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障がい者だけどフリーランスから【完全在宅勤務社員】の転職に成功しました

note読者の皆様はじめまして。障がい者雇用でフリーライター・編集者から完全在宅勤務の社員に転職したスタッフUです。今回はスタッフUの経歴をお話ししていきたいと思います。


ライター・編集歴30余年から事務職への転職を決意ーーところが!

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            自分はもともとライター・編集を会社で10年、フリーで約30年経験していたのですが、ライター仕事はSEOライティングも含め続々と終わり、仕事がなくなりかけていました。

これはもう定職に就くしかない、と決心。アラ60にしてPCスキルを活かせる事務職の完全在宅勤務を探して面談にこぎつけ、無事入社できました。

ライター・編集という仕事のスキルから事務職で応募していたものの、面接時に「ライティングチームがちょうど立ち上がったところでピッタリだと思います」と言われました。

実際、入社が決まると初日からSEOライティングチームに配属されたのには驚きました。

「事務職にチャレンジだ!」と自分としては一大決心をしていたのが、前職と同じ業務をこなすことになり、喜んでいいやら少し複雑でした。とはいえ、慣れた仕事を続けられるのは僥倖です。

フリーライター・編集の仕事はたいてい1日じゅう机の前でひとりPCに向かっています。取材や打ち合わせで外に出ることもありましたが、ほぼ机の前です。完全在宅勤務は仕事の内容が変わってもポジションは同じ。なんだろう、自分……。でも定時があるのは救いです。

ハローワークで完全在宅勤務の希望を伝えて面接アポ確定

完全在宅勤務は、ハローワークで希望を伝えました。自分は透析を受けているため慢性腎不全で1級障がい者と障がい者手帳に記載されています。
車は長時間でなければどこにでも止められますが、許可証には「歩行困難者」と太字で印刷されています。

自分は10年以上透析をしていますが、以前は車で取材先近くまで移動してあとは普通に歩いていました。「なんで歩行困難者?」と思っていたのですが、最近まさにそうなってしまったのです。

5mも歩くと息が上がり、今年になって椎間板のひとつが潰れて右足が上がらなくなる始末。階段はエベレストのデスゾーンに感じます。一歩が出せない…手すりが頼りです。

昨年は息も絶え絶え杖を突いて毎週のように通っていた推しグループのライブにも行けなくなりました(歳を考えろw)。もう無理です。手を上げての振りコピと特典会のチェキが懐かしい……。全てのライブから引退です。
というわけで完全在宅勤務を選んだのは正解でした。

透析は4時間半で最大6kgの除水を毎分300mlという流量でこなしています。
週3回早めに上がらないと透析の時間に間に合わないので、それを許容してくれる会社である必要があります。

そうしたハンデを抱えているので、はじめから健常者対象窓口でなく、障がい者専用の窓口で相談しました。窓口は1つしかありませんでしたが相談している人もおらず、すぐに対応してもらうことができました。

じっくりヒアリングされたあとに渡されたぶ厚い求職票の中から希望の給与額と仕事内容から4社を選びました。
職安はその場で面接のアポを取ってくれるのもありがたいです。

アポは担当職員さんがその場で電話して取ってくれ、相談に行った日に面接日が決まるのはありがたく感じました。電話でのアポ取りは緊張しますからね。緊張しいの方はメリットの多いハローワークを積極的に利用していいと思います。

アポが取れたのは2社で、両社とも完全在宅勤務でした。時給は片方のほうが良く、ライター仕事が途切れて金欠気味だった自分はそちらが第一希望でした。

しかし面接日は第2希望の会社が先で、話も盛り上がって好感触。この段階で「この会社に受かるといいな」と思っていました。
第1希望の会社の面談日より前に、入社決定の通知が届いたスピード感で、そうなると保留などできません。アラ60にそんな余裕はないからです。

面接は両社共にリモートでした。これは障がいを持つ身には嬉しいことです。

ハローワークでわかったのは、コロナ禍を経てリモートワークがかなり広範の会社に普及していることです。特に障がい者雇用は全国から募集するとあって、前出のように求職票が驚くほどの量となるわけです。

1人で仕事をするのが好き、通勤が苦手な人に完全在宅勤務はおすすめ

もちろん健常者の方でも在宅勤務の募集はあります。が、当初1か月は出社して研修を受ける、週・月に一度は出社するなどの規定があり、電車通勤が苦手という方には少々きついかもしれません。

障がい者雇用でも同様の規定がある場合もあります。そう考えるとリモート勤務が普及したいまは、完全在宅勤務は通勤や、人のいるところでの仕事が苦手という方にもメリットは大です。

ちなみに自分は人のいるところでライティングをするのが苦手。若いころの通勤も「このルーチンを何年続ければいいんだ」と絶望した気持ちと表情で激重メタルをヘッドフォンで大音量で聴きながら通っていました。

なんの保証もないフリーランスが怖くて二の足を踏んでいましたが、なってみると自由。当時は紙媒体も多く、もっと早く会社を辞めていればかなり儲かったじゃないか! と後悔しました。
出版社での給料は30歳超えで手取り20万円でしたから。
しかも定額使い放題のタイムカードなし。なので大遅刻で堂々と通ってやりました。

完全在宅勤務は、書斎にベッドがあれば起きて2秒で机前という超高速出勤が可能です。これはライター・編集時代から同じでした。締め切り前はうだうだせず、いきなり全力で原稿という地獄も何度あったことか。

現在はというと、仕事に集中するときは集中、そうでないときはゆったりと完全在宅勤務ライフを送っています。

透析日が週3日もあり、その日は早退しなければならない自分を受け入れてくれた会社には感謝しています。

スタッフU


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