見出し画像

クラウドファンディング企画の反響とオールユアーズ木村さんとの出会い

 とてもドキドキして迎えた公開初日。朝からそわそわしていました。Emeraldはじわじわと広がってきたバンドなので、きっとじわじわ、ゆっくりと伸びていくのだろうと思っています。コミュニティは早めから参加するほど面白いと思うので、気軽に参加してほしいと思いつつ。初日からきてくださった方々には感謝が尽きません。2/7に最初のコミュニティ招待を行います。少人数の初々しい最初のコミュニケーション。なんかワクワクしてます。

ありがとうございます。

今週は、マニピュレータの藤井健司さんが急な患いでお休みしたり、ギターの磯野氏が風邪をひいたり、色々とあったんですがバンドとしては毎日何かしらのトピックの共有があって楽しい一週間でした。また、オールユアーズの木村さんとの出会いや、Muserという面白いチームとの出会いなどがあって、楽しかったですね。

クラウドファンディングについてツイッターでエゴサーチしてみたところ、幸せな反響がいくつかありましたので紹介します。

ついでに配信サービスのリンクも。
聴きながら読んでみるなんてのはいかがでしょう?

ーーーーー


Emeraldを気にかけてくれているリスナーのリアクションはもちろんのこと、noteのPRチームに取り上げていただいて、、これは結構嬉しかったですね。noteというサービスは、ここそのものが「表現好き」のコミュニティに近い雰囲気があってですね。ネームバリューなどに一切囚われず、素晴らしい文章や漫画、イラストはもちろん、何かをおっぱじめた人や自分を知ってほしい人を積極的にフックしていくような雰囲気があります。以下の記事がnoteのお気に入り記事に入ったことで、多くの方が読んでくれたようで、これは実はすごくいい体験でした。Emeraldを知らない人に聞いてもらえる機会があったような気がします(あったらいいな)。noteでよかった。

この記事はTwitterでの告知をしないまま、note内のみにあげたのですが、多くの「スキ」を頂き、沢山のフォローがありました。ありがとうございます。

ーーーーー

色々着々と書き進めつつメンバーの紹介なんてのも始めました。


僕はEmeraldが僕一人が全部やってるみたいに思われちゃうと勿体無いなと思ってて、まさにアジャイル開発さながら、全員が制作工程に深く入り込んでるEmeraldの制作スタイルは、かなり価値が高いスタイルだと思っているんですよね。僕がむしろそこに気持ちよく乗っかっているような場面も多いんです。メンバーの人となりが伝わるような人懐っこい書き方を心がけましたが、それぞれがバンド内でかなり重要な役割を果たしてることが伝わるのではないかと思います。今の所鍵盤の中村龍人とベースの藤井智之だけだけど、随時上げていこうと思っています。

クラウドファンディングを始める前からせっせと書いていた文章をマガジンに納めていくようなこともしています。

noteに合った表現ができているか悩ましい部分もあったり、少し重たいかな?なんて思いながら掲載してきました。

なんでクラウドファンディングを始めたいと思ったのか?
なぜレコードなの?
なぜコミュニティなの?

などの自問自答の経緯が書かれていたりします。
僕らの人となりを知らない人には、少しばかり重いかななんて思って、今少し更新がとまっています。

ーーーーー

オールユアーズ(ALL YOURS)木村さんとの出会い

最初はこの記事だったんです。

この記事がいろんな意味で衝撃的で、でもこの衝撃的な人物と、そのあと直接会う本人が当時は繋がっていなくて、「すごい人がいるんだな」という感じだったんです。

その後です。

これでnoteの記事を見たのが、先日僕が紹介した以下の記事

こちらの記事に書かれている言葉を再度引用

「ファッションに気を使っている場合じゃないくらい、やりたいことがある人へ。ファッションなんかより、大事なことがある人へ。かっこいいのは、あなたの服じゃない。あなたのやっていることだ。それを助けるツールとして、僕たちのプロダクトを提供したい。」

これに心をぶち抜かれた僕はお店に足を運ぶことにした。

池尻大橋の駅から少し歩いたところに位置するお店は風通しのいい、シャレすぎていない「商店街のブティック」でした。真っ白い壁にはプロダクトを作るマインドマップがあったり、、。ラボのような雰囲気もありつつ。よく見ていくとサイズ展開が豊富で絶対体に合う一品が見つかりそうな雰囲気が。

