新潟県アール・ブリュット・サポート・センターNASC

地域に転がっている色んな表現をまちの文化にしたいと考えています。 このnoteでは、私…

新潟県アール・ブリュット・サポート・センターNASC

地域に転がっている色んな表現をまちの文化にしたいと考えています。 このnoteでは、私たちの活動や取材先の情報などを掲載していく予定です。 面白い情報がありましたらぜひご連絡ください。 http://niigata-artbrut.net/

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【イベントレポ】 目の見えない白鳥さんと砂丘館の展示を見に行く

1.白鳥さんの新潟滞在 目の見えない人と美術を鑑賞するーそう聞いて、皆さんはどんな画を思い浮かべるでしょうか。静かにゆっくり見て回る様子でしょうか。それとも、見える人が見えない人に丁寧にガイドする様子でしょうか。  全盲の美術鑑賞者、白鳥建二さんは美術館をまわることが新たな鑑賞の場になると気づき、今では美術鑑賞ワークショップのナビゲーターや写真家として活躍しています。そんな白鳥さんが、新潟市芸術創造村・国際青少年センター「ゆいぽーと」のアーティスト招聘プログラムで2024年

    • ふふふ観測所2024年7月2日(火)

      7月になりました。 暑かったり、涼しかったり、気温が上下すると体がしんどいですね。 ふふふのお店のある上越市は梅雨入りしました。 大雨が降らないのはいいのですが、あまり雨が降らないのも農作物のことを考えると困ります。 とは言えジメジメムシムシしていて気分が晴れない…。 そんな皆さん、ふふふのお店で青い作品を見て爽やか気分になりませんか?。 7月に入りましたので、気分も新たに作品を入れ替えました。 個展タイトル「心傷風景」開催中です!。 ………タイトルが思いっきり湿っぽい!。

      • ふふふ観測所2024年6月18日(火)

        こんにちは。ふふふ観測所です。イメージ画面に驚かれた方もいらっしゃるでしょう。 こちらはふふふ店長が描いたシマウマです。シマウマって書いてあるので誰が何と言おうとシマウマです。 ふふふ店長実は写実表現はこう言ったものしか描けません。 ふふふ店長、目から入って来る情報処理苦手なんです…。 長年それがコンプレックスだったのですが、昨日なんと!ふふふ店長のクリーチャー動物シリーズの絵が売れました。 ふらりと入られたお客様に気に入られてクリーチャーが三匹旅立って行ったのです。 いやー

        • ふふふ観測所2024年6月17日(月)

          ふふふのお店がリニューアルオープンして一週間。 お客様の入りもまずまずで順調なスタートを切っています。 ふふふ店長デザインのふふふ布も先週だけで3枚売れました。 プロトタイプで作ったふふふ布は残り6枚。 どれも目を引くデザインなので皆様ぜひお手にとってご覧ください。 ふふふのお店は小学校の近くにあるので時折小学校で飼育されているヤギやポニーの鳴き声が聞こえます。 ふふふ店長は昔ヤギと戦ったことがあるのでヤギは大好きです。 ポニーも大好きです。 今回はそんなのどかな場所にあるふ

        【イベントレポ】 目の見えない白鳥さんと砂丘館の展示を見に行く

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        • ふふふ観測所
          10本
        • 福祉施設での表現活動
          4本
        • Interview / インタビュー
          12本
        • 太陽の女 YOHKO
          40本
        • ファウンドってなあに?見い出すことを考える
          4本
        • 連載:YOHKOとめぐる旅
          50本

        記事

          ふふふ観測所2024年6月11日(火)

          ついにリニューアルOPEN!ふふふのお店が約一か月の改装をへて移転、ついにリニューアルOPENいたしました!。 ふふふ店長も働く場に戻ってきて何だかとても嬉しいです。 ふふふのお店はリニューアルに伴い、少しコンセプトもリニューアルしました。 コンセプト ① 障害のある方の表現をまちの文化シンボルにする ➁ お店を通じて障害のある方や障害のある表現者たちの憩いの場としたい。 ➂ 障害のある方の表現を通じてコトを起こす。 この三つをコンセプトに今後ふふふのお店を運営していきま

          ふふふ観測所2024年6月7日(金)

          前回ふふふのお店の移転の話を少ししましたが6月5日にふふふのお店移転作業を終えました。新しいふふふのお店は旧ふふふの裏側のスペースになります。来週にはopenできそうな運びとなりました。というかふふふ店長この一か月何してたんだ!とお𠮟りの声を受けそうですがちゃんとお仕事してました。本当だよ!。 お引越し作業とか、事務作業とか色んなお仕事をしていました。 なのでふふふ観測所も一ヶ月以上更新なしだったのです。 これから一ヶ月前のレポートを書きますがお許しください。 去ること約一ヶ

          散りての後ぞ、世に匂ひける(河西忠左衛門)

          NASCの事業に度々関わっていただいています情報資格試験さんより新潟県障害者芸術文化祭(2023年度)のレポートをいただきました。 情報資格試験さんのパフォーマンスに対する思い、解説など読み応えのある記事になっております。 下記のリンクをクリックしてご覧下さい。 散りての後ぞ 世に匂ひける https://drive.google.com/file/d/1-cTcR95Mcr2NkCPtXvUqYJ_7IcTNal0Y/view?usp=sharing 動画リンク

          散りての後ぞ、世に匂ひける(河西忠左衛門)

          ふふふ観測所 2024年5月1日(水)

