#ART
演劇の主宰としての考察②
演劇に関わらず、どんな分野でも長い歴史の中で築き上げられて守られてきた文化や伝統がある。そこから新たな表現の開拓を模索することはそう簡単なことではない。
難しさという一番の点は、わたしの中では技術ややり方よりもまず、伝統を重んじてきた人へ、変化の理解を得ることである。今までうまくいっていたものや、築いてきたもの、守ってきたものへ別の視点の、新しいことを始めるのは誰だって不安を感じるものだし、中に
演劇の主宰としての考察
演劇は劇場で、生で観てこそ真の価値があることは変わりないのかも、しれない。
それでも今、このコロナ騒動の中で劇場での公演は自粛による中止続出。その代替案として無観客芝居の動画配信などに焦点が当てられ始めている。
アートへの支援金サイトなどでも、募集要項では「三密を避けた動画の作成」とあり、それは完全にリモートで撮影されたようなものを組み合わせて作られた映像作品である。
わたしは今回のコロナ騒
③わたしにとっての芸術とは
わたしの中での芸術とはなんなのか。
それは、どんな状況下でも慰めだけは与えてくれる存在です。ときには、祈りを可視化して伝えてくれるものでもあります。
これだけは、発信する側、受信する側、それぞれが対等に得られる報酬であり、権利であるとわたしは考えています。
凄惨な状況下の元で、明日の希望は見えないかもしれません。体を起こす力さえ失われる状況に陥ることもあるかもしれません。
しかし芸術に触れた