「生きる精度」を高める方法について考えてみる

みなさん、こんにちは。【話を聞く人】をしているおかぴと申します。
記事を開いていただきありがとうございます。

このnoteでは私が毎日学んだことを発信しています。人生や”らしく”生きることなどが私の大好きな分野なので、そこら辺のテーマ中心になると思います。

本題に入る前に昨日、きしゃこく先生(上野美咲ちゃんと言ったほうが良いかな?)の記事でピックアップしていただきました。↓

いろいろな人がいる。人間って面白いなぁ…!と人間オタクの私は大興奮しました。ありがとうございます。


さて、今日のテーマは「生きる精度」について。
そもそも生きることに精度も何もあるのかよ?精度ってなんだよ?と感じる方もいらっしゃると思うので、まずはそこから。

生きる精度とは?

”生きる精度”は言い換えると、「毎日をどれだけ丁寧に意識して生きられるかの度合い」です。

私たちは毎日を生きていると同時に、未来を自分をつくり上げています。私たちは現在を生きることしかできませんが、今をどう生きるかによって、未来の自分のあり方も大いに変化していくんです。

そこで未来の自分をより良いものにするうえで、大切なのが「変わらない日常をどれだけ丁寧に意識して送れるか」だと思います。

3人のレンガ職人と生きる精度

どういうことか。わかりやすいように1つ例をお話しします。『3人のレンガ職人』というイソップ寓話をご存知でしょうか。

ざっくり話すと、

世界中をまわる旅人が3人のレンガ職人と出会う。
旅人がレンガ職人に「ここでいったい何をしているのですか?」と尋ねると、1人目の職人は「朝から晩までレンガ積みをしているのさ」と答える。
2人目の職人は「大きな壁を造っているのさ」と答える。
3人目の職人は「歴史に残る偉大な大聖堂を造っているのさ」と答える。さらに3人目は旅人の労いに、「とんでもない!ここで多くの人が祝福を受け、悲しみを払うんだぜ!素晴らしいだろう!」と返事をしたという。

こんな話。3人の職人は、みな同じ”レンガを積み上げる作業”をおこなっています。それも毎日同じ作業です。
ですが、3人の中で見えている世界は違うのです。目の前の作業を淡々とこなすか、少し先を見て作業をするか、完成した先にある情景までをイメージして喜びながら作業をするか。

この『3人のレンガ職人』の話は、私たちの生き方でも大いに応用できると思います。そして私が言いたい「生きる精度」を高めた状態は、3人目のレンガ職人の姿なのです。

私たちも毎日生きる中でやれることは限られていますし、だいたい決まっています。
1日24時間のうち、7時間くらいは睡眠に使います。残りの17時間のうち、8時間(場合によってはもっと多い)は仕事に使います。子育てをしている方は子供との時間が大部分を占めるでしょう。
残りの9時間のうち、毎日やること(家事・風呂・歯磨き・トイレ・食事・移動など)を除くと、自由に使える時間は5~6時間あれば良いほうではないでしょうか。
まあ実際は疲労や付き合いなどもあって、4時間くらいかと思いますが…。

このように限られた時間をどう使うか。大切なのは”何に”使うかより、”誰のために”、”どのように”使うかだと思います。

具体的に言うと、意識すべき時間は2つ。
①自由時間の精度を高める
②仕事・食事・睡眠などほぼ毎日必ずやることの精度を高める

自由時間の精度を高める

1つ目は毎日4時間ある自由時間。みなさん何をして過ごしていますか?
最近はスマホやタブレットでYouTubeや動画配信サービスを見ている方が多いのではないでしょうか。

私もつい最近までは、上記の過ごし方で満足していました。だって楽しいんだもん。(ちなみに私は大食い系動画が好きです。)
でも、ふと思ったんです。毎日、365日こんな生活を続けていて、死ぬときに満足できるだろうか…って。そして「あ、このままじゃだめだな」と思ったんです。

すぐには習慣は変えられなくても、動画を見ている時間に10分だけ読書をする、10分だけ片付けをする、そんな風に使ってみたら5年後・10年後の自分は「あのときやってよかったな」と思っているんじゃないか。
精度は急には高まりません。スポーツでも、例えば野球でもいきなりバットを振って芯に当てることは難しいでしょう。それでも、毎日芯を意識して振っていれば必ず精度が高まっていきます。

毎日ちょっとずつでも未来の自分への投資時間に使っていくのが大事だと思います。具体的行動は人それぞれなので、ぜひ考えてみてください。

日々のルーティンの精度を高める

2つ目は毎日ほぼ無意識でやれてしまうルーティン。個人的にはこちらの方が、精度を高めるうえで大事だと思っています。なぜなら、単純に自由時間よりも使える時間が長いから。

では、仕事・家事・移動・食事・睡眠などの繰り返しをどうやって高めていくのか。
大切なのは「今の自分の行動で誰かをよりハッピーにできないだろうか?」と考えること。私はこれを意識して過ごしてます。

例えば、相手にメールやLINEをするときも、「今の自分のメッセージは誰かを少しだけハッピーにできないだろうか?」と考えます。
実際はメールを読んで幸せ!となることはないでしょう。それでも1mmでも相手がほっこりとした気分になる文章(言葉遣いが丁寧、褒められてうれしいなど)を意識すれば、何か変わるかもしれません。

もう1つ例を出します。次の話は、「今の自分の行動で誰かをよりハッピーにできないだろうか?」の”誰か”=”自分自身”のパターンです。

毎日の通勤時間で歩くときに、ぼーっと歩くのではなく、背筋を伸ばして少し大股で歩いてみる。未来の自分の健康につながります。それだけでなく、ただの通勤時間が「運動してる自分えらい!の時間」に変わるんです。
なんだか、少しだけハッピーな気分になりませんか?科学的思考が好きな人なら、リズム運動がセロトニンの働きが活性化するという発想でも良いでしょう。
最初は恥ずかしいかもしれませんが、歩いているうちに気分も良くなりますよ。

連絡と運動の2つの例を出しました。意識してほしいタイミングは、例のような本当に何気ない時間です。そんな、何も考えなくても過ごせてしまう時間を、誰かをハッピーにする時間に変えてしまおうという話でした。

利己的動機ではなく、誰かのためを思って行動すると大きなエネルギーを生み出せます。毎日コツコツ続けていれば、いずれ3人目のレンガ職人と同じ視点で日常を送れるときがくるやもしれません。
そして気がついたときには、人間性も高まっているのではないでしょうか。

やれるのは毎日を一生懸命生きること

今日は「生きる精度」をテーマにお伝えしてきました。
いろいろと話しましたが、結局私たちにやれるのは、日々をコツコツ一生懸命生きることしかありません。今日より明日、明日よりあさって、より良い方向に向かって歩いていくことで、精度も高まっていくのではないでしょうか。

良かったらみなさんも考えてみてください。それではこのあたりで失礼します。また明日も前向きに頑張ります。

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