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坂本龍馬が企業の面接官だったら

今日はクライアントとの会話の中で頭によぎった想いに関して。
相変わらずこういう考察が好きなんだなと思う。
ただ、好きな人物の紹介や経歴をなぞるだけではなく、僕が学んだこと、実践したこと、感じたことを併せて紹介する。
学んで実践してアレンジして、自分なりにブラッシュアップしていくことが歴史を知ることだと思う。
危ない。また歴史好きが高じてつらつらといきそう。

面接官だってただの人

まずは面接者に対してがメインになってしまうが、企業面接における面接官も同じ人であるということ。当たり前だがこのスタンスは大事。
礼儀はもちろん大事だが何もかしこまる必要はないし、ましてや自分よりも偉いなんて思う必要はない。
今時ないだろうが、圧迫面接なんて時代錯誤甚だしい。
加えて一番は、面接者はもちろん緊張しているだろうが、面接官も同じぐらい緊張しているということ。
これに関しては僕自身が一番感じていること。
僕の昔の上司だって同じことを言っていた。
人事担当、採用担当であれば、一つ一つの面接が火花を散らすところ。
その企業の顔として臨む以上、自分の価値を面接者に感じてもらえなければもはや存在価値はない。
だから必要以上に緊張することはないよと言いたい。

龍馬なら何を聞くか

続いて本題だが、もし龍馬が面接官だったらどんなことを聞くか。
実際企業の経営者でもあった龍馬。
当然面接なるものはあっただろう。推測だが。

龍馬ならではの質問は僕には分からないが、こういうことは聞かないのではないかというものはある。

・今までで一番頑張ったことは何?
・一番嬉しかったことは何?
・一番辛かったことは?
・そこからどう改善した?

こんなこと聞くだろうか。
僕が知る限りの龍馬は聞かない。
聞いたとしても、「知らんぜよ!」と言い返して欲しい。笑

就活のヒント

しっかり龍馬を擁護する。
もちろん上に書いたことを聞く機会はあるだろう。
ただ言えるのは、それに対する答え自体は聞いていないはずだ。
龍馬ならもっと「なぜ」という部分を深掘りして聞くはず。
龍馬自身があの時代に「なぜ」を感じ奔走したように。

どういうことか。
過去に経験してきたことは事実なのでそれは事実として受け止める。それがどんなものであってもだ。
ただそれ以上に大事なことは、なぜその事実に至ったのかという背景になる部分。そこに至るまでの経緯や想いというところ。
それを聞いて納得して初めて同じ「志し」を持つ同志を集ったのだと思う。

現代においてもそれは同じこと。
定量的に測れるものはテクノロジーに任せておいて、人が面接をするということはそういう想いを知ることができるから。
繰り返しになるが、だから面接官がする質問自体に意味はない。
その事実に至る背景やその決断に至った想いというものを探ろうとしている。
さらにはその話している表情や身振り手振りを見ている。
僕もそうだった。
心理学とまではいかないが、それが本当に思っていることなのか、どれぐらい本気で思っているのか。レベルは問わない。そこに対する熱量だ。それは分かる。
僕でも分かるならもっと経験している人事担当の方は当然分かるはず。

取り繕っても自分に良いことは一つもないということだ。

最後に

最後にちゃぶ台返しをするようだが、
そもそも面接だけで人を見極められるはずがない。
というか人が人を見極めるなんておこがましい。
いちいち気にしないこと。
もし内定をもらえなくてもそれは合っていなかっただけ。
倍考えて倍動けばいい。

逆にどんなに企業の理念やミッションに共感したとしても、
その面接官を好きになれないのであれば断ったほうがいい。
会社と働くのではない、その人、その会社の中の人と働くのだから。

逆も然り。
面接官もそれぐらいの気概で望まないといけない。
買い手市場になっているからといって浮かれてはいけない。
真摯に一人一人と向き合うこと。それが仕事だ。

なんか説教くさくなったが、
クライアントと話しててそんなことを思った日だった。

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