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創作ワークショップ  内向型人間の居場所はどう作る?

<アートワークショップ事業>

先日、NPO法人 子ども未来研究所さんが主催するチャリティーイベントに参加してきました🌸

NPO法人 子ども未来研究所さんは、現代を生きる子どもたちの健やかな成をサポートするために、アートセラピーに基づいたさまざまなアートワークを展開されています。

わたしが今回参加したのも、開催場所クエスト総合研究所「アートワークカフェ」でオンラインのアートセラピー講座を体験したことがきっかけです。

アートワークカフェ・オンライン3回セット~扉をひらく編 素材一部

今回のワークは、能登半島地震復興支援チャリティーアートイベントで、能登で被災された方々のご理解を頂き、現地で壊れた食器、汚れて着れなくなったお着物などを処分せずに引き取って、それを新しいアートに変えるという素敵な活動でした。

イベント活動費用も寄付されるということで、アート創りや人との関わりを楽しみながらそれが社会貢献にも繋がるという事業は、とても意義のあることだと思います。

<ワークショップ 今後の課題>

創作ワークショップという場を通して学校や職場以外でさまざまな世代の人と関わり自己と他者を承認する。。。評価されない、否定されない場で表現をする。。。そういう場の大切さも身に染みて感じていて。

わたしは大学生になってからこういう場所や活動があると知ったので、子どもの頃に親でも教師でもなく対等な存在として肯定してくれる大人がいてくれたら、どんなに違っただろうと考えることがあります。

だいたい活動としては誰でも参加しやすい温かな場が整えられていることが多いけど、大勢での子どもを交えた創作ワークショップではコミュニケーション、自分の意見を言うことが前提となるし子どもと大人が対等でありながら子どもからは大人として期待される部分もあるので、内向的で人見知り、自己肯定感の低さが根の深いところまで埋まったまま成長した大人がいざ1人でこういう場に出ようとすると、疲れてしまう部分もあるなあと感じちゃいました。

気にしすぎ、なんだろうけどね。やっぱりこういった地域の活動は小さい頃から参加してた子どもとかその親とか、もう家族みたいな繋がりができてることも多いから。

こういう場所に、20代、30代くらいの独身男女がいることって、あんまりないなあ。。。と思いつつ。
子どもと関わる仕事とか、アート関係の仕事をしてなければ、あまり参加する機会もないのかな。。
(「子どもと関わる仕事をしているんですか?」ときかれたけど、そういうわけでもない💦)

貴重な時間だったけど、作りながら話しかけられたり話しながら作るというのがどうやら私はあまり得意ではないようで。。(アートセラピーは自己と他者をアートを通して承認する、というのが目的なのに💦)
参加したはいいけど、自分はやはり内向的で1人でものを考えたりものを創ったりするほうが得意なのかなとも思って、時間内に創作したり大勢の中で作品を発表したり自分が感じたことを言うのは、ちょっとハードルが高かった。

でもこれ、根本的に日本の教育の問題と言うか。。人からどう思われるか過度に気にしたり同質性がよしとされる風潮、考え方に影響されてのことなのかもしれない。

だからやっぱり、ハードル高いと感じることをハードル低くしていくこういった活動やアートワークに早いうちから慣れる環境は必要だ。

アートに答えはない。だから誰にでも開かれたものであるはずなのに、アートに敷居の高さを感じて「絵がうまくないから」とか「発想力もないから」と思って素敵な活動に参加する機会を逃してしまうのはもったいない。

最後に互いの作品をファシリテーターを交えて参加者同士で称賛する場があるのだけれど(このプロセスが大事らしい)作品を言葉にして伝えることや相手に自分が感じたことを伝えるときは、評価にならないように気をつける、というのがとてもデリケートだけれど大切なことだなと思いました。

それでも作品に対して言葉を贈るのは、いつでも人を意図せず傷つける可能性を含んでいるから、怖いとも思ってしまうのだけれど。

人と生きていく中で、自分ができるかぎり思いやりと愛をこめてコミュニケーションをとること。その上で、自分を表現していくことに慣れる。自他を肯定するために。。
世界をよりよくしていくにはそれしかないのかな。。

まずは何より、内向的な自分も認めた上で、楽しむことがいちばん。
自分なりのコミュニケーションをとればいい。うまくなくても。
楽しめないなら、楽しめないことも楽しむ笑
とにかく、違いを楽しむ。同じように楽しもうとしないこと。

わたしのように人と関わるのが苦手で生きづらさを感じている大人にこそ、アートワークショップの重要性を感じてもらえる機会を与えたり、そのようなプログラムを楽しんでもらえることはできないだろうか?

それは、今後の課題かもしれない。

<子どもの友達>

隣に座っていた小学生くらいの女の子がコミュニケーション能力が高くて、「ねえ、年を重ねると何が変わるの?」ときいてきた。

何が変わるのだろう。。。わたしはまだ大人として子ども時代と何か変わったなあと感じることがあまりないから。。

遠慮せずぐいぐいと大人たちに質問できるその子をみて、「人に気を遣って、ぐいぐいいけなくなるんじゃない?」と、漠然とした回答をしたけど、「そうかなあ?めっちゃぐいぐいいってるよ。そこにいるひとたちとか」
みたいに言われて、確かに、もっと大人になるとそうなるのかもしれない、と思った。

それじゃあ、わたしはまだ、子どもなのか。。。
子どもであっても、気を遣う子もいるしね。。

その子は自分が同世代の子たちにおばさんっぽい喋り方だと言われることを悩んでいて、資本主義の社会でどうして学校に行かないと成績がよくならないのかイライラしているということを教えてくれた。

おんなじようなことを考えている!なんだかとても話しやすかったよ。

友達は、どこにいるのか分からないものだね。

作品「ギフト」

自分らしさに自信をもつのって、難しいよね。




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