日本文化再構研究所
日々と四季の綴ひ
日本文化を踏み解き 現代との繋がりを再考
いかに華やかに彩ろうとも 朝露に濡れた一輪の花には至らず いかに緻密に言語化しようとも 十七音に集約された言葉よりは伝えられず どんなにキャンパスを埋め尽くして…
日本の歴史を振り返ってみると その各時代の文化は「見立て」という手法を使い 成熟してきた事が分かります。 上記の内容を短く要約してみると 見立ての歴史は古事記の…
2019年8月23日 03:36
いかに華やかに彩ろうとも朝露に濡れた一輪の花には至らずいかに緻密に言語化しようとも十七音に集約された言葉よりは伝えられずどんなにキャンパスを埋め尽くしても手練れの一筆には敵わずどれだけ雄弁に語ろうが歪んだ茶碗に点てられた一杯には及ばない。そんな感覚がこの国を作ってきた。
2019年8月22日 23:45
日本の歴史を振り返ってみるとその各時代の文化は「見立て」という手法を使い成熟してきた事が分かります。上記の内容を短く要約してみると見立ての歴史は古事記の神話まで遡る事ができ伊邪那岐命と伊邪那美命の国産みのエピソードに既に見立てという言葉を見出す事ができます。平安の歌人は和歌において梅を雪に露を玉になど、 情景に思いをなぞらえたり中世の庭園・盆栽・