太った愛の伝道師
毎日更新288日目。
今日はバイトからの舞台。
毎度おなじみ中野の芸小。
改めていい劇場である。
ネタは楽しくやる事が出来た。
ただ、もう1段階違う見せ方が欲しいところではある。
考えなければ。
それはそうと昨日またやってしまった。
これまた毎度おなじみ舞台前日のフリップ作りである。
僕はいつも池袋の印刷専門店に印刷&拡大をしに行っているのだが、しょっちゅう何かのミスをしては恥をかいている。
フリップの内容がネタとか何も知らない人に見られるとかなりきついものだからである。
前回は「にっしゃんの告白、早くも伝説化している」という内容を印刷しようとしたが上手く出来ず、店員さんに来てもらう羽目になり、結果的に伝説の告白男となってしまった。
もう二度とミスはするまいと固く心に誓っていたのだが、昨日またやってしまったのである。
印刷した紙をコピー機に忘れてきてしまったのだ。
その紙に書かれていた言葉は、、、
「愛する」
僕は「愛する」と書かれた紙を店に忘れてしまったのだ。
まさに痛恨のミス。
いつもはさすがにこんなミスはしないのだが、昨日は何かボーっとしていて最後に拡大コピーした「愛する」だけコピー機の下に忘れたのである。
太ったおじさんが「愛する」という言葉だけ残して去っていく。
完全に異常事態。
こんな不気味な事、他にあるだろうか。
きっと店員さん達は戦慄したに違いない。
「え、何か"愛する"って書かれた紙残ってたんだけど!さっき印刷してたのってあの人だよね!?あの伝説の告白男!」
「え、告白男、今度は愛するって書いてたの!?マジでずっと告白してるじゃん!」
「てか、それを印刷して拡大する意味って何!?何でA2サイズにする必要があるの!?」
「あと何でそれを店に残していくの!どういう意味!?何のメッセージなの!?」
「全然意味わかんないよね!あの人、職業は何やってる人なんだろ?」
「何かあれじゃない?恋愛セミナーみたいなのやってるんじゃない?人呼んで"太った愛の伝道師"みたいな!」
「太った愛の伝道師!そんなセミナー誰が受けるのよ!」
想像するだけで恐ろしい。
もうそろそろ出禁なるんちゃうか。
何や太った愛の伝道師って。
無言で「愛する」置いていくのは、めちゃくちゃ愛の伝道師っぽいけども。
あ、ちなみに想像上の店員さんの会話が何故かギャルっぽくなったが、実際は全然そんな事はない。
後、そもそも忘れ物でこんな会話はしないはずである。
勝手な想像をしてしまい、申し訳ございませんでした。
とはいえ、前回からの今回。
要注意人物としてマークはされているかもしれない。
太った愛の伝道師には気をつけろ、と。
次行く時、どんな顔をして店に入ったらいいのか。
もし覚えられてて「あ、こちら忘れられてましたよ!」と「愛する」を渡されたらどうしたらいいのか。
「愛する」を受け取るしかないのか。
それとも「愛する」を知らないフリするのか。
愛ゆえに愛を知らない男、にっしゃん。
サウザーみたいになってるやないか。
とりあえずしばらく間を開けた方がいいのかもしれない。
他にも店舗はあるから、そこを使った方がいいかも。
ただ、あの店が色んな面で一番なんよなあ。
つくづく痛恨のミスである。
もう二度とミスはしない様、今後は細心の注意を払って印刷する。
太った愛の伝道師はそう固く心に誓った。
100円で救えるにっしゃんがあります。