300年続いた「資本主義」の終焉 〜世界のカオスの本質〜
「300年の資本主義の終焉」という大きなテーマですが、マクロの本質だけに絞って考えます。
つまり、民主主義と資本主義は、正反対の相容れない主義主張であると言う事が、300年に渡る歴史的で重要な結論です。
ChatGPTに「民主主義」について尋ねた回答です。(自動翻訳)
ChatGPT回答の最初の大前提として
「民主主義は、権力が国民の手に与えられ、国民が直接または選挙で選ばれた代表者を通じてその権力を行使する政府の形態です。」
この解釈が最重要ですので、記憶しておいて下さい。
次に、資本主義というのは。
資本主義を一言で言えば、資本家の利益(利権)主義です。
これが行き過ぎると、拝金主義、成金主義と揶揄されます。
民主主義と資本主義は、全く相容れない思想です。
民主主義は、国民の権利や利益を守るものですが、資本主義は、資本家の権利や利益を守るものだからです。
現代は「マネー至上主義」の時代です。
マネーを持つものが、最高の権力者です。
実際は、軍事力が世界最高の権力ですが、兵器は超高度化し、膨大なマネーの力がなくては機能しません。
当然、資本家と軍事力は一体化します。
ここで言う資本家とは、世界を牛耳ると思われる0.01%の資本家を示します。
ほとんどの場合、株主資本家です。
金融の世界支配では、さらに限定されており、世界の中央銀行を支配するような、ほんの一握りの資本家となります。
では、その世界を支配する資本家は、どうやって世界をコントロールするのか。
この投稿では、シンプルに本質論だけを切り抜きます。
詳細に興味があれば、当方の過去投稿(一部)を参考にされるといいかと思います。
つまり、資本主義(マネー)至上の現代において、世界に「真の民主主義」は存在しないのです。
民主的な選挙によって選ばれない資本家が、世界を実質的に動かしているからです。
一握りの資本家による、世界の政治・経済の支配が本質です。
特に、インターネット時代に入り、マネーが世界を駆け巡るようになることで、その資本家たちの活動は超絶に活発化しています。
ちなみに、このような資本家たちを、グローバリスト、DS(ディープ・ステート)と表現されることもあります。
ところが、インターネットの普及は、別の面で彼らの不利に働くことが明確になりました。
それは、インターネットの世界には、言論の自由があり、言論を統制出来ないと言う、大多数の国民にとっての「自由」が存在します。
300年前の資本主義の勃興から、新聞・テレビ・ラジオを支配下に置き、言論を一部の資本家の都合の良いように統制して来た構造(組織)が崩壊したのです。
そこで、彼らは、インターネットの言論統制を始めました。
それは、1990年の世界的ITバブルの崩壊により完成されました。
ITバブルを作り、バブルを崩壊させるという茶番を演じ、GAFAMなどのIT会社を完全な支配下としました。
この世界的なインターネットでの言論統制は、世界中の流行り病や環境問題や米国大統領選挙では、露骨に表面化したのです。
日本も例外ではありません。
しかしながら、一度インターネットでの「自由」を手に入れた世界(80億人)は、簡単には変えられない現実があります。
それが新しい時代の「真の民主主義」を創るかも分かりません。
つまり、世界を牛じる旧型の資本家の支配が、インターネットによる民主主義を望む民衆により、大変革期に入ったのです。
相変わらず、軍事の力は、マネーの力ですが、少なくとも言論空間において、戦争は国民にとっての利益とはならないことは明らかで、その議論は可能です。
戦争というのは、「他人のものを奪うという」行為です。
そうした究極の強欲は、残念ながら、世界からなくならないでしょう。
しかし、新・民主主義が実現した世界では、大きな争い事は少なくなるはずです。
現在の世界の政治・経済がカオスな状況であることは明らかで、何が起こってるのかというと。
・先進国(オールド・エコノミー)と新興国(ニュー・エコノミー)の経済(GDP)覇権争い
・欧米マネーによる世界支配構造からの離脱と新興対抗勢力の勃興
・基軸通貨のドル一強からの分散化
などの、世界の資本家の主な権力闘争です。
混沌としていても、世界が資本主義であることは変わりがなく、「強欲」は存在したままです。
民主主義的な視点では、欧米社会の植民地政策と奴隷制度による(市民の)富の収奪システムは、完全に終末を迎えています。
それに代わって機能して来たのが、250年前の産業革命以来の英国・米国中心とした資本家による、巧妙な世界の(市民の)富の収奪システムだったからです。
資本主義の「強欲」がこれからも支配し続けるのか、新しい民主主義の市民の「自由」が世界をより良く変えるのか。
これからの世界の政治・経済の大変化には目が離せません。
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