【詩】西日

白い夜に足が生えて
青い空に逃げていった
朝の澄んだ空気を
きちんと汚していく人の営み
適当な答えを言えば
よかったのかもしれない
帰り道が分からなくなることも
もうめったにないし
夕方の澱んだ空気を
きれいに焼き払っていく赤い西日
いつもより世界が眩しく見えるんだ
気のせいなのは分かってる




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