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朗読後記

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自分の朗読の反省文などをまとめました。(マニア向け)
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2021年7月の記事一覧

【朗読・後記】発表会で読んできた

【朗読・後記】発表会で読んできた

ついに2ヶ月半くらい格闘してきた「待つ」(太宰治)を人前で読んできました。
ほんと大変だった。なんだかわからない太宰治を読んだのは何回目だろうか。Youtubeで検索すると、結構な数の動画が出てきます。みんな読んでいるということは、解釈ができないのって少数派なのかな? こんなに苦労するのは私に読解力が足りないからなのだろうか。

主人公の女性が一人語りをします。作中「駅のベンチに座って何かを待って

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【朗読・後記】モノローグを読んでみる

【朗読・後記】モノローグを読んでみる

劇作家・映画監督・舞台演出家の渋谷悠さんのモノローグ集「穴」より「夜の初めの数分間」を朗読させていただきました。
一人芝居用の台本なので小説ではないのですが、朗読向きかなと思いました。初めてこの文章を読んだ時にゾクゾクしました。
格好良く読みたいなあとイメージが膨らみ構成したつもりですが……どうだったかな。うーん🤔
メリハリ、リズム、音程などを気をつけました。
解釈次第で色々な表現ができそうな作

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【朗読・後記】膝枕リレーに参加した話

【朗読・後記】膝枕リレーに参加した話

clubhouseでは朗読がブームになっている。音声SNSの特徴を考えれば「何かを読みたい・それを聞きたい」という人たちが他のSNSよりも多くなるのは確かだろう。そしてそのclubhouseでの朗読ブームをけん引しているのが「大人の朗読リレー【膝枕】」であると言っても過言でないだろう。

短編「膝枕」は脚本家の今井雅子さんが以前某テレビ番組のプロットとして書いた作品だそうだ。加筆し完成させたとのこ

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【朗読・後記】桜桃忌によせて読んでみた(太宰治)

【朗読・後記】桜桃忌によせて読んでみた(太宰治)

6月19日は桜桃忌です。太宰治の誕生日で、遺体が見つかった日をこう呼びます。玉川上水に入水したのは6月13日だそうですが、発見された日を忌日としているんですね。晩年に書かれた短編小説「桜桃」の名にちなんでこう命名されたとか。没年38歳。名作をいくつも残しましたが、自ら命を絶たなければもっとたくさんの素敵な作品に会えたのでしょうね。

ずっと三鷹にある太宰治文学サロンに行ってみたいなと思っていました

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【朗読・後記】薔薇の物語+α

【朗読・後記】薔薇の物語+α

以前、我が家の飼い猫・まるが登場するお話を書いてくださったうらんさんの作品をまた読ませていただきました。
うらんさんはclubhouseのショートショート部を通じてお友達になりました。この作品は今年の5月9日に書かれたものです。この頃はまだ、彼女が作品を量産する「インスタ作家」になるとは思ってもいませんでした。それから2ヶ月も経っていませんが、現在作品数は100以上!1日に1編どころではなく3編書

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