高校生になれば必ず何かが変わるのだと思っていた

高校生になれば必ず何かが変わるのだと思ってた

中学生の私は思春期特融のニキビ顔で、お笑いのラジオが好きな根暗で、ずっと『GALS!』の寿蘭のようなギャルに憧れていました。

なので高校生になればニキビも治り、性格も明るくなり、友達が沢山出来て自然と彼氏が出来てギャルになるのだと思ってました。

そんなに期待を詰め込まれたら高校だって気が重いって。プレッシャーだって。

結局、高校に入学するだけでは劇的な変化は無く(ギャルの友達は出来た)今までの自分の延長線上の生活が続き

大学に入れば、しっかり朝起きて学業に励み、才能が開花して将来色んな職業に就ける。村上春樹の小説の中のようなフリーセックス、男女組んずほぐれづして大人の恋愛を楽しみ、新しい価値観をくれる友人に出会える!

実際はなんか怖くてサークルにも所属せず、なんとなく落ち着く数人友人と4年間のんびり過ごし
平凡な恋愛もしつつ「この、泥棒猫!」と漫画のような罵り合いをしていた別グループを見てやっぱり怖くなって
一人暮らしをするも途中で挫折して実家に帰り
大きく変わった生活はしていない。

卒業してまた一人暮らしするものの
想像していたようにブランドバックを持ってハイヒールで待ちを闊歩していないし
いままでの蓄積の上で歳だけ大人になっている。

そんなにすぐに1日で大きく生活が一変する事なんてないことは分かっているのに
毎度毎度、年明けや誕生日なんかにガチャンッとスイッチが切り替わって自分が理想の大人になるのを想像してしまう。

毎日ちょっとずつ努力しないと変化なんて出来ないから、日々の鍛錬が重要なんだな
と反省しつつ、いつまでも私のままの私もなんだかんだ好きなので
ゆっくり地続きで精進していきますね。

自分に言い聞かせなきゃ
毎日コツコツですよ!西村!

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