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【福祉施設の表現活動】おうみだい
長岡にある生活介護事業所「おうみだい」の表現活動について紹介します。ほぼ毎日行われているという表現活動の成果や過程があちこちに見える、そんなおうみだいで利用者さんと一緒に創作活動を行う職員さんにお話を聞きました。
おうみだいの表現活動
リハビリセンター王見台の中の新たな事業所として開所し4年目になる生活介護事業所おうみだい。立ち上げから関わっていた職員の亀倉さんは、そこに通う利用者さんの中で美術が好きな方や創作的な活動が得意な方がいると感じ、1~2年前から積極的に取り組み始めました。
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主な表現活動の内容は貼り絵。個人個人で取り組んでいるものもありますが、毎月みんなで取り組んでいる壁一面を使った作品づくりにも力を入れています。これはテーマをひとつ決めてアイデアを出し合いながらつくっていくもので、全体を統括し進める亀倉さんは、チームでやることで社会性を学べたり、自分が関わってつくったものがみんなを喜ばせているという実感が生まれたりすると話していました。今のところ、参加する利用者さんは4~5名。興味がありそうなテーマを投げかけたり、具体的な部分について意見を聞いたりすることで、徐々にアイデアを出してくれるようになってきたと言います。
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西片諒真さんと、創作のコミュニケーションについて
西片諒真さんは、おうみだいの中でも積極的に表現活動に取り組む方の一人。公募展にも応募した「兄のラーメン屋」や「親友」など、家族や友人に関するテーマで、心がほっとするような絵を描いています。
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施設に伺った日は、ちょうどハロウィンに向けた作品づくりを行っている時。下書きは亀倉さんが書き、小道具ののこぎりを西片さんが作成するという役割分担で順調に作業が進んでいました。
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メンバーそれぞれからアイデアをうまく引き出す亀倉さんに、表現活動を進める時のコミュニケーションについて伺いました。
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NASC「やることがまだはっきりしていない時、どうやって手を動かすようになりますか?そのためのアプローチはどうしていますか?」
亀倉さん「一定の提案がないとつくり始められない人が多いので、まず提案をして、さらにこれはどうする?どうしたい?と聞いていきます。」
NASC「利用者さんの新たな一面をひきだす工夫はありますか?」
亀倉さん「まず聞く。相手の新たな一面が出て来るようなことを投げかけます。うさぎであれば、ウサギの形はこちらで決めたけれど、どんなウサギがいいか?と聞いたら仮面ライダーがいいというので仮面ライダーにしました。」
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あちこちに貼り絵が飾られた大きな広い部屋にロの字型にテーブルが並び、皆が自分のペースで作業をしている間を、声をかけながらまわる亀倉さん。距離感の近い職員さんの存在が、毎日の表現活動を支えていると感じました。
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リハビリセンターおうみだい
所在地:長岡市王番田町2900番地
http://www.nagafuku-shougai.com/?page_id=13
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