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あしたの小窓から。

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小窓のむこうに、ちいさな「あした」が見える。 ここでは音楽、教育、投資、霊性などについて、考えたり感じたりしたことをつれづれに綴っています。
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#第二音楽室

時には仕事の話を。

時には仕事の話を。

フェイスブックで紹介されたり、問い合わせが入ったりしたので、久しぶりに自営の仕事(㐧二音楽室)のことを文章にした。

書いたのは、次のようなことだ。

『あなたのうた』は、15分間「未二観」(みにかん)のかたちでお話をうかがい、そこから曲をおつくりする㐧二音楽室の主力事業、そして今後、ライフワークになる気がする仕事です。

最近、『あなたのうた』は記念写真みたいなもんじゃないかとよく考えます。写真

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聞かれることが人にもたらすこと。

聞かれることが人にもたらすこと。

こちらのページで紹介されていた『こころの対話 25のルール』。

今日、電車の中で読んでいたらすごくよくて、気になったところを次々に抜き書きしている。

P.20
 なぜなら、聞かれないということは、単に自分の話を聞かれていないだけでなく、話している自分の存在そのものを否定されたこととして認識されるからです。逆に言えば、聞かないということは、その人の存在を否定することになります。たとえ、あなたにそ

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無関係なはずがない。

無関係なはずがない。

今朝、早朝のスーパーで野菜の品出しをしながら考えた。

この野菜を買っていく人とお店は、ほぼ知り合うことがない。
毎日あいさつを交わしたりしていれば、少し顔なじみになったりはするだろうが、基本的に誰が買っていったかは知る由もない。そういう不特定多数と特に深く関係することなく行われる仕事・ビジネスというものがある。

それと僕が「㐧二音楽室」でしている仕事は、まるで違う。

どの仕事も一対一で顔を見

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なぜ人は「歌いたい」などと思うのだろうか。  【メルマガ『生きているQ』より】

なぜ人は「歌いたい」などと思うのだろうか。  【メルマガ『生きているQ』より】

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こんばんは。澤です。

聴いてくださり、
ありがとうございます。

久しぶりにこの仕事に
依頼をいただきました。

「歌いたい」人の
「歌いたい」気持ちに
応えていくこのお仕事。

楽しみだなあと思いつつ、
改めて
「歌いたい」気持ちについて
考えてみました。

僕は「歌い

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歌うように歌って。

歌うように歌って。

今日の「ほぼ日」のコラム「今日のダーリン」がすごくよかった。
(明日1月6日まで読めます。よかったらぜひ :-)

1歳2ヶ月のお孫さんのまだたどたどしい日本語を聞くイトイさん。
そこでこんなことを思う。

あっ、そうなのか、生まれたばかりの人は異邦人なのだ。
日本という土地にやってきた赤ん坊という異邦人が、
どうやって日本語をしゃべれるようになるかがわかった。

きっと、こうやって「でたらめ」と

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歌ってどんなときにできるのかな。 (メルマガ『生きているQ』より)

歌ってどんなときにできるのかな。 (メルマガ『生きているQ』より)

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こんばんは。澤です。

聴いてくださり、
ありがとうございます。

先日、こんな曲ができました。

この曲のメロディーや歌詞は
奥さんのために
パソコンの電源を買いに行く
途中にできました。

川沿いの道を 自転車こいで

というのは、まさしく今日、
僕が川沿いの道を
自転

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曲をつくると、自分のコンディションがわかる? (メルマガ『生きているQ』より)

曲をつくると、自分のコンディションがわかる? (メルマガ『生きているQ』より)

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こんばんは。澤です。

聴いてくださり、
ありがとうございます。

先日、『作曲事始』で
面白いことがありました。

僕自身の経験談や
お互いに起きたことを
おしゃべりしながら
鼻唄から曲ができるまでを
伴走するこのお仕事。

その日は、夏から
取り組んでおられる方との

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価格改定のおしらせ。

価格改定のおしらせ。

このたび、㐧二音楽室の四つの仕事すべてについて、10月1日お申し込み分から価格(参加費)を改定することにしました。

『作曲事始』以外は、基本的に値上げになります。
消費税の影響がある規模ではないので、それとは関係ありません。
これまでやってきて、プログラム全体を見直したかたちになります。

この記事では、改定の中身について語っていきたいと思います。

あなたのうた (第3期)【改定内容】
 ・

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その時間を記念すること。

その時間を記念すること。

三脚を 立ててここに
二人ならんで 写真を撮ろう
眺めより 景色よりも
二人ならんで 写真を撮ろう
(THE HIGH LOWS『サンダーロード』より)

この動画の中で、安達祐実さんは、写真を撮ってもらうことを「自分の存在を確認する作業」と言った。「いいところだけじゃなくて、幸せということじゃなくて、いろいろあるよねっていうところも全部載せてるもの」だと。

それを聞いて「写真」という言葉の「真

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おいしい仕事。

おいしい仕事。

昨日は、ハナウタからオリジナルの曲ができるまでを伴走する

が、二件続けてあった。

そのとき気づいたのだけれど、この仕事は、完成した歌を聴くのと違って「途中経過」がみられる。

最初はなんてことのないハナウタから、だんだんとそれがメロディーになって、歌詞がついて、伴奏がつく。

毎回、オンラインで一時間ずつ。
週を追うごとに断片だった曲が全体像を露わにしていく。それは「これからの可能性」が露わに

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なんのために仕事をしているのか。

なんのために仕事をしているのか。

最近、つい先週くらいのことだろうか。

急に「自分はこのために仕事をしていたのか」ということがわかった。

自営業をはじめて四年、会社員として仕事をはじめてから数えると、二十年近く経っての発見である。

自分の仕事を整理する。きっかけは、この図だった。

ぼくは、人の話をきき、そこから曲をつくる『あなたのうた』という仕事をしている。

ライフワークであるこの仕事が「きく」「つくる」「うたう」という

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生活(くらし) 【あなたのうた #21】

生活(くらし) 【あなたのうた #21】

『生活(くらし)』
作詞 澤 祐典 作曲 澤 祐典

ぼくの思いを君に 毎日とどけて
いつも いつも 欠かさないからさ

うまく言えなかったね ひどくぶきようで
こんなふうにしか ならないぼくを
笑って 愛してくれる

神様がひとの世界を 
そんなふうに決めたなら
悔やまれることだって 
意味があると思う

たましいが呼びあった 
そう言いたくなるような 
今日の日の こんな夕焼け

もう なかな

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やまびこの歌  【あなたのうた #19】

やまびこの歌  【あなたのうた #19】

『やまびこの歌』

作詞 澤 祐典 作曲 澤 祐典

あるこう あるこう
暗い夜道を 笑いながら 唄いながら

あの日はじめて 手に入れた
あのアニメの カセットテープ oh oh
そのメロディーに やられていた

ひとりきりでも 期待はずれでも
地球はまわる わたしをのせて oh oh
そう だから だいじょうぶさ

何度でも聴いた だいすきなメロディー
わたしを守る いのちのうた

擦り切れる

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聞かれないということ。

聞かれないということ。

なぜなら、聞かれないということは、単に自分の話を聞かれていないだけでなく、話している自分の存在そのものを否定されたこととして認識されるからです。

昨日、タイムラインに流れてきたこの記事の中の一文。

全くそうだ、と思った。

そして、人間関係のトラブルは、

「聞いてもらえない」
「こっちこそ聞いてもらえない」
「聞けよ!」
「そっちこそ聞けよ!」

の応酬でできているのだな、と思った。

だれ

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