詩は、おそらく穴だ 穴を掘っているのは 覗いてほしいからなのか 不明な穴だ 誰かが覗いて 王様の耳はロバの耳ー! と叫んでくれたら 増幅して なにかふわふわもこもこのお…
だれかが言った 起きたことには意味がある その言葉にすがりつき だよねだよねと必死になった 意味を持たせるのに必死になった 傘を渡されたその腕に 幼い子どもと手をつ…
創り出せない無力感 埋めるために みるのがうまいのよ なんてことを言って あびる ひとのクリエイションを、熱情を、熱弁を あびるほどに みる、きく、ふれる、おどる か…
かみさまー つかれちゃうよー わたしになにをさせたいのー どうして出会わせたりするのー よしてー 傷つくじゃーん どうしたらいいか、 教えてくれるなら許す そうよ、許す…
なんにもない人の夜が明けた なんにもない朝 なんにもない新年の一日目 それでも何かが始まるような心もち 伯母が切り分けた1つ半の切り餅 微笑みながら海苔を巻いてくれた…
情けなさに震える 心のなかで大泣き 情けない 愛を乞う 引きちぎる 何をどうすればいいのか… 情けなさにテンパる 粛々と仕事する
どこまでたゆたうのだろう 鍋底の焦げ こそぎ取ろうとして 乳酸がたまり やる気はとおに失せている うちはどこ? お母さーん、と呟くけど その人は誰? つまみ菜のハート…
そうなんだ… とてつもなく 冬なんだ 気持ちが 嫌いじゃないんだ でも寒くて寒くて 春を待つんだ 好きなんだ ただひたすらに あいをまつ
ミッドエイジクライシス そう 中年の危機 どうやって 生きる気力を保たせればいいのか 皆目検討がつかない 死にとり憑かれないように 細心の注意を払いながら 危機にため…
お気に入り 蓮の葉を模した片口 飴色の小石原焼の湯のみ 常滑焼のサイッコウに気分のあがる急須 九谷のハットリくん絵付の豆皿 背の高いアラビック模様のグラス ガラス細工…
わたしは美しい この声も この目も この唇も ますますに美しい 山の中にひっそりと輝きを放つ露草のようでもあり 住宅街の庭先の芙蓉の花のようでもあり 店先の一等目を引…
りんぱのがん、 陽気な曲についた歌詞のやうに、 伝えられた もしこれが友の死出の道なら心細からうと すがる相手が偶々わたしだったのであれば ぼんぼりを照らして、共に…
もう やなんだ やなんだ やなんだ ちっともいいことないし 押しつぶされそうなんだ やりがいを引き離して 自我が疾走して失踪しそうで いやホントのところは 不甲斐なさ…
身体の中のどの部分に宿るのか じわじわと這いまわる虫のようなこれは わたしの中にとうとう住みついたのか とうにわたしの中に巣くっていて いまいまに這いまわっているの…
キラキラの刹那 はじける瞬発 すみれ色の夜明け空 裸足にパンプス どこへ行っちゃったの? その匂い その空気 四角の中に閉じ込めたら 消えちゃった? 閉じ籠もる理由 …
私の中にいる貴方はだれ? 食べることこそ宝 と授けられた父からの愛情 食べることが病を連れてくる と知った娘の知恵 トキスデニオソシ 独りぼっちのあたし さびしい …
akaneao
2023年1月14日 09:30
詩は、おそらく穴だ穴を掘っているのは覗いてほしいからなのか不明な穴だ誰かが覗いて王様の耳はロバの耳ー!と叫んでくれたら増幅してなにかふわふわもこもこのおいしいものがもくもくと湧き上がる気がする 夕子蒼akaneao #詩 #poetry #poem #持て余す #書く
2023年6月12日 16:53
だれかが言った起きたことには意味があるその言葉にすがりつきだよねだよねと必死になった意味を持たせるのに必死になった傘を渡されたその腕に幼い子どもと手をつなぐ様子が浮かぶ傘に巻き付けられたヘアゴムに妻に笑顔を向ける様子が浮かぶつまんないわたしの日常意味なんてない忌み嫌う無駄な時間イミテーションのやり取り今すぐみつけてわたしの半分 #詩 #poetry #書く #持て
2023年5月28日 09:16
創り出せない無力感埋めるためにみるのがうまいのよなんてことを言ってあびるひとのクリエイションを、熱情を、熱弁をあびるほどにみる、きく、ふれる、おどるかなでるは、憧れよむが、少し苦手つかむ、ふりむかせるは、とても苦手かもたべるは、すぎて困る夕子蒼akane ao #もて余す #書く #詩 #poetry
2023年4月28日 16:17
かみさまーつかれちゃうよーわたしになにをさせたいのーどうして出会わせたりするのーよしてー傷つくじゃーんどうしたらいいか、教えてくれるなら許すそうよ、許す7回を七十倍にして、許すわよ akaneao #poem #詩 #持て余す
