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ブラジリアンワックスを無料で受けた話 IN オーストラリア

耳にタコ、目にタコができるくらい日本の電車の広告は脱毛が多い。たまたま乗り合わせた車両の広告すべてが脱毛関連だった記憶も新しい。

「脱毛」「脱毛」「脱毛」みんな毛が嫌いなんだな~。そもそも毛は外敵が身体の中に入らないようにと、理にかなった立派な機能なのにっていう話はさておき。私は今日、ブラジリアンワックスを受けてきた。

今現在、私のおまたはツルツル、1本たりともない。そして気分がとても良い。おパンティからハミハミしてないだけでこんなに気分がいい。トイレに行く度に自分のおまたが好きになる。

パートナーと夜の大運動会も大盛り上がり間違いない。わたしはブラジリアンワックスを全面的に支援します。

ここオーストラリアの毛事情も、日本と対して変わりません。レーザーで半永久的に脱毛できるお店もあるし、お肌に優しい系カミソリの種類も豊富です。しかし、高い。お肌に優しくても財布には痛い。

そして今現在の私には立派な収入がない。夏はもう目の前、トイレに行く度にパンツからハミハミしてるおまたと対面すると、ビキニ着たい欲がどんどん下がる。

くう~っ!、なんとか、なんとかならんかっ!!

そんなときにオススメなのがFacebookである。

日本では馴染みがあったりなかったりかもしれませんが、オーストラリアではとても主流。どのくらい主流かというと親に電話するときはFacebookの通話機能を使い、ラインの代わりにFacebookメッセンジャー。またある日には85歳のおじいちゃんから友達申請されたこともある。(のちにそれは私のパートナーの祖父だったことが発覚)そのくらい主流。

そんなFacebookには、グループ機能というものが存在する。

例えば「迷子の動物、発見・保護グループ IN 横浜」というもの。ペットを持つ横浜在住の市民が自由に出入りできるグループで、もし道で迷子の犬を見かけたら写真を撮り、〇〇通りで見たよ!と投稿する。するとその犬の飼い主はその投稿を見つけて現場に駆け付けることが可能になる。こういったもの。

グループの種類は多岐に渡る、私は住んでるエリアが対象になっているコミュニティグループに参加しています。そこでブラジリアンワックスの情報を得ることが出来ました。

「「専門学校に通っている学生ですが、ブラジリアンワックスが提供出来る人(認定者)を目指しています。そのためのモデルを探しています。」」 

という投稿をたまったま偶然見つけたのです。

ブラジリアンワックスそのものはカナダ在住時に経験済みで怖くない、学生といえど専門学校の学生で腕は素人かもしれないが知識はあるだろう。

そもそも背は腹に変えることが出来ないように、紙切れはお金にならない。

「「わたしがモデルになりまーーーーーーす!!!」」

という流れである。

このご時世で人と人との距離が離れがち、接触が怖くなりがち。モデルになってくれる人がなかなか見つからず、その学生さんは「引き受けてくれてありがとう!」Thank you. Thank you. と何度も何度も言ってくれた。

私は今年2月にオーストラリアに越してきて、友達も社会的な居場所もなく、自分を失くしかけていた。

でも今日、私は彼女の未来への懸け橋になれたこと、おまたツルツルになれたこと、トイレに行く度に自分のおまたが好きになれたこと。

小さなことかもしれないけど私の存在意義を感じることができた日でした。

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