見出し画像

【書く・読む・話す・聞く】 あなたのバランスは、どんな感じ?

私たちは、人から何かを聞いたり、もしくは人に何かを話したり、
本を読んだり、自分の考えを書いたりと、
インプットとアウトプットを繰り返しながら生きていますよね。

「書く・読む・話す・聞く」の4種類の関係性を整理した雑記⤵

乱雑なメモで失礼


あなたのイメージと、だいたい同じでしょうか? それとも違う?

4種の中で、わたしは「書く」と「読む」が圧倒的に好きです。

書くのも、読むのも、「ひとりでする」という点がまず大きい。
それをしながら対話する相手は、いつでも自分。
行為そのものが「静的」な感じがしますが、どうでしょう。

そしてなんと言っても、「書くこと」は人前にさらけ出す前に、ゆっくり推敲して書き直すことが可能。
自分の考えや感情に、ぴったりくる言葉を脳みその中から拾ってくるまでに、ゆとりというか、タイムラグがあるところが、私にとって良いのです。

***

一方で、「話す」「聞く」となると、他者がいることが絶対条件ですし、即興劇みたいなイメージ。「動的」な感じがするんですが、いかがですか。

スピードが速いし、話があらぬ方向に飛んだり、広がり過ぎたりして、とっ散らかった感じになることもありますよね。
結論なんか出ないような、他愛ない会話も多いわけで。

単なる「会話」ではなく、「対話」になれば、新たに発見できることもありますが、良くも悪くも「水もの」。
どのような仕上がりになるかは、他者との共同作業なので見当もつかず、嬉しい発見があるときもあれば、わかりあえずにガックリすることもあります。


若い頃から、いつも思っていました。

わたし、話すの、下手だわぁ


特に社会人になったばかりの頃。

会社内で働くには、圧倒的に有利なのは、「口で、伝えることが上手な人」ですよね。職種にもよるでしょうが。
上司に相談するにも「話す」必要がありますし、人前でプレゼンをするのも「話す」、お客さんと交渉するにも「話す」。
雑談をするのにも、電話するのにも「話す」。
仕事の作業そのものは、ひとりで完結していても、人との絡みが尋常ではない。

まあ、それでも、いちおう普通に仕事をしていたわけなんですが、
内心で「どうも私の脳みそのペースに合わないわ」と感じていました。

思うに、「納得・満足のいくように、人に話せない・伝えられない」ことは、要するに「生きづらい」ってことと、同義なのではないでしょうか。

コミュニケーションって、言葉がメインだから、発する言葉が自分なりに「良い感じ」に表現され、いいバランスに調節されているとき、生きやすさがぐんと高まる感じがします。

若い頃は、今より輪をかけて「話すこと」が下手くそで、
後になって「もっとこういう風に伝えればよかった」と後悔したり、
「言わなくていいことまで、言ってしまった」なんて悶々としたり。

しかし

削除は不可能
相手には、もう言っちまった

そんな経験を何度もしました。


だからこそ、言葉の取捨選択が必然慎重になるのですが、話すことのアドリブ感には、50年近くも生きているのに、未だに慣れませんね。

もちろん、その人とのつきあいの長さ・深度にもよるのですが、
どうしても「ゆっくり考えて、ゆっくり書く」以上の納得感が生まれない。


よくSNSなどで、デジタルタトゥーなんて言われますが、
私としては、リアルの暮らしで飛び交う言葉の方が、よっぽど恐い。
「旦那のあの言葉、一生忘れないから」なんて怒っている知人を知っています(笑) 

自分が書く言葉は、基本的に何度も推敲しますし、
「うっかり、へんな言葉を残してしまった」ということは、多分これからもありません。

私の文章を読んで、不快な人や傷つく人がいるかもしれませんが、それも承知で「しかし、これは書く」と決めているので、「ごめんね」とは思っても、後悔はないんですよね。

一方、リアルの「話す」方では、「文章における推敲タイム」がないので、誰かの心に、とつぜん一生消えないタトゥーを焼き付けないように、注意を払いたいと思います。
一度吐いた言葉は、相手が忘れてくれない限り、消えないので。
多分もう、いっぱい傷つけてきちゃったけれど。

***

noteなどのブログの良いところは、
原則ひとりで完結している「書く」という作業に、「他者とのコミュニケーション」が、ほどよく付加されるところかな。

書くことそのものは、完全にひとりの作業で、納得感・満足感がありつつ、記事を挙げた後には、コメントなどのレスポンスがあったりして、
他者からの共感や、逆に「自分はこう考える」と違う意見もあったりして、新しい見識がもたらされることもある。

そしてコメントをいただいた後、その返信も「自分のペースで、誤解を生まないように気を付けて、考えながら打てる」ところが、私の脳みそのスピードにちょうどいいのです。

これを、リアルの会話で、「瞬時に口でリアクションせよ」と言われたら、
私は書くことと、同じことを口で言える自信が、まったくありません。
適切な言葉を選ぶスピードが、追い付かないのです(涙)

だから、アドリブの効く人や瞬発力のある軽妙なトークができる人に憧れますね。
お笑い芸人さんのエピソードトークなんかを聞くと、展開や間合いや、オチまでの尺の長さまで、まあ上手。
「そりゃーモテるでしょうよ」と思います(笑)
私がお笑い芸人さんを好きなのは、自分にないモノを持っているからかなぁ。

みなさんの、「書く・読む・話す・聞く」のこだわりや、思うところがあったら、ぜひ教えてください。
いつも、スキやコメントをありがとう。


気に入っていただけたらサポートよろしくお願いします。