週に○○分自然の中で過ごせば健康になり、【幸福度】が上昇する

週に○○分自然の中で過ごせば健康になり、幸福度が上昇する
エクセター大学の研究
対象者：2014年~2016年のイギリスの住人

・研究の意図
自然の中で過ごすことには様々なメリットが判明している
(幸福度の上昇、メンタルの改善、集中力の向上、賢さアップ、etc.)
だが、どのくらいの時間を過ごせば効果が出るのかは詳しく調べられていない
今回の研究で、どのくらいの時間を自然の中で過ごせばメリットを教授できるのか調べた

・研究の内容
イギリス政府が行っている自然環境調査のデータを使用して、
2014年~2016年のイギリスの住人19806人がどれくらい週に自然の中で過ごしているか調べた
(自然には、公園、海、森林などが含まれる)
また、誰と行ったか、何をしに行ったのか、健康状態、幸福度、人生の満足度、なども調査した
自然の中でどのくらい過ごせば、メリットを得られるのか調べた

・結論
週に120分以上自然の中で過ごせば人生の満足度が高くなっていた
自然に行かない人に比べて健康状態がよく、幸福度が高かった
過ごす時間が200分までなら、メリットは上昇していくことも判明した
200分以上になると上昇は横ばいになり、300分以上になると上昇することはない
逆に幸福度は下がる傾向があった

自然に行く理由の違いによる効果の違いはなかった
散歩でも森林浴でも、120分以上いれば効果を受けられる
年齢、性別、持病、財産の多寡、居住地による違いもなかった
誰でも等しく、自然の中で過ごせば、自然のメリットを受けることが可能である

120分以下でも効果がないわけではないが、大きくもない
120分が最低ラインである

・感想
自然のメリットはさんざん語られていたが、実際にどのくらいの時間で効果があるのかについては不明であった
今回の研究で週に120分が目安となるだろう
平日は公園を軽く散歩して、休日に自然の中でゆっくりと過ごせば、120分は容易い

それに近年ではテレワークも多くなっているので、田舎でも仕事に困らない
社会はもっと自然の大切さを学ぶべきだろう

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参考文献
Spending at least 120 minutes a week in nature is associated with good health and wellbeing
https://www.nature.com/articles/s41598-019-44097-3