久瀬 睡

Kuze Nemuru

久瀬 睡

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記事一覧

ネガティブから生成される文章しか書けない話

今まで書いた文章は、ネガティブな感情から作られたものでした。 僕の中で文章を書く行為というものは、自分の記憶を視覚的に保存するための外付けHDDです。それが詩だと…

久瀬 睡
4か月前
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ある日の夢

ぽつり、と。 僕は貫禄のある工場(こうば)にいました。あまり、工場(こうじょう)らしくない、鉄骨造で赤錆の多い、工場。 彼は長い足で工場内を進んでいきました。長い赤…

久瀬 睡
5か月前

小説家になれない話

ぽつり、と呟くように書き始めます。 初めまして。久瀬 睡と言います。 小学生の時に初めて詩を書いて、十年以上が経っています。その時は毎日何冊も本を読んでいました。…

久瀬 睡
5か月前
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#2

母親に、約20年間騙されていた話。 母親のことを、それなりに尊敬していました。 旧帝大卒で、アパレルの店長経験がある。視覚障害などもあり、色々苦労したものの頑張っ…

久瀬 睡
1年前
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#1

初めまして。 久瀬と云います。 自己紹介をします。 そこそこに嫌な家庭に産み落ちた、御歳二十歳の学生です。以前は別名義で少しだけ、ここの媒体で日記を書いていました…

久瀬 睡
1年前
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ネガティブから生成される文章しか書けない話

今まで書いた文章は、ネガティブな感情から作られたものでした。

僕の中で文章を書く行為というものは、自分の記憶を視覚的に保存するための外付けHDDです。それが詩だとしても、小説だとしても、某青い鳥だった媒体としても。
日記とはまた違って、書く内容は今日の出来事だけに限らない。
誰かにどう思われてるかわからなくて怖い、であるとか。あの人のことが愛おしくて夜も眠れない、であるとか。

この文章は珍しく

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ある日の夢

ぽつり、と。

僕は貫禄のある工場(こうば)にいました。あまり、工場(こうじょう)らしくない、鉄骨造で赤錆の多い、工場。
彼は長い足で工場内を進んでいきました。長い赤髪を揺らし、ブーツの硬い音をコンクリートに響かせて。
僕は彼をひたすらに追いかけていて、どんどんと先に行く彼を目で追って、階段を登り、いつからか高いところにいました。一体どこなのか、形容しがたいのですが、高いところにあるのに廊下のよう

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小説家になれない話

ぽつり、と呟くように書き始めます。
初めまして。久瀬 睡と言います。

小学生の時に初めて詩を書いて、十年以上が経っています。その時は毎日何冊も本を読んでいました。漫画、小説、新書、なんでも読んでいました。
でも今の自分は毎日何もせずに、本も読まずぐうたらな生活をしています。
今この瞬間もインターネットで動画を見ながらこれを書いています。小学生の頃は、特に何も疑わず小説家を目指していました。でもき

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#2

母親に、約20年間騙されていた話。

母親のことを、それなりに尊敬していました。
旧帝大卒で、アパレルの店長経験がある。視覚障害などもあり、色々苦労したものの頑張った人。僕には無理なことをやっていて、すごいな、と思っていました。
薄々感じてはいましたが、そんなすごい人間が、中卒の父と結婚するわけないですよね。

少し前に、母が倒れたんですね。僕の家にはほぼ身内がいなくて、唯一身内と言える叔母に連絡

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#1

初めまして。
久瀬と云います。
自己紹介をします。

そこそこに嫌な家庭に産み落ちた、御歳二十歳の学生です。以前は別名義で少しだけ、ここの媒体で日記を書いていました。
出身は中部地方のそこそこ大きな街で生まれ育ちました。
頭も良くなく、普通よりかなり下の頭で、かなり下に見られる高校を出て、そこそこ知られていない大学に通っています。
文系で、趣味はベースやギターをそこそこに弾くことです。まぁ、全体的

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