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退職まで、あと1週間

この記事をご覧いただきありがとうございます。

ここ最近の心境です。

あと1週間で、現在勤めている会社を退職します。

といっても、全く実感がありません。

どこか自分を客観視できてしまっているところがあります。そういえば自分はもうすぐ退職するんだ、くらいの感覚です。

高校を卒業してから約10年間勤めてきて、楽しいことや辛いこともたくさんありましたし、社会人として成長させてくれたこの会社には、たくさんの思い出と感謝があります。

なのに、全く実感が湧かないのです。

あまりに実感が湧かないので、スマホにカウントダウンアプリを入れて「退職まであと〇〇日」と表示させているほどです。それでも、あまり効果がありません。

ありがたいことに、様々な括りで何回も送別会をしていただいていますし、その都度では退職することを噛み締めてはいますが、何より単純に会が楽しかったという思い出が勝ってしまいます。

まあ、無理して実感させようとする必要もない気がしていますが…
人生の中で確実に一番長く事が続いたであろう会社人生10年間(義務教育でも9年間なので)が終わろうとしているのに、こんなに飄々としてていいのかと自分を疑っています。

もしかしたら、いざ退職をしてから少しずつ実感が湧いてくるのかもしれませんね。

退職が迫っている現在はというと、割と普通に出社して仕事をしています。

といっても、すでに業務の引き継ぎと個別案件は片付いたので、最低限のルーティン業務をこなしつつ穏やかな時間を過ごしています。退職が決まる前からは考えられない状況です。ほんとうは非常に忙しい職場なので。

休まないのかと周囲からよく言われます。確かに有給休暇日数は大量に余っていますし、これまでの退職者も有休消化を選択することが通例でした。

でも、休んでもすることないんですよね。いや、なくはないけど。簿記の勉強とか引っ越しの準備とか。

単純に業務の引き継ぎの時間が欲しかったことや、個別案件を綺麗に終わらせたかったこともあります。

なにより私の理想は、最終日まで普通に働いてしれっと職場からいなくなって、残された方々にじわじわとロスを味わせるという、非常にくだらない目論みがあります。

半分冗談ですが、要するに湿っぽい感じで最後を迎えたくないのです。お互いwin-winで明るく職場を去りたいと思っています。

簿記の勉強なんて退職してからでもできますし、引っ越しの荷造りもそこまで時間はいりません。

それよりも、まだ会社に在籍しているなら仕事をしていたいと思い、有給消化をせずに出社するほうを選びました。

結局、自分は仕事が好きなんだなと思いました。なんともはや。

これまでの会社人生を振り返っても、先ほど書いたようにたくさんの思い出がありますし感謝もしていますが、最後までこの仕事が自分に向いていないと感じていました。

逆に10年間もよく頑張ったと自分で思っているくらいなので、後悔や未練はほとんどありません。

今までお世話になった人や仲の良かった人とは一旦お別れですが、長い人生どこで縁があるか分からないので今生の別れとは思っていませんし、また誰かとどこかで会えると信じているのであまり寂しさを感じていません。

また、このご時世柄自分もSNSでたくさんの人と繋がっているので、離れてしまってもみんなが何をしているのかが分かりますし、自分も積極的に発信していきたいと思っています。

なお、退職後は、すぐに広島県尾道市へ引っ越して、落ち着き次第次の職場で働く予定です。

もちろん不安もありますが、その先の道筋が決まっていることや好きな町で暮らせること、第2の人生が始まることの楽しみやワクワクのほうが強いです。

これらのことがきっと、退職することの実感が湧かない要因なのかなと思います。

会社を退職することが一大事というよりは、長い人生のほんの一区切りにすぎないのだと思っている節はあります。

なので、退職する実感は湧かないものの、残り少ない会社員生活を1日1日噛み締めながら過ごしています。

そして、最後は笑って、しれっと職場を去りたいと思います。


でも、最後に泣いちゃったらどうしよう。まあいいや、最後だし。


乱筆にて


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