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サーキュラーエコノミーに関する事業創成プロジェクト#3 ~ビジネスアイデア具体化ワークショップ~

こんにちは、NEXCHAINです。

NEXCHAINでは、様々な業種・業界の企業が集まり、企業単体では実現することが難しい社会課題の解決異業種連携による新たなビジネス創出を目指して活動しています。

その活動の一環として、サーキュラーエコノミーに関する事業創成プロジェクトを立上げ、会員企業の皆様と共に、ビジネスユースケース創成に向けた取り組みを行っています。
プロジェクト概要はこちら:

この記事では、ビジネスアイデア具体化ワークショップでの実施内容(下図黄色部分)についてご紹介します。

前回の「ビジネスアイデアのタネ探索ワークショップ」での実施内容は、下記の記事を参照ください。

今回は上の図のような流れで、参加企業(株式会社日立製作所様、栗田工業株式会社様、株式会社サトー様、サトーホールディングス株式会社様)の多様性を活かし、発散と収束を繰り返しながらアイデアを創る共創型のワークショップを行いました。


他社・他者の学びに触れ視野を拡げる

前回ワークショップ後の事後課題(自社ビジネスの拡大に関連しそうな事例や技術の調査)を通じて得た新たな気づきや発見について、ギャラリーウォーク形式で各社の調査結果を掲載し、共有し合いました。

ギャラリーウォークの様子

貼り出した調査結果を見ながら、それぞれの視点でビジネス検討の参考になりそうな事例やキーワードを書き留めていきます。

自社のビジネスアイデアを創造する

ギャラリーウォークで持ち帰った気づきを基に、企業ごとに分かれ、サーキュラーエコノミーに関するビジネスアイデアを議論しました。

アウトプットのイメージ(NEXCHAIN作成)

このワークでは、サーキュラーエコノミーを検討するためのサークル図を用いて、対象とする製品・サービスや業界ごとに、どのプロセスでどのような貢献ができそうかを描きました。全員で同じ図を見ながら議論することで、共通認識を持ちやすくなり、自社が貢献できるプロセスを可視化することもできます。
このワークは企業ごとのグループで実施しましたので、気心知れたメンバー同士、和気藹々と活発な議論が飛び交いました。

共通点・類似点を探索する

続いて、共創の基盤となる“共通点”を探索しました。ひとつ前のワークで企業ごとに検討したアイデアを基に、様々な視点で重なり合う領域を探ることが目的です。

本題に入る前に、共通点探索のための思考トレーニングを実施してみましょう。
例えば、「りんご」と「枕」の共通点について考えてみてください。
目に見える共通点としては、「3文字」「皮(カバー)に包まれている」等が挙げられますね。

もう少し踏み込んで、りんごの「抗酸化物質」、枕の「良質な睡眠」に目を向けると、「健康向上」という共通点が見えてきます。このように連想ゲームのような発想で、一見関係なさそうでも、どこかで繋がりがあるかもしれない共通点を見つけることが重要です。

その後、トレーニングで学んだ考え方を基に、各社からの発表を聴きながら共通点を書き出し、企業混合のグループで議論しました。

上:ワークの様子、下:アウトイメージ

グループワークでの議論では、先程と同様のサークル図を用いて、共創ビジネスアイデアのラフスケッチを描きました。参加企業が既に推進している事業に関する応用アイデアや、ターゲット製品・業界に関する新しい発想も出てきました。
描いたアイデアをグループの壁を越えて共有し合い、各グループのアイデアが「自社ビジネスに貢献できそうか」という観点で評価し、そのアイデアをより良くする気づきや考えを付け足していきました。

ワークの様子

最後に

第1回、第2回のワークショップを通じ、計6個のアイデアを創出することができました。
全4時間という短い時間のため、各ワークの時間を十分に確保できなかった反省もありますが、参加者からは、「4社の視点から類似性を導出するワークが効果的だと感じた」「様々な企業の視点で出たアイデアに刺激を受けた」などのコメントをいただきました。
新しいビジネスアイデア創出のためのヒントや気づきを、少しでも持ち帰っていただけたら幸いです。

今後は、これまでの取り組みを経て創出したアイデアをブラッシュアップし、ビジネスモデルとして精緻化させていくことを目指します。

NEXCHAINの活動にご興味のある方は、下記よりお気軽にお問い合わせください。


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