「褒める」が子どもの不調に繋がる?「認める」がキーワード
「褒める」
私はコミュニケーションについてのカウンセリングを行っていますが、コミュニケーション=人間・家族関係と表しても過言ではないほど、大切な事だと感じています。
「コミュニケーション」は、シンプルかつ複雑化していきました。
私も日々、研究しながら思いますが「正解」とはなんぞや?と自問自答しています(笑)
今回は「褒める」ということが「子ども」にとってどう影響があるのか見ていきたいと思います!
★「褒める」事のメリットとデメリット
「褒める」事で、子どもは親や先生から肯定的はメッセージを受け取る事ができ、自信ややる気に繋がっていきます。
しかし、「褒める」事はその逆のメッセージも含まれている可能性があります。
例えば、
「100点取るなんてすごいね!」
「とってもいい子にしてたね、偉いね!」
「○○が出来てすごい!すごく嬉しいよ!」
など、、、
これはある意味
【評価基準】を作ってしまう事になります。
この評価基準は時に子どもの「足かせ」になってしまいます。
★裏のメッセージを子どもは読み取る
「褒める」事が「足かせ」になるという事を説明します。
先程の
「100点取るなんてすごいね!」
「とってもいい子にしてたね、偉いね!」
「○○が出来てすごい!すごく嬉しいよ!」
という何気ない言葉の裏には
「99点だったらすごくない」
「いい子じゃないとダメだ(相手にとって)」
「○○が出来ないとダメだ、喜んでくれない」
など、こういった評価基準を作ってしまうのです。
この評価基準に達さないと「私はダメな人間なんだ💦」と考えてしまいます。これが繰り返される事によって、どこかで心が不調になったりします。
しかしこう思う方もいると思います!
「人間なんだから誰しも出来なかった経験も必要だ!」
それはその通りだと思います。
ただ、子どもはその経験が一切ない状態です。
子どもの頃から、褒める事に答え続ける事を覚えると大人になってから自分自身の考えや行動をすることが出来なくなってしまいます。
★「褒める」ではなく「認める」
褒める事は子どもにとっても嬉しいことです
が、乱用は禁物です。
モチベーションアップには繋がりますが、短期的な物です。しかも上記に書きましたが、「縛り」を与えてしまい不調を抱えてしまう場合があります。
私が推奨するのは、
「認める」です!
「認める」とは、その子の「存在や行為そのものを承認する」ということです。
例えば、
「100点取れて偉いねー」
ではなく、
「たくさん努力したんだねーすごいね!」
という言い方に変えます。
「とってもいい子にしてて嬉しい!」
ではなく、
「待っててくれてありがとうね」
とか
「寂しかったのに頑張ったね」
という言い方に変えると、その子の今ある「感情」や「行為」自体を認める、承認してあげることが出来ます。
成長する子どもの姿を発見して認める
これが私の思う子どもへの「脳育て」の心得です。
まとめ
親は「ブレない軸」を持つことが大切です。
このブレない軸は「死なない、死なせない」や「○○だけはやってはいけない」など2つ程度にしましょう。
学校や塾の評価基準で測ってはいけません。
親としての「ブレない軸」から外れた時のみ叱ってください。
あとは自由にしておくと、「もっといい点数、
努力したい」とか「テストではいい点が取れなくても友達と仲良くできていればいいや」などと【自分で考えて行動】出来るようになります。
是非、実践して見てください!
分からないことがあれば、お問い合わせくださいね!
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子どもと大人のコミュニケーション専門カウンセラー
にしざわ
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