見出し画像

太っていると【失業】のリスクが高くなる

太っていると失業のリスクが高くなる
南デンマーク大学の研究

世界には太っている人もいれば、痩せている人もいます
世界では肥満が問題になっています
肥満が健康問題以外にも問題が波及するかもしれません
太っていると、自己管理ができていないと思われます
そのため、仕事もできないと思われるかもしれません

南デンマーク大学の研究者はデンマークの国民健康調査のデータを使用して、BMIと仕事の関係を調べました
調査対象になったのはデンマークの国民87796人
BMIと失業率を調べて、太っていることで失業しやすくなるのか分析した

WHOの基準では以下のように分類している
BMIが18.5未満を痩せ
BMIが18.5~25を標準
BMIが25~30を太り気味
BMIが30~35を肥満
BMIが35以上を重度の肥満

※日本では太り気味の項目がなく、BMIが25以上を肥満として扱う

分析の結果、失業のリスクが肥満で1.14倍、重度の肥満で1.27倍になった
しかも痩せている場合でも失業リスクが高まることが判明した
痩せている男性では1.45倍、女性では1.14倍になった
どうやら太っていても痩せていても、標準から外れると失業のリスクが高まることが判明した

他にも肥満と健康についても調べており、仕事を病気で欠勤する割合も調べた
男性は、太り気味で1.12倍、肥満で1.29倍、重度の肥満で1.51倍になった
女性は、太り気味で1.16倍、肥満で1.35倍、重度の肥満で1.45倍になった
やはり、肥満になると病気になる確率も上がっていた

会社としても、いつ休まれるか分からない従業員を抱えるのはリスクが高い
クビを切られる可能性も上がるのだろう

ただし、痩せている女性の病欠は0.82倍に減っていた
自己管理ができる分、食事にも気を使っているのだろう

肥満は失業リスクが上がるだけでなく、就職にも不利になる
失業中の人が新しい仕事に就ける確率は低かった
新卒や転職をしようとしても、太っているという理由で採用を見送られる可能性はある
太っていることと仕事ができるかは関係ないが、太っていることにメリットはない

今回の研究はデンマークで行われた
デンマークでと日本では肥満に対する考えが違う
その点は考慮しないといけない
世界的に見て日本人は肥満の人が少ないので、デンマークより肥満には厳しい視線が送られるかもしれない

#肥満
#仕事
#失業
#リスク
#痩せ
#健康
#病気
#病欠
#就職
#転職
#BMI
#WHO

参考文献
BMI and Labor Market Participation: A Cohort Study of Transitions Between Work, Unemployment, and Sickness Absence
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1002/oby.22578

よろしければサポートをお願いします。 これからも良質な記事を投稿できるように頑張ります。