水はどのくらい飲めばいいのか？

水はどのくらい飲めばいいのか？
北京大学の研究
対象者：18歳~23歳の大学生64人

・研究の意図
人体の機能を正常に働かせるには水は欠かせません(体重の60%~70%は水分)
水分補給が認知機能と気分に与える影響を調べて、脱水を12時間行った後に必要な水分量を調べます

・研究の内容
午後8時~午前8時まで絶食してもらう(食べ物と飲み物を禁止した)
午前8時から脱水状態の検査を行った(血液検査、尿検査、気分の調査、認知機能のテストなど)
午前8時半に、水を500ml飲むグループ、水を200ml飲むグループ、水を100ml飲むグループ、水を飲まないグループ、の4つに分けた
午前10時(90分後)に再検査を行い、どの程度脱水状態から回復したのか調べた

・結論
500mlもしくは200mlの水を飲んだ場合、喉の乾きが癒え、気分が改善していた
100mlの水の場合は気分は改善したが、喉の乾きは少ししか癒えなかった
水を飲まなかったグループは気分の改善はなく、喉の乾きが悪化していた

認知機能の改善は500mlの水を飲んだ場合にのみ確認された
脳の働きを最善にするには500mlの水分補給が必要になる

・感想
夜に寝ている間に汗で体内の水分が失われるのは有名な話
夜に失った水分を回復するためには500mlの水は飲みたい
また、朝以外に喉の乾きを覚えた場合でも水分補給は500ml必要だろう

体重の2%の水分を失うだけでも、喉が乾き、運動能力が落ち始める
こまめな水分補給が最大のパフォーマンスを維持する必須要素である

特に、これから暑くなってくるので汗で体内の水分が失われやすい
こまめに水を飲む癖をつけておきたい

#水
#水分
#喉の乾き
#脱水
#認知機能
#気分
#パフォーマンス
#水分補給

参考文献
Different Amounts of Water Supplementation Improved Cognitive Performance and Mood among Young Adults after 12 h Water Restriction in Baoding, China: A Randomized Controlled Trial (RCT)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7662706/