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カップルの飲酒習慣と長生き

カップルの飲酒習慣と長生き

・はじめに

私たちの生活には、お酒を飲む習慣があります。
お酒には様々な種類があり、個人によって飲酒習慣が大きく異なります。
カップル同士でも、お酒を飲む頻度が違うことで摩擦が生じることもあるでしょう。

今回は、カップルの飲酒習慣が健康寿命に与える影響について、ミシガン大学の研究を参考に解説します。

・研究の概要

ミシガン大学の研究チームは、1996年から2006年までのデータを使い、アメリカの50歳以上の4,656組(9,312人)のカップルを対象に調査を行いました。
調査では、三ヶ月間の飲酒習慣が健康にどのような影響を与えるかを検証しています。

・研究結果

カップルで飲酒習慣が同じ場合、死亡率が低下することが判明したのです。

つまり、お酒をまったく飲まないカップルや片方しか飲まないカップルに比べ、同程度の頻度でお酒を飲むカップルの方が長生きできる可能性が高いということです。

また、適度な飲酒(週1杯程度)をしているカップルは、お酒を飲まない人や大量に飲む人(週8杯以上)に比べて死亡率が大きく低下していました。
特に女性の方に大きなメリットがあることが分かりました。

・適度な飲酒と長寿の関係

適度な飲酒が健康に良い影響を与えるメカニズムについては、研究では明確な結論は出ていません。
ただし、いくつかの仮説が考えられています。

まず、パートナーと同じ飲酒習慣を持つということは、ライフスタイルが似ていたり、一緒に過ごす時間が増えるということです。
このことが、カップル間の親密さを高め、心身ともに健康になったために長生きできた可能性があります。

また、過去の研究では、飲酒習慣が同じ夫婦は喧嘩が減り、ストレスが軽減されることが分かっています。
ストレスが軽減されることで、メンタルヘルスが保たれ、長寿に繋がったと考えられます。

・おわりに

適度な飲酒が健康に良いかどうかは定かではありませんが、パートナーと同じ程度の飲酒習慣を持つことで、カップルの健康寿命を延ばす可能性があります。

お酒を飲む際は、パートナーと一緒に適度に楽しむことをオススメします。
ただし、飲みすぎには注意が必要です。

もしかしたら、お酒に頼らず、お互いの時間を大切にし、ストレスのない生活を送ることが、本当に大切なことなのかもしれません。

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