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たった2週間で辞めた、社会人デビューを果たした職場

大学を卒業したのは2016年4月。浪人や留年はせず、一般的な形で大学を卒業したので、この時点で年齢がバレる。

8年前の今頃、もうすぐ4月が始まるという段階で、本当に本当に朝を迎えるのが嫌だった。多分、これから社会人になる学生さんも、同じような気持ちなんじゃないかなあと思う。

それでも毎日が過ぎ去って、迎えた2016年4月1日。楽しかった大学生から社会人になった。新卒で入った会社だった。
そして2016年4月14日、その会社を辞めた。


あんまり詳しく書いたらヤバいかもしれないので、入った会社の業種については書かない。一つ言えるのは、何にもやりたいことなんかなくて、「いつかスポーツトレーナーになれたらいい」と思ったとき、この会社ならその道が目指せると知って入社した。

入社が決まったのは大学卒業式の1ヶ月前。本当は大学卒業後、お金を貯めてトレーナーの専門学校に行くことを考えていたけど、周りは普通に就職。それで焦ってしまった。とりあえず就職しないとと思った。それがすべての失敗のきっかけだった。


詳しい研修内容も書けないが、一つだけ覚えているものがある。
「自分の名前を101%の声量で出してくれ」
というもの。辞めたから言うが、アホなんじゃないかと思った。

同じ研修を受けていた30人が全員、講師から合格をもらうまで次の研修に進めない。結果、その研修だけで12時間を要した。
その次の日に何人かが来なくなり、自分もその流れに続いた。


今でこそフリーランスになり、ライターとしてもスポーツ実況アナウンサーとしても、いろいろ仕事をいただける立場になった。けど、当時は真剣に死ぬことを考えた。

周りは社会人として頑張っているのに、自分は2週間で辞めて。しかもその後はフリーター、ニートの繰り返し。30歳までには死んでるだろうと思っていた。


だから、昨年に30歳の誕生日を迎えたとき、
「よくここまで生きてこれたなあ」と自分に感動したのを覚えている。


はじめての仕事がうまくいかなくても、なんとかなったりする。4月から社会人になる学生さんには、このことを強く伝えたいと思う。

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