2019個展DM_web

個展『偽り RESTORATION FUKUSHIMA』

岡山県津山市での個展『紅・くれない』はおかげさまで大盛況で11/17に終了しました。来てくださった皆さん、興味を持っていただけた人、みなさまありがとうございました。

12月にも個展があります。場所は東京都内、千駄ヶ谷にて。

2019個展DM_web

鈴木邦弘個展『偽り RESTORATION FUKUSHIMA』

2019年12月7日(土)〜15日(日)

12:00〜19:00 ※10日休廊

gallery BOBBIN

〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-17-2

TEL: 03-3475-6488/bobbin151@gmail.com

2019個展DM宛名_web

noteの仕様の関係でDM宛名面の画像が妙に薄いですが、実際はK80%で制作しています。

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我ながら挑戦的なタイトルだ。「偽り」と書いた後に「復興福島(訳)」と付けるわけだから。DMも、映画ポスターみたいなものにしたいと思ってそうしてみた。

タイトルに「福島」「FUKUSHIMA」と入れることは勇気が要る。震災から4年経って初めて広野に足を運び、それから4年半で述べ100km以上、線量計を持って双葉郡を歩いた。しかし徒歩である以上見れる範囲は限られるし、細かいところに目が届くといっても生活していた人には遠く及ばない。帰還した人や避難してる人、現地で働く人と話したと言ってもたかが知れている。寄り添いたいと思っても決して当事者にはなれないし、わかったつもりで何もわかっていない。福島の今を伝えたつもりで、その実、自分の目を通した福島でしかない。僕はあえて「フクシマ」とは書かないが、それとて色眼鏡で見られたくないという逃げでしかないのかもしれない。

しかし、現在津山で開催中の「紅」もそうだが、僕はもう覚悟を決めた。決して一過性の政治運動などではなく、「原発事故」は生きているうちに収束が見込めない以上、ライフワークとして取り組むしかない。人間だから生きている限り考えが変わることはあるかもしれない。自分の生活がそれを許さなくなるかもしれない。しかしそんな仮定の話は今はどうでもいい。

この個展タイトルは僕の覚悟を表したものだ。

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