少ないってことがある。
他人と会って話さなきゃいけない、という状況が一番ストレスなので、不用意に誰も話しかけてこない今はめちゃくちゃストレスフリーだ。

目の前で怒られている人も、誰かの失敗も、陰湿な悪口も視界に入らない世界は幸せだ。

ストレスがない→酒に溺れない→暴食しない→ちゃんと夜寝れる→痩せる
なんと健康で文化的な生活サイクルでしょうか。

余談だけど、一人の時間がないと生きられないけど一人で引きこもり続けると病む人は、普段「自分が他人を求める量<他人が自分を求める量」なんだと思う。
需要と供給のバランスが崩れるから疲れているだけでわがままでも人間嫌いでもない。
世の中「自分が他人を求める量>他人が自分を求める量」で悩む人の方が多いから、なかなか理解されなかったりするけど。

生活には良い影響がたくさん出ている。
体力がついたからか体重が減って足への負担が減ったからか、立ちっぱなしの現場でも疲れにくくなったし、疲れも抜けやすくなった。
あと、日常のちょっとめんどくさいことに対してポジティブになった。
他に欲しいものないけどトイレットペーパーが切れそうだからドラッグストアに行こうかなぁーでもめんどくさいからコンビニで買っちゃおうかなぁ...いっかぁ通販で、みたいな時にすぐにドラッグストアに向けて出発できるようになった。
あと、バドミントンがめっちゃ上手くなった。
ところで週5でバドミントンしてる私は一体何を目指しているのだろう?もはや部活じゃん。

ライザップ開始時に掲げた目標には「自分を肯定できるようになる」「頑張りすぎない」と書いている。
私はオタク活動以外は熱しやすく飽きやすい短期集中型の人間だ。
熱してる時はほっといても勝手に頑張るという過去のデータ蓄積があるのでその辺りは自分のことを信用している。
だがしかし気を抜くとストイックすぎる状態に陥って勝手に高い目標を掲げて挫折してしまうので「こんぐらいのミスは発生するっしょ?」と最初からゆとりを持たせておくことが大事だ。
ミスすらも予定調和とすることで苛立ちを軽減する。
30歳を前にして徐々に自分自身の扱い方がうまくなってることを実感する。

「頑張っている自分が好き」は「頑張っていない自分は嫌い」の裏返しなので、頑張れない時も肯定できるようにならないと本当に自己肯定感が高いとは言えない。
この危うい息苦しさ、ないとーVlogを観てるとわかるんだけどなぁ。
いざ自分のこととなると難しいものだ。
ライザップは目的ではなく手段、ということを念頭におきつつ、日々進んでいきたいです。

あ、たまには仕事もします。
がんばります。

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