季節の食卓 | 牛肉とししとうのにんにく塩炒め
近ごろ地元野菜の直売所に行くと、色鮮やかで美味しそうなツヤツヤのししとうが目に留まります。ピーマン、パプリカ、なす、ししとう、万願寺とうがらし。ナス科の野菜を思い切り楽しめる季節がやってきましたね。
なかでもししとうは、うちの夫が大好きなので、つい毎回のように買ってしまいます。ピーマンともまたちがった独特の味わいは、暑い日の食卓にぴったり。今日は、そんなししとうメニューのなかでも簡単で美味しいメインおかずをご紹介したいと思います。
にんにくも入った、なかなかのスタミナメニューです。
旬のししとうの美味しさはもちろんのこと、ゴロゴロ入った丸ごとのにんにくも暑い時期には楽しみな具材。スタミナもつくし、なんと言っても味わいにパンチがあります。
火の通りにくいにんにくですが、事前に皮ごと電子レンジにかけてある程度やわらかくしておくと、火の通りも早くて手早く作れます。辛みが取れ、ホクホク感や甘みも増して◎。
その後、ごま油でジュクジュクさせながらしっかり中まで火を入れて、香りを移したら一度取り出しておきます。
あとはフライパンで、表面が少し火ぶくれするくらいまでししとうを焼いて。この火ぶくれ加減が、美味しさの決め手ですよね。
そこに牛肉を入れて、塩・こしょうをきつめに振って炒め、最後に先ほどのにんにくを戻し入れたらもうできあがり。
できました。お好みで糸唐辛子をのせて。
噛みしめるたび旨みが広がる牛肉。牛肉って、実はこうして塩・こしょうで食べるのが一番好きかもしれない、と個人的には思ったりします。
そこに、香ばしく炒めたししとうの心地良い苦味。果肉のほのかな甘み。そしてゴロゴロ入ったにんにくは、ホクホクとろける味わい。
塩・こしょうだけのシンプルな味付けですが、具材それぞれの美味しさがよく引き立っていて、まさしく旬の味わいが楽しめます。
暑い日に、これは美味しい。ご飯にもビールにも合う、そんなひと皿です。
▼詳しいレシピはこちら。
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