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雑談と科学と映画の話

こんにちは!最近社長と雑談していて「時間軸」について興味が湧いたので、今回はそれについて思ったことを書き綴りたいと思います。

かぐや姫談義で生まれたこの雑談。かぐや姫談義はポッドキャストで配信中です。


雑談から生まれる科学の話のはじまり

まずは雑談内容。

「"時々計画をするより行動してみる方がいい"という人に私たちは出会うけれど、即行動派と計画行動派に良し悪しはあるのか?」

雑談内容

それによって生み出されたメモがこちら↓。(これでも綺麗に書き直した)
とりあえず動く行動派と計画実行派、どちらを選ぼうと時間軸は結局一緒なのかもしれません。なぜなら行動派はスピード感があり、計画実行派には予測能力による選択肢の簡略化が可能だからです。
どちらにも同じように良い面とそうでない面があることは言わずもがなわかることだと思います。

スピード感はあるが無数の選択肢を試さなければいけないというその体力、選択肢を簡略化・不測の事態を防ぐには入念な下調べをするための時間が必要です。

あなたはどっち派?

クリストファーノーラン監督の大ファン

下手なトレースでごめんなさいノーラン監督

さて話は変わりますが、私は映画監督のクリストファーノーラン監督の大ファンです。彼の作品は非常に難解な映画が多いです。演じている俳優でさえ演じきった後も「わからない」と言うほどに難解な映画で、大体1回見ても理解できません笑
クリストファーノーランについて語り出すと止まらないので、多くは語りませんが、彼の作品は「時間軸」がテーマになっている作品が多いことが特徴です。時間をさまざまな角度から"歪めて、文学的で物事の真髄を突くようなセリフを入れ、見事に伏線回収"していきます。

まあそんなわけで私は彼の作品をしばしば見返します。今回は有名な「インターステラー」という映画を鑑賞したのですが、そこに出てくるのが、誰もが聞いたことのある「相対性理論」。聞いたことはあるし、なんか分かりそうで分からない言葉だと思いませんか?

時間軸は本当に歪んでいる、いまこの瞬間にも

それを知ってて映画化するノーラン監督やばすぎ・・・すきっ


では、早速ですが「相対性理論とはなんぞや?」ということを説明します。
まず相対性理論には「特殊相対性理論」と「一般相対性理論」があります。

特殊相対性理論とは重力が存在しないことを前提に、「時間の進み方や空間の大きさは『絶対的』なものではなく、観測者の置かれた状況によって変わる『相対的』なものである」とする物理理論です。ですが、これは現実には起こり得ないことです。なぜなら地球には重力が存在するから。

そこであの舌出し写真が有名なアインシュタイン様は、より現実に起こり得る重力が存在する環境で相対性理論を導き出しました。それがより高度な「一般相対性理論」です。

あああああ

うっわ〜〜〜〜〜もうこの時点で嫌になった!!方、もうちょい頑張ってみませんか・・・・

一般相対性理論を理解するために重要なのは光の速さと重さです。

現在の科学では光の速さ以上に速いものは存在しない、とされています。そのため、アインシュタインは光の速さを「一定」とすることにしました。
(なぜ存在しないのかは、ここでは省略します。理由を知りたい方はこのリンクをご参照ください。)

重さとエネルギーは同じもの

止まっているものにもエネルギーがあり、エネルギーは重さに比例すると提唱したアインシュタインは以下の式を出しました。

E=mc2
Eはエネルギー、mは重さ、cは光の速度です。

物理で習ったよね

アインシュタインは、「重さ」と「光の速度の二乗」をかけたものがエネルギーであるとしています。光の速度は一定なので、重さとエネルギーは比例関係となり、重さが増えるとエネルギーも大きくなるとしています。

重力は時間を変えることができる

アインシュタインによると、一般相対性理論で重力が時間の流れに影響することを説明しています。この説によると、重力に近づくほど時間は遅く流れます。待ってくれ。。。。重力に近づくとはなんやねん。。。重力は定まった位置にいるのか?と思ったので調べたところ・・・

重力に近づくとは

重力の影響を受けている地球の中心部に近づく(重力に近い)「海底」のほうが、地球の地表から上空に離れる(ex.エベレストの山頂)よりも、時間の流れが遅いことになるのです

※地球の中心部に近づく=重力に近い
※地球の中心から遠い=無重力に近い

重力がかかればかかるほど時間は遅く流れる

つまり重力に近い、海底(中心)に行けば行くほど時間は遅く流れる、と言うことです。今この瞬間も、海底に住んでいる生物と私たち地表にいる生物の時間は異なるということですね・・・!実に興味深い!!!

(余談)ブラックホールに入ると出られない、と聞いたことがあると思います。なぜ出られないかというとブラックホールに近づけば近づくほど、ブラックホールの外側と内側には大きな重力の差があります。(無重力空間の宇宙と重力空間であるブラックホール)
そのため、ブラックホールに近い側では遠い側より強く引っ張られ、引き伸ばされ、変形します。そして引きちぎられてバラバラになり、ブラックホールの中に吸い込まれてしまうと考えられています。

奥州宇宙遊学館/ブラックホールに近づくとどうなるの?参照
みない方がわかりやすい、なんて言わないでくださいませ・・・

地表にいる私たちの時間軸は皆同じ・正誤は必要ない

最初の「雑談」の話に戻りますが、即行動派と計画行動派に良し悪しはあるのでしょうか?答えは「無い」と言えます。無い理由として、時間軸は地表にいる限り皆同じです。計画を立てて行動しようが、直感的に行動しようが、結局目指すゴールが同じならどちらを選んでもいいということです。
「自分に合うやり方」でゴールを目指せばいいのです。
2500文字も書いて結論はこれです。なんだか非常にFunnyですね(ルー大柴か)

好きから始まる探究心には終わりがない

ここまで壮大な科学のお話をしてきた筆者ですが、筆者は学生時代、物理学に無興味でした。笑
でもこうして私が好きな「映画・映画監督」のおかげで、物理学?科学?を再度学ぶことができて良かったです。好きから始まる探究心には終わりがありませんね!
誰かに説明するには自分が理解する必要があります。この記事を書きながら、勉強できたので本当に楽しかったです。
この記事を見て少しでも「時間」と言う概念に興味を持っていただければ幸いです。

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