          5月になりました。ふふふのお店の今日の天気は曇ったり雨だったりしてあまりいい天気ではありません。ふふふ店長も長袖を着ているぐらい肌寒い日です。 ふふふのお店のある上越市ではペットで飼われているエミュー(大型の鳥)が逃げ出したというニュースがありました。 結局捕獲されたのですが、捕獲直後ストレスがかかり死んでしまったとのこと。エミュー…可哀想ですね(しんみり)。 さて、ふふふのお店ですが、ゴールデンウイーク明けから改装工事の予定です。5月13日(月)からしばらくふふふのお店はお

          ふふふ観測所 2024年4月24日(金)

          こんにちは。本日はふふふの周りは風が強く曇り空です。 季節は早いものでもうゴールデンウイークが目の前!早い、早すぎるぞ暦!。 さて、ふふふのお店のゴールデンウイークですが、ちゃんと暦通りに休みます!。人の動く時にお休みなんてやる気のないお店ですね。 一応平日の4月30日・5月1日・5月2日は営業予定です。 その間にお休みの方は勇気を出して(?)ふふふのお店にいらしてください。 ふふふ店長は嚙みついたりしないので是非是非おこしください。 ふふふ店長は極度の人見知りをごまかそうと

          interview 猪俣武さん

           2023年6月。阿賀野市で活動する作り手の猪俣武(いのまたたけし)さんのご自宅に伺い、インタビューをしました。猪俣さんは、2022年の新潟県障害芸術文化祭にてアールブリュット賞を受賞した作家さんです。詩的な作品がどのように生まれたのか、お話を聞くのを楽しみに伺いました。 「花さし」 少し開いた傘と、そこに添えられたスプーンの作品。傘とスプーンの組み合わせが何を意味するのか、タイトルの「花さし」とはなにか……いくつか疑問が湧くものの、傘の色や露先の丸さになんともいえない愛ら

          ふふふ観測所 2024年4月16日(木)

          春を通り越して一気に夏になってませんか?。暑がりで寒がりなふふふ店長です。 ふふふのお店の近くには高田城址公園という日本三大夜桜で有名なお花見スポットがあり 今週日曜日までは観桜会が開かれふふふの周りもとても人通りが多く賑わっていました。 今日になったらふふふの標本木(勝手に任命した近所の木)もほぼ葉桜になっています。 ところが観桜会で賑わっていたものの、ふふふのお店には何故かお客様が来ない…。 来るのは今年もダントツで「トイレ貸して下さい。」が一位でした。 怪しい(?)お店

          ふふふ観測所 2024年4月12日(金)

          春になりました。ふふふのお店も4年目の春を迎えました。 紆余曲折あり、ふふふ店長が店長になって2年目の春です。 いきなりふふふのお店とか、ふふふ店長とか言われても何だ?コイツ!ですね。 無礼者!名を名乗れ!とご立腹の方もおられると思います。 すみません。申し遅れました。 ふふふのお店は新潟県上越市に存在する主に障害のある方の作品を展示・販売するお店です。 お店は世を忍ぶ仮の姿で、実は新潟県アール・ブリュット・サポート・センターNASCのアジト…じゃなくて事務所でもあります。

          ふふふ店長、連載企画始めます。

          2021年春に誕生したふふふのお店。おかげさまで4年目の春を迎えました。 主に障害のある方の作品・グッズを販売したり障害のある方の表現活動支援の相談を受ける拠点のふふふのお店ですが、いまいち知名度が低い…。その証拠に郵便物の宛名に「うふふのお店」とか書かれちゃったりする現状…。 そこで、ふふふのお店の様子や店長の独り言をnoteで連載します。 とは言えふふふ店長も色んな仕事があるので不定期連載。 細く長く続けて行けたらいいな~と思いましたがふふふ店長のことです、やっぱやーめた

          【福祉施設の表現活動】つむぎ

          長岡市栃尾にある児童発達支援・放課後等デイサービス「つむぎ」の表現活動について紹介します。栃尾の商店街にほど近い住宅を改装した、裏庭のある居心地のよさそうな施設に伺い、代表の星野さんにお話を聞きました。 普段の創作活動について  つむぎは、18歳までの児童を対象に放課後デイサービスとして活動しています。法人を立ち上げてから今年で6年目で、2022年6月からは栃尾福祉会内の施設として運営されているそうです。  普段は創作が好きな子どもたちがやりたい時に創作を行っていますが

          【福祉施設の表現活動】おうみだい

          長岡にある生活介護事業所「おうみだい」の表現活動について紹介します。ほぼ毎日行われているという表現活動の成果や過程があちこちに見える、そんなおうみだいで利用者さんと一緒に創作活動を行う職員さんにお話を聞きました。 おうみだいの表現活動 リハビリセンター王見台の中の新たな事業所として開所し4年目になる生活介護事業所おうみだい。立ち上げから関わっていた職員の亀倉さんは、そこに通う利用者さんの中で美術が好きな方や創作的な活動が得意な方がいると感じ、1~2年前から積極的に取り組み

          【福祉施設の表現活動】いずみの里・本間葉子さん

           五泉市にある障がい者支援施設「いずみの里」と、そこに入所されている本間葉子さんについて紹介します。自分を表現する機会の一環として2年前から新たに「アート活動」を始め、施設として独自の位置づけも考えて進められています。 本間葉子さん  鮮やかな色の連なり、重なり。タイトルの通りポンポンとスポンジをくりかえし押しつけて描かれた絵。毎週描いているという絵の中には1色で塗られたものや、顔のようなものが並んだものもありました。どの絵も短い線をポンポンと置いて描いているような印象で

          【福祉施設の表現活動】いずみの里・本間葉子さん