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元7店長が考えた、事業所立地での開業は幸せなのでしょうか。

開業する時にどの立地で改良するのか、これはとても重要な事でオーナー(以下、友達)はとにかく売上を望める場所を希望し紹介された時に定点観測に出向いて決めたそうだ。その時は、まだ意欲や未来への希望に溢れていたのだと思う。私にコンビニを開業したいと連絡してきた時には凄く楽しそうに語ってくれた事を思い出した。私自身コンビニで働いた事もなく、そんなに違いがあるのかなって思ったものだ。都心であればたくさんお客さんが来るからいいんじゃないのぐらいの認識で注視していなかった。

駅ナカなど特別な場所を除いて考えるとするならば、「住宅立地」、「事業所立地」の二種類に分類できるのではないでしょうか。友達が開業した場所は23区内の事業所立地だったので、朝は出勤前のサラリーマンとOLさん、昼はお昼ご飯を求めるサラリーマンとOLさん、夕方と夜は仕事帰りや残業のサラリーマンが多かったように感じた。都下の住宅立地を最初に紹介された時に売上が取れないのではと断ったそうだ。それから何か所か紹介され本部のOKが出るまでに数か月かかり、結果的に複数店のオーナーさんがやるはずだった場所が急遽、話が流れたとかで決まったとの事でした。

ただ商売というのは売上が良ければ良いというものではなく、その他の経費(人件費、廃棄、備品など)の部分も大きく影響してくるので売上が良ければ、それだけ業務量は多くなり人も必要、つまり人件費が大きくなるのだ。そこら辺を考えていなかった友達は最初こそオープニングスタッフ募集で人が集まり何とかなっていたが育成もしないまま、友達自身が入り込んで業務を執り行っていた為、スタッフ達も自分の仕事ではない何となくレジを打って言われた事だけをやっていれば良い風土になり一年経過し売上も最初の50万~90万ぐらいまで上昇し、過酷な業務量を抱えてしまう事になっていた。そもそも業務割当をしていなかったのでスタッフ同士も外国人スタッフという事もあり協力しないどころか、たまたま言われたスタッフがFFを揚げるとかカフェの豆補充をするとかそんなレベルで落胆したものだ。

私が呼ばれて二年目に入りスタッフ育成を試みたが言葉が通じない事もあり単純な作業以外は私が受け持つ事で友達の負担軽減を実行した。それでも単純な作業は覚えて少しずつレベルアップしてくれたスタッフもいたので感謝の気持ちでいっぱいだ。もちろん反抗的、バックレるなんて日常茶飯事だったがとにかく出勤しレジを打ってくれる事に私は感謝した。友達は外国人スタッフに直接、金を払っているのだからやってもらわないと困ると叱責する事が多かった。結局、開業当初から一人が一人分の仕事を出来ない為、0.5人換算で多めに人を入れていたのだ、これでは時給2000円払っているのと同じである。

これも、もし住宅立地で開業していれば普通に日本人のスタッフが集まり、当たり前だが言葉は通じるので本人のやる気を刺激してあげて大切にしていればある程度育って任せる事もできたと思うし、そもそも私を呼ぶ必要も無かったのではと帰りの電車で妄想したものだ。世の中の変化なのか初年度と比べると求人を出しても人が集まらない、来ても問題がある人ばかりで直ぐに退職してしまう。どんどん人が減り続け一年で退職者が20人を越えた。減るのに増えないのだから、全時間帯人不足に陥り私も困り果ててしまった。

それでも稼働させない訳にはいかないので事業所立地なので平日の五日間は一番売上を獲れる昼をメインに発注を二便に集中し固定客の確保に邁進した。もちろん発注するのは私ですし、検品も品出しも自分なので身体が悲鳴をあげ体調不良になり夜も眠れないような精神状態になった時もあったのだ。それも友達を助けたい、友達に幸せになって欲しい気持ちが強かったからこそ頑張り続けた。

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