見出し画像

魅了され続ける鍵は描写?


今日は昔から大好きなアーサー・コナン・ドイル作 
「 シャーロック・ホームズ 」について考えてみた。


ホームズは架空の人物ながら、ギネスブックに
最も多く映画化された主人公」として記録がされています。
この事実から今なお、世界中にファンの多い小説の一つと言ってもいいのではないでしょうか?

どうしてシャーロック・ホームズは人々を魅了し続けているのでしょう。
それは1冊の短編からも見えてくるかもしれません。


コンプリート・シャーロック・ホームズ にある翻訳より
ボヘミアの醜聞(シャーロック・ホームズの冒険)から見る

描写

・完璧な思考力と観察力をかねそなえた最高の機械。
・理詰めに作られている心。
・完全調整済みの精巧な精神。
・あらゆる社交形態を非常に嫌い。
・何物にも縛られない奔放な精神。
・部屋にこもっている。
・精神は激しく上下していた。コカインと大いなる野望、薬物のけだるさと
 生まれ持った激しい活力、この二つが毎週のように入れ替わった。
・犯罪の研究に強く引き付けられていた。
・途方もない能力とすさまじい観察力。
・警察がお手上げになった事件を解決するのに忙しかった。

・トリンコマリーのアトキンソン兄弟の奇妙な悲劇を解決した。
・オランダの王家に対して繊細かつ成功裏に任務を果たした。
・背が高く痩せた。
・あごを胸にうずめ手を後ろに組んで、せかせかと勢いよく部屋を歩き
 回っていた。
・事件の手がかりを夢中で追っている。
・もし何百年か前に生まれていたら、確実に火あぶりになっていただろう。
・ククッと一人笑いをして細い手を擦り合わせた。
・説明した推理の過程があまりにも簡単。
・話はいつもばかばかしいほど単純で、自分でも簡単にできそうに思える。
・推理の手順を一つ一つ説明してくれる。

・見て観察している。
・データがないときに理論を組み立てるのは重大な誤りだ。事実に合う
 ように理論を組み立てる代わりに、事実を理論に合うようにゆがめて
 しまう、気が付かないうちにね。
・この上なく鋭い推理をするという評判。
・ヨーロッパで最も活動的な探偵と言われていた。
・長年にわたって 関係する人物や出来事のあらゆる記事に要旨を作ると
 いう一つのシステムを採用していた。
・すぐに情報を引き出せないという出来事や人物はほとんどなかった。
・状況を素早く把握した能力は見事。
・鋭く切れる推理力。
・解決困難な謎を解くために素早い巧妙な手段をとる。
・不変の成功。

・失敗するという可能性はまったく脳裏をよぎらない。
・驚異的な変装術。
・単に衣服を替えたというだけではない、表情、しぐさ、性格全体が演じる
 べき新しい役柄に応じて完全に変わっているように思える。
・犯罪の専門家になった時、演劇界は優秀な男優を失い、同時に科学界は
 鋭い理論家を失った。


小説に出てきた順に羅列してあります。
1冊の短編にあるシャーロック・ホームズを描写した表現ですが、これらを見るだけでもシャーロックホームズの小説に興味を持つのではないでしょうか。様々な描写をしてあることで人物像が想像しやすくなっていることも魅力の一つなのではと考えました。



引用

画像1


Buy me chocolate♡ 私にチョコをください♡