2023年1月5日 12:27
なんにもない人の夜が明けたなんにもない朝なんにもない新年の一日目それでも何かが始まるような心もち伯母が切り分けた1つ半の切り餅微笑みながら海苔を巻いてくれた脳みそがくたびれた伯父が会話に参加しているような顔で介護ベッドに腰かけているなんにもないながら生きていく時そこにも音楽はあるのだ歩んでいくごとに歌詞が生まれ音符のようなものが飛び出していく旋律とよべるものがあるのかはわか
2021年3月15日 21:02
情けなさに震える心のなかで大泣き情けない愛を乞う引きちぎる何をどうすればいいのか…情けなさにテンパる粛々と仕事する
2021年3月10日 10:39
どこまでたゆたうのだろう鍋底の焦げこそぎ取ろうとして乳酸がたまりやる気はとおに失せているうちはどこ?お母さーん、と呟くけどその人は誰?つまみ菜のハート型の緑ハート型の赤い苺は見当たらない
2021年2月10日 09:02
そうなんだ…とてつもなく冬なんだ気持ちが嫌いじゃないんだでも寒くて寒くて春を待つんだ好きなんだただひたすらにあいをまつ
2020年11月24日 15:18
ミッドエイジクライシスそう中年の危機どうやって生きる気力を保たせればいいのか皆目検討がつかない死にとり憑かれないように細心の注意を払いながら危機にため息若者で賑わう街の一角で美人でおっちょこちょいの皮膚科医に体の中で悪さをしているやつを追い出すための漢方を出してもらった推察があたっていれば解毒できるはず、と皮膚科医という名の探偵中年の危機も洗い流して生きる動
2020年10月30日 15:48
お気に入り蓮の葉を模した片口飴色の小石原焼の湯のみ常滑焼のサイッコウに気分のあがる急須九谷のハットリくん絵付の豆皿背の高いアラビック模様のグラスガラス細工の素敵なランプシェードどれもあっけなかったとても気に入っていたのに年下の頭のいいクリクリ髪の男子甲高い声の毎日がてんやわんやな男子海の向こうから来たあらゆる種類のワイングラスを持ち合わせた紳士かわいい犬を飼ってる強くて
2020年10月27日 18:55
わたしは美しいこの声もこの目もこの唇もますますに美しい山の中にひっそりと輝きを放つ露草のようでもあり住宅街の庭先の芙蓉の花のようでもあり店先の一等目を引く薔薇の花束のようでもある愛情深く楽しいお喋り辛口の批評魅力的なデザートのよう
2020年10月26日 00:24
りんぱのがん、陽気な曲についた歌詞のやうに、伝えられたもしこれが友の死出の道なら心細からうとすがる相手が偶々わたしだったのであればぼんぼりを照らして、共に歩こう…わたしの恋の死を忘れるにちょうどよい業そんな思いは罪深いのだらうか死を前にわたしを好きだという友に一度も恋心を抱いたことはない記憶を美化して語る男の前に死が横たわっているなら黙っておこう二度目の細君を娶って
2020年8月8日 12:15
もう やなんだやなんだ やなんだちっともいいことないし押しつぶされそうなんだやりがいを引き離して自我が疾走して失踪しそうでいやホントのところは不甲斐なさに自我が崩壊しそうなだけなんだけど大好きなケーキを差し出されても集中豪雨のなかじゃハッピネスはズタボロになるだけでやなんだ やなんだ疲れたなこれは実際疲れる話だよお前はどうしたいんだ自我と対話するけどらちがあかな
2020年7月29日 09:22
身体の中のどの部分に宿るのかじわじわと這いまわる虫のようなこれはわたしの中にとうとう住みついたのかとうにわたしの中に巣くっていていまいまに這いまわっているのかいな、この形にわたし自身が不快を見出して騒ぎたてているだけだろう操縦桿は渡されておらず指南書もましてや教官など名付けもできようがもはや名付けには意味はない腰掛けて不整脈を起こして染み出した水で辺りを汚してしまった唇
2020年7月4日 23:56
キラキラの刹那はじける瞬発すみれ色の夜明け空裸足にパンプスどこへ行っちゃったの?その匂いその空気四角の中に閉じ込めたら消えちゃった? 閉じ籠もる理由ウィルスのせいにしてぬくぬくだったのにああぐらぐら揺れる空と大地とわたしの情緒 夕子蒼akaneao
2020年6月16日 09:16
私の中にいる貴方はだれ?食べることこそ宝と授けられた父からの愛情食べることが病を連れてくると知った娘の知恵トキスデニオソシ独りぼっちのあたしさびしいくるしいひもじいのたべたら、幸せそこにいる貴方は誰?私は貴方が闇雲に食べたがることにほとほと疲れてる刹那の幸福感は私の総体的な宇宙には不要なの声に出して言うよそんなに食べなくても平気だよそんなに食べなくても平