【詩】星と駆け落ち

いつのまに髪を切ったの
全然知らなかったし
君ならあんな服は
着たくないはずだと思っていた
思い出せないことは
思い出せないままにしておきたい
たとえるなら
水星と金星が駆け落ちしたせいで
太陽に一番近くなってしまった地球
嘘のほうがいつも優しくて
それはそれは悲しいけど
忘れものを思い出せた僕は
運が良いのだと思うことにするよ





読んでくださりありがとうございます。 サポートしていただいた分は、作品や文章の制作(材料・資料代など)に使わせていただきます。 よろしくお願いいたします。