仲が良かった同級生の女子と12年ぶりにバッタリ会った。そして僕達は殴り合った

毎日note更新15日目。

昨日note編集部に3日前の記事

「おかしい。いつまで待ってもモテ期が来ない。電話で問い合わせてみるか」をおすすめしてもらい、その結果いつもより10倍以上の人達に見てもらう事が出来た。

スキも100を超え今もちょっとずつ増えている。

嬉しい。

ありがたい。

自分が考えたものを面白いと言ってもらえる、やっぱりこれほど嬉しいものはない。

これからも頑張ります。

数日前、これまた嬉しい事があった。

小学校と大学が一緒だった同級生の女友達と12ぶりに偶然バッタリ出会ったのだ。

この子とは小学校で一緒でその次大学で一緒になるというちょっと変わった関係である。

大学の時は家の方面が一緒だったので行き帰りよく色んな話をした記憶がある。

また会う事が出来て嬉しい。

僕が枚方の駅前を1人音楽を聴きながらノリノリで歩いていると相手(以下A子)から声をかけてくれた。

A子「西村くん！！久しぶり！！わたし覚えてる？？」

に「おお〜！！覚えてるよ！！久しぶりやな！！」

僕は直前に1人でノリノリになってた事は完全になかった顔で返事をした。

A子「パッと前見たら西村くんがノリノリで歩いてるんやもん！びっくりした笑」

なかった事には出来なかった。

とにかく本当に久しぶりで12年ぶりである。

以前8年前ぐらいに小学校の同窓会があった時は会う事が出来なかったので、今偶然また会えて本当に嬉しい。

2人とも笑顔が溢れた。

と、楽しい時間はここまで。

ここから先は近況ボクシングのお時間だ。

近況ボクシング。

今自分が何をしてるかという「近況」をお互い相手の顔面にぶち込むのだ。

いくら仲が良かろうが男だろうが女だろうが久しぶりに再会した友達とこの闘いを避ける事は許されない。

ちなみに僕は芸人になってから13年、この近況ボクシング全敗である。

基本的に打つパンチがない。

つまりロクな近況がないのである。

いつも防戦一方でボコボコにされて終わっていた。

しかし、今の僕は一味違う。

まず今年の僕はRー1ぐらんぷり2020準々決勝いやセミセミファイナリストだ。

僕は最近自分の事をセミセミファイナリストと呼んでいる。

セミだろうがセミセミだろうがファイナリストと付けてしまえば説得力が増す。

そして僕はこれから東京に行く。

だから何やねんではあるが、近況という意味では中々いいパンチになるはず。

今回は負けない。

僕は密かに闘志を燃やした。

に「最近どうしてんの？？」

僕から試合を始めた。

さあ、こい。

A子「私な、この前3人の子供出来てん！！」

グボァァァ！！

とてつもない重いパンチを放ってきた。

僕は一気に膝がグラグラになった。

さ、3人！？

ちょっと前Facebookで見た時確か子供1人やったのに。

あかん、のっけからパンチ力えぐい。

A子「西村くんは今どうしてんの？」

まずい、何か返さな。

に「俺はまだ芸人やっております」

何それ。

パンチよわっ。

おりますて何なん。

何を古畑任三郎みたいにちょっとかがんで言うとんねん。

A子「私いまさ、枚方に住んでんねん！」

あ、そうなんや。

前は隣の駅やったっけ？

これはまあ普通やな。

A子「枚方の〜ていうとこやねん！」

グボァァァ！！

高級住宅街右フック！！

あかん、油断した！

最初の枚方はフェイントや！

A子「西村くんは？」

に「俺もいまだに枚方住んでる」

グボァァァ！！

自分で自分のパンチ当たった！

35歳実家暮らしアッパー！

自分の顎に直撃！

A子「西村くん、結婚とかは？」

グボァァァ！！

結婚どころか彼女すらおらん！

A子「そういやさ、B子に2人目生まれたらしいで！」

グボァァァ！！

友達の友達の近況！

みんな子供いる！

あかん、一方的になってきた。

何とかしなければ。

ここはもうセミセミファイナリストを出すしかない。

に「あのさ！俺！セミセミ、、、」

と言った瞬間だった。

少し遠くの方から声が聞こえた。

遠くの声「ママ〜！！はやく〜！！」

グボァァァ！！

ママを呼ぶ幸せな光景左ボディ！！

あかん、ボディに効いてしまって立ち上がられへん。。

A子「ごめん子供と旦那待たせてるからもう行かなあかんわ！いま何かセミって言わんかった？」

に「あ〜いや大丈夫！ま、ま、またな！ど、どっかで会えたら！」

1R 2分25秒　○A子(ko)にっしゃん●

試合にならなかった。

僕はいまだに実家に住んでる最後セミらしき何かを見つけた人になってしまった。

東京行く事なんて頭からすっかり抜けてた。

とにかく最初の子供3人のパンチが強烈すぎた。

3人て。

凄いな。

幸せそうやったな。

まあ

幸せそうで

ほんまによかった。

試合はまたボコボコにされたが、幸せそうな友達を見て本当に嬉しく思った。

自分も頑張らな、そう思えた偶然の再会だった。