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やりがい搾取

私はいま、まさに「やりがい搾取」の状況に置かれつつある。
辛うじて『やりがい搾取にはなりたくない』と自覚しているので、まだ持ちこたえているが、いつその状況下に置かれてもおかしくない。

入社して早くももう3年目。

よく「3年目が勝負の年」や「入社してからとりあえず3年は頑張ろう!」など、「3年(目)」という期間・時期が一つの節目とされている。
※ただし「3年」と設定するにあたる有力な根拠がない。となると『とりあえず3年は同じ職場で働く』というのも「やりがい搾取」の特徴の一つなのかもしれない。

確かに私も3年目を迎えるにあたって、自分発信の仕事や普段における発言力・影響力を上げていきたいなと思う頃である。

しかし、現実はそうはいかない。
というか、そこにいけない環境なのである。


「やりがい搾取」が起こる状況とは

一般的によく言われている「やりがい搾取が起こる環境の特徴」の1つとして、「自分が休んだり辞めたりすると、職場に迷惑をかけてしまう」があげられる。(下記記事参照)

▼(参考)『マジメな人、いい人ほど危ない? 実はあなたも「やりがい搾取」されているのかも』

自分が有休をとったり、今の職場が合わずに辞めてしまうと、他の社員に迷惑が掛かってしまうと思ってしまい、いつまでも休めない・転職しようと思ってもできないという状況となり、待遇に合わない過重労働が続いてしまうというのだ。


さらに、現在のコロナ禍においては「やりがい搾取」がさらに起こりやすい環境になっているのではと筆者は考える。
それは「人件費(特に残業代)の削減を理由として、所定労働時間での業務遂行を指示される一方、それに見合わない過重な労働も同時に強いられる」という状況である。業績が悪化した企業は何とかしようと、社員一丸となって経営改善に躍起になる。それは会社としては取り組まざるを得ない。しかし、それによって忘れられがちになるのは、従業員のES(従業員満足度)の維持・向上である。具体的には働き方改革に代表される「残業時間削減」「融通の利いた有休の取得」などであるが、ここで1つある現象が起こる。それは「残業時間が減ってプライベート時間は増えたのに、業務そのものが減らないから疲労が蓄積し、プライベートそのものが充実しない」である。会社側からすれば「働き方改革に貢献している」と思っているかもしれないが、従業員側からすれば「プライベートを充実させる環境でなければ働き方改革とは到底思えない」として、ESが向上しない(むしろ低下)ことになる。この認識のズレが「やりがい搾取」を加速させる要因なのではないかと考える。

今の状況を客観視してみる

冒頭でお伝えした「私はいま、やりがい搾取の状況になりかけている」というのは、まさに上記でいう「休むと業務に影響する+所定労働時間内に過重な労働を行っている」という2つの要素のミックスである。

具体的には、
”この日に休みたい⇒数日後緊急の仕事が入った⇒休暇返上して業務をする⇒休もうとしてた休暇期間の振替を設定する⇒また緊急の仕事が入る⇒休暇返上して業務する⇒・・・”

という悪循環が、いま置かれている環境で起こっている。

まだ、こうやって自分が今置かれている状況を客観視できれば、改善できる余地は残っているが、それすらもできない状況となると、いわゆるブラックな働き方に吸い込まれるので、何とか今のうちからこの悪循環から脱却できるように尽力していきたい。

そして、この状況になってしまっているのは、必ず内的要因(自分起因)・外的要因(会社起因)が存在するはずだ。それをまずは客観視に検証したうえで、改善への道を探っていこうと思う。
検証結果がまとまれば、またここでお伝えしたい。


P.S.

今日、また急な業務が入ってしまい、また有休がとれる日が減ってしまった。これで「やりがい搾取」に置かれることが確定的となってきた。
そうなると、いよいよ転職・副業・フリーランスへの転身などが今後の人生の選択肢として射程圏内に入ってくる。もちろん「フリーランスとしてのnoteの執筆活動」もその選択肢の1つであるが。

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