「色落ちしないずっと真っ黒の黒ズボン」
「一緒に洗った洗濯物の匂いまでとれるTシャツ」
「濡れてもすぐ乾くワークパンツ」

他にも魅力的かつ痒い所に手が届くプロダクトが並んでいる。ウール製品の上手な洗濯の仕方などが図解でわかるようになっていたり、縮んだりする理由などがきちんと書かれていたり。

そこで直接ご本人に会うことができてお話できた。

木村昌史(きむら・まさし)|1982年群馬県生まれ。大学在学中より大手アパレル小売店で勤務。そのまま社員となり、店長やバイヤー、商品企画などの業務に携わる。その後、大手アパレル卸企業に勤務した後、2015年7月にアパレルメーカー「ALL YOURS」を設立。“インターネット時代のワークウエア”を掲げ、24ヶ月連続クラウドファンディングプロジェクトとして隔月でさまざまな商品を発表している。同社は、2018年に「第36回 毎日ファッション大賞」の大賞候補にもノミネートされた。

あとで気づくことになるのだが、同い年だった。

クラウドファンディングの事、コミュニティの事、木村さんの事を調べれば調べるほど、聞きたいことがたくさんあった。

でも、直接話した僕らは、音楽の話、洋服の話、結局大好きなSNOOZERの話笑。好感度アップの為に連れて行った2歳の娘とも遊んでくれて、自分が恥ずかしくなるくらい、まっすぐで、柔らかく、芯がはっきりした人のような気がしました。音源を渡したんです。そのEmeraldのCDのお返しに、木村さんが熟読していた本。何度も読み返した本をくださった。そしてパンツとTシャツを2枚買った。

そんな数日後、クラウドファンディングの発表を見た木村さんが電話をくれた。そして会って話そうとなって、会いにいった。

ここからがすごくて、、。

木村さんは自分の店よりずっと手前で何となく自分が来るのを待っていてくれて、おおー!となったわけです。

「会わせたい人いるんですよ!お茶しましょう!」

と、目の前のバーに連れていかれたわけです。

えらくイケメンなマスター
人の温かみが行き届いた店内

話を聴くとなんとマスターは、僕の前バンドの曲を、当時よく聴いていたという話だ、、、。

初めて木村さんに会ったその後、お店で田中宗一郎さんのRTの話から始まり、僕の話をしてくれたらしい。すると、、、「その人知ってる」と。なんなら店でいつも流している、、と。

なんだこの偶然は、、。

そこから話に花が咲いて。色々な話をしました。

それでね、そのマスターを深掘りしていくと、、。
只者ではないわけです。面白いこと、ワクワクすることに身も心も投げ出せる、木村さんに負けず劣らずのクレイジーガイでした。

その紹介はまた後日。

世の中すごい人達がいるもんだ。世の中はガンガンすごい人達が、目をキラキラさせて、汗を流しながら、自分の夢に向かって迷わず闊歩していたんだ。僕はといえば歌しか歌ってない。今自分には何ができるかな。遅れを取り戻せるかな。木村さんとマスターと、真昼間から日が落ちるまで話しながら、そんなことを思ったという話です。

とりあえずレーベル代表になった。
練りに練ったプロジェクトを作った。

怖くて、ドキドキする。でもバンドを始めたあの日から、人生で2度目、自分が今一番やりたいと思う事を思い切りやっている。そればっかり考えている。

Emeraldの過去作をレコード化する

今それが一番やりたいって、なんでだと思いますか?

僕がやってるEmeraldってバンドは、誰がすごいとかじゃなくて、そこにある音楽が、奇跡的にすごい。結果的にすごい。自分で言うなって?彼らといたら、きっと僕の気持ちはわかるはず。とても奥ゆかしくおとなしいバンドで「俺たち最高!」と言うことよりも、「次どんな曲作る?」ばかりの人たちで、「届ける」が得意な人たちではないのです。だから野に咲く美しい花のようにずっとシーンに佇んでしまうわけです。でも本当は知って欲しい気持ちがちゃんとあるんです。ただ思っていたより職人よりの人たちだった。

このバンドは前バンドがなくなった後に、藻屑となった自分を、もう一度引っ張り上げてくれた。そして成長させてくれた。家族に出会わせてくれた。そんなバンドの音楽が、形として、思い出として、僕や誰かのように、今日を夢中で生きている人達に届いているのかを知りたい。届けたいと強く思ったわけです。

熱苦しくない、おくゆかしい音楽なんだけど、その中にはさまざまな思いがサウンドになって練り込まれている。そして、どう考えても、普通のバンドには作り得ない、グルーヴがある。そのグルーヴは天からのギフトだ。あまりにも当たり前にそのグルーヴがあるものだから、あえて声高に自分達の存在を誇示する事もせずに、そこにあり続けてしまう。

それは奇跡なんです。当たり前のように感じるかもしれないんですが、あんまりできる事じゃないんです。

僕はそれを伝えるストーリーテラーになりたいと思った。その共有をレコードとしてファンの方々との間に形に残しておきたい。

邪魔くさい、大きな、再生も面倒な、そんなアイテムをあなたの部屋に、大事に飾って欲しい。何より僕が一番ほしいw

ストリーミングで聴く音楽は、コンビニやマクドナルドの美味しいコーヒーみたいに気軽に楽しんでもらって。家ではコーヒーをガリガリ削って、ポタポタ落とすみたいに、ちょっと丁寧にレコードを聴いて見てほしい。たまにね。そんな気分の日に。そういう時間の豊かさは、きっと毎日を少しだけ前向きにします。

試しに音量を上げてみたら、今まで聴こえなかった音が聴こえたりする。どれだけ上げても、柔らかくて温かいサウンドが部屋を包む。アナログという言葉さながら、本当にそこに鳴っているかのように錯覚することもある。

そんな体験を、なんなら皆さまと体験したい。
現場で説明したっていい。
一緒にプレイヤーを選びに行ったっていい。

CDは、大事な友達へのギフトに。最近はディスクドライブが付いてないパソコンも増えたから、聞けない人もいるかもしれないけれど。

プレイヤーで聴くCDのサウンドは、レコードにはないパンチが手軽に味わえて、気持ちがいい。ストリーミングに慣れている人の耳には、コンプレッションされたパチパチのサウンドが高解像度で押し寄せる感じが、少し情報過多に聴こえるかもしれない(ストリーミングは音数が少ない方がいい音で聞こえる)。でも実は、アレンジや編曲、ボーカルディレクションなどの細かい仕事を迫力で味わうことができるメディアです。鼓膜をパツンと刺激する感じを味わうなら、CDは圧倒的に楽しい。レコード以降、許容量に限界のあるCDに、音を収めようとするために進化した録音技術と言うものがあって、今世の中に溢れている多くのサウンドはそこに根付いてる。そんなことを考えながら聴くのも楽しい。

もう一度、ちょっと立ち止まって、あなたの好きな音楽を、そしてEmeraldを聞いてみてほしいなんて思うわけです。グラフィックを手にとって、接してほしいなと。

昔に戻ってほしいとかじゃなくてね。

音楽は誰かの生活を直接変えたり、世話したりできる類のものではないけれど、コーヒーや洋服やインテリアと同じ「衣食住」に関わる生活必需嗜好品であると思います。それぞれのメディアに合った聴き方や楽しみがある。今は昔ほどお金もかからず楽しめる。

一番の望みはEmeraldの音楽が続いていくことです。

そしてその道すがらを、様々な人たちと共有しながら、豊かに過ごして行きたいんです。売れるまで歯を食いしばって活動するとか、必死で応援するとか、Emeraldらしくないんですよ。すでにとても豊かな人たちだから。「今」なっている音が常に豊かな人たちだから。そして成長し続けている。必死に戦って勝ち取る成功もあるし、僕らもそうする必要があればするのかもしれない(でも見えないところで戦ってるしね)。でもそれだけじゃなくてですね。ナチュラルで自然な広がり方や、届け方があってもいいなと思う。広げることと同じくらい、目の前のあなたに届けることが大事なんですから。

届いた人たちと緩やかにつながりながら、大きな流れのなかにふわふわといい気分で漕ぎ出して行きたいんです。

伝わるでしょうか?

また長くなってしまいました。

ーーーーー

それでは今日も良い音楽ライフを!!!

Emerald / Maypril Records 中野陽介

ーーーーー

Emeraldの自主レーベル「Maypril Records」よりクラウドファンディングプロジェクトがスタート!

この記事が参加している募集

noteでよかったこと

温かなサポートは他のノートのサポート始め、外で書く際のコーヒー代などに当てさせていただきます。