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上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください
さてさて読み終わり。
上野千鶴子さんと田房永子さんの対談形式。
対談なので読みやすい。
女性として生きていくこと、女性としてこの社会で生きるということ。それがどういうことなのか。今の社会で当たり前だと感じていることが、実はもっと問題提起されるべきもので、私たち自身が向き合っていかなければいけない問題なのでは?と考えさせられる。
フェミニストは男になりたいわけではなくて、フェミニズムは女が女であることを愛し、受け入れる思想である
という上野千鶴子さんの言葉で、なるほど、とこの思想を近くに感じることができた。
嬉しいのは、最後に田房永子さんが漫画で描いている部分。
社会に対して思っていること、不平不満、違和感は訴えていいものだ!
自分の体内に吸い込んでおくのがいいという風潮だけれど、吐き出してかまわないものなんだ!
昔の人がそうやってくれたから今がある、次の人たちのためにもどんどん言っていきましょう!
というところ。
こんなに自由で、多様性がある学問なのかと、気を楽にしてくれた。
そして最近読んでいる本に共通することだけれど、誰かが声を上げて、誰かが行動しているから、世の中には良い変化が起きているんだと感じた。
私も誰かの努力の恩恵を受けながら、暮らしやすくなっていく社会に身を置いているんだなぁ、と。
今の自分に必要なのは、この社会で生きている、という当事者意識なのかもしれない